松尾休憩所にて起床!
身支度を整え、部屋を掃除し、7時20分出発!
今日もツライ行軍は続きます。
まあしかし。去年、何の準備も知識もなく、芦別岳という山に登りかけ→途中でリタイアしましたが。
靴が違うからか、今回の方が楽な気もしないでもなく。
(芦別岳リタイアの話はこちら↓↓)
焼山寺道を行く!
当然ながら、昨日に引き続きの超弱足モードですから、何人もの十一番札所から出発のお遍路さんに追い抜かれつつ・・・。
浄蓮庵(一本杉庵)到着し、お大師さんに出会う。
像の背後に立つのが一本杉です。
浄蓮庵を出発し出会った、謎の干物。
十二番札所到着!
そんなこんなで、昼過ぎに、ようやく焼山寺到着。(´Д⊂
納経後、和歌山の高野山で声をかけた兄ちゃんに再会。
彼は別格も合わせて廻っているそうで、また何処かお会いするかもね〜という事でお別れです。
(高野山で出会った兄ちゃんについてはこちら↓↓)
次の十三番まではルートにもよるが、20.8km。
明日以降の到着になりそうです( ̄▽ ̄)
焼山寺出発!
本日の参拝も終了。
今夜の寝場所へと向かいます。
昨日今日と、結構な汗をかいたので。今夜は温泉にでも入って、ゆっくり疲れを癒したい!
というわけで、焼山寺から10km程歩いたところにある「神山温泉」で入浴しつつ。
温泉の裏にある「農村ふれあい公園」を寝場所にしようと思います!( ・∀・)
プチトラブル発生!
焼山寺山下山中、どうにもこうにも腹が減る。
用意した食料は全て食い尽くし「何でもいいから胃に入れたいよ~」とワタクシ。
ヒダル神にとり憑かれたのか、飢え死に寸前です。
焼山寺なら、人が集まるお寺だから出店や茶屋など、何かしら口に出来るだろうという考えが甘かった。
完全に食糧調達ミスです。
今なら人様の畑の野菜だって、お地蔵さんへのお供え物にだって手が伸びてしまう自信で満々です。
「だ・・・誰か!ワタクシに食料を!!!!」
息も絶え絶え、ヨロヨロと歩いていると、おお!これぞお大師さんのお導き!!
無人の直売所を発見!!!
これぞ天の助けとばかり、名物蒸し芋200円を購入!
こうして九死に一生を得る事が出来ました( ^ω^ )
鍋岩到着!
さらに進むと鍋岩という集落に到着。
「神山温泉」への道筋を訪ねようと、バス遍路相手の直売所に寄ってみると「休んでいきなさい」とお茶とお菓子のお接待を頂き、「息子の嫁が北海道出身なんだよ〜」なんて四方山話をしながら休憩。
立ち去り際、お礼にお札を貰って頂くと、恐縮されながら、お菓子、さらに売り物のミカン5個、これまた売り物の梅干し一パックもお接待として頂いてしまう。
ありがとうございますm(_ _)m
ちなみにワタクシ。四国に来てからは、すれ違う人への挨拶が大事と己に課しているわけですが。
道端にて、ご挨拶したオジサンに今度は柏餅2つを頂いてしまう。
お礼を言うと、「俺、糖尿だからよぉ」との事。
ありがとうございますm(_ _)m
先程までの飢え死に寸前状態は何処へやら!?あれよあれよという間に食物が集まってきます。
まるで、求めよ!信じるものは救われる!!的な勢いですw
思わぬ再会!
さらに道を進み、ようやく神山温泉まで残り3kmくらいのスーパーに到着。
当座の食料としてスパゲッティを買い込み、外に出ると・・・。
一昨日、ワタクシを鴨の湯まで案内してくれたハマコー似のオッサンに遭遇してしまいました!
(ハマコー似のオッサンについては、四国歩き遍路3日目参照)
どうやらお墓参りの帰路だったようで、とりあえず神山温泉までの道程を教えて頂く。
さらに日本酒、ビールも頂く。
一番嬉しかったのは、四国四県の野宿遍路、野宿適地と無料宿泊所情報が記載されている一覧表を頂いた事。
あのオッサン、実はお大師様だったのかしら〜。と思うワタクシでありました・・・( ̄▽ ̄)
神山温泉到着!
