皆楽公園キャンプ場にて起床!
昨夜は、隠し持っていた発泡酒一本しか飲まなかったので、なかなか爽やかな目覚めw
何と言っても寝起きの風景がこれですから、爽やかさ更に倍増です。
天気良し、体調良し、今夜も呑めそうって事で!?10時過ぎ出発。
「皆楽公園キャンプ場」素敵な場所なのでリピ確実!!(・∀・)
本日のミッションはこちら!
本日のミッションは、あの!伝説の!北海道B級スポットの雄としても名高い!!
「北の都 芦別の大観音像」への潜入ざんす!!(旧芦別レジャーランド、現ライフステージホテル天都)
まずは、R275空知国道を北上し浦臼町へ。さらにr278奈井江浦臼線→r139江別奈井江線にて奈井江町へ。
そしてR12中央国道→r114赤平奈井江線にて上砂川町経由の歌志内市に到着です。
- 人口 3133人(2019年12月31日時点)
- 1831年(天保2年)からの松前藩の知行地(上カバト場所)、1890年(明治23年)、滝川村から当市域を含めた奈江村(現砂川市)が分離新設されたのが歌志内の開基。
- 地名の由来は、アイヌ語の「 ota-us-nay(オタ・ウシ・ナイ) ~砂浜・ついている・川」からの転訛。
- 日本一人口の少ない市。
まずは「道の駅 うたしないチロルの湯」にお立ち寄りです。
こちらの道の駅の売りはズバリ漬け物。
併設の「漬物処チロル」では、地元のおばあちゃんが漬けた漬物など常時30種類以上の漬物が並んでいます。
結構珍しい種類の物も売っている&全て試食オッケーって事で、一番気に入った漬け物を土産にゲット。
※「漬物処チロル」は2019年2月に閉店
r114からR38芦別国道へ!
歌志内町から赤平市を抜けて、本日のミッションの地である芦別市に昼過ぎ到着。
- 人口 1万3211人(2019年12月31日時点)
- 1893年(明治26年)、山形県出身佐藤伝次郎が歌志内からパンケホロナイ(常磐)に入植したのが芦別市の開基。
- 地名の由来は、アイヌ語の「as-pet(アシ・ペッ) ~灌木・川(灌木の中を流れる川)」からの転訛。
- キャッチコピーは「星の降る里 あしべつ」ご当地名物はガタタン(含多湯)
「道の駅 スタープラザ芦別」で購入した豚串をオカズに、お弁当タイム後、数分でお約束の地「北の都 芦別」に到着です。
まずは、こちらが1993年当時のCM。
そして、こちらが2012年の「北の都 芦別」の遠景。写真左から「大観音像」「ホテル五重の塔」「ホテル三十三間堂」
五重の塔は世界最大級の五重塔との事。
そんでもって、北海道大観音入口にてパチリ。カブちゃんと比べてもなかなかの大きさです。
入り口の案内板によると、大観音像の高さは26階建のビルに相当する88m。
頭の後ろに付いている光背の直径は33mで高さ、規模ともに世界一の観音像だそうです。(自称)
※後日調べたところ、世界で4番目、日本では2番目に高い観音像のようです。
- 1位・・・中国海南島の南山海上観音聖像(135m)
- 2位・・・宮城県仙台市の仙台大観音(100m)
- 3位・・・中国湖南省の沩山千手千眼观音圣像(99m)
- 4位・・・芦別大観音(88m)
そして、これが胎内めぐりのご案内。
胎内めぐりは、エレベーター・エスカレーターにより安易に参詣でき、観音様の胸元(20階)に位置する天望台からは素晴らしい展望を楽しめるとの事。
ちなみに観音像の前に広がる庭園は、 タージ・マハルの庭園を模したインド風庭園だそうです。
芦別大観音に潜入!
建物内に入ると、通常500円の拝観料が300円と掲示されています。
受付のオバチャンに理由を聞くと、しばらく前の大雨で館内が雨漏りし、エレベーターが使用禁止になっているとの事。
初っぱなから、トホホの臭いがプンプンするぜ!( ̄▽ ̄)
歩いてでも見に行ってやんぜ!と意気込んでいると、オバチャンの責任でエレベーターを動かして、最上階まで連れていってくれるという有り難いお申し出。
その代わり、帰りは歩いて降りてきてねって感じです。
もちろんですとも!(・∀・)
そんなわけで、オバチャンの後に付き、いよいよ大観音の深域に突入デス!
中華ちっくなエレベーターホールに向かうと、ホールの天井からは雨漏りでデロデロになった天井紙がぶら下がっています。
修繕すると100万円くらいかかるそうです。
そしてこちらは、阿形・吽形の仁王像。
オバチャン曰く、向かって左手の金剛像は、お客さんから