足を引きづりつつ、ようやく神山温泉に到着。
ちなみにこちらは、神山スキーランドホテル内にある「日本超古代研究所」の看板。気になる!!
近くにある「道の駅 温泉の里神山」で蕎麦を食べ「神山温泉ホテル四季の里」に向かっていると、バス遍路のツアーバスが通って行きます。
中から数人が、ワタクシに向かって手を振っています。
皆様からの応援にちょっと照れてみたり(*´д`*)
本日の寝場所到着!
その後、無事に寝場所予定地に到着。
温泉の裏の東屋で一服していると「私、さっきバスの中から手を振ったんだけど・・・」とおばさんが一人やってきました。
続いて「一人で廻っているの?」とか、「今日は何処に泊まるの?」とかお約束の質問。
さらに「そうだ!良いものをあげる」とホテルの中に引っ張りこまれ、おばさんの宿泊している部屋へ連れ込まれました。
お茶をご馳走してくださり、極めつけはここの温泉の入浴券まで頂いてしまう。
うわ~これも有難い。でも入浴券には宿泊者専用と書いてあるが大丈夫なのだろうか!?
お礼を言って、おばさんとツレの方に納め札をお渡しする。
おばさんから、旅が終わったら連絡しなさいよと電話番号を渡された後、部屋を辞去させて頂きました。
飢餓から始まる怒涛の食糧接待、そして〆はお風呂まで・・・お四国パワーって凄い!
ホントありがたいです。
その後、疑われる事なく2日ぶりに入浴終了。
暗い中でテントを組み立て、就寝。
ちなみにココ、トイレと水はないようです。見つからなかっただけですけど。
本日の歩行距離 18.96キロ。
歩数 36464歩
お接待された物 お茶、お菓子、ミカン5個、梅干し一パック、柏餅2つ、日本酒、ビール、無料宿泊所一覧、温泉入浴券。
2018追記
神山温泉ホテル四季の里
日帰り入浴600円。10時~20時(10月~3月)10時~21時(4月~9月)第4火曜定休(祝日は営業)売店・レストラン有り。無料休憩室ありだそう。
ヒダル神について
人間に空腹感をもたらす憑き物で、行逢神または餓鬼憑きの一種。主に西日本に伝わっているそう。憑かれるとされる場所は大抵決まっており、山道、峠、四辻、行き倒れのあった場所などが多いとの事。
山道、行き倒れがあった場所など出会ってもおかしくない該当地域ですが、現代風に訳すと「シャリバテ」( ̄▽ ̄)
日本超古代研究所について
日記中の写真、日本超古代研究所・・・。
Bスポマニアのワタクシ的に、遍路中で無ければ、いや、足があれば確実に寄ったであろう気になるスポットですが。
著作を探してみたら、アマゾンの中古品でのみ発見。
やはり、神山は神おわす地なのかもしれません・・・( ̄▽ ̄)
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こな辺では極度の空腹を「ふだるい」といい、件の神様?のことは「ふだる神」と発音してますネ!
ふだる神=ひだる神。発音違いで同じ人ですね!
阿波神山の看板・地域の歴史の古さ・神山や鬼籠野などの地名。
密かに神秘的な何かがあるなと睨んでますw
友達に焼山寺って覚えてるって聞いたら、もー地獄だったって言ってました。でも、中途にある東屋みたいな所で休んでいたら、地元の男の人が二人来て遍路道を見て回っているとの事、危険に感じたらしいが荷物を持ってあげるとしつこく言われ、持ってもらって何とか焼山寺の近くまで送って貰ったと言ってました。でもね、もし
悪い人だったらと思うと怖いですね。人を信用するかしないかの見極めって難しそう。特に人気のない山道なんかね。
世の中で一番怖いのは人間ですものね~。
ちなみにワタクシ、今はリアルで旅の途中でしてw
コメント頂いても返信が遅れる、また、全てに返事は難しいと思います。
ご理解くださいませ<(_ _)>
うらやましい、気を付けてね^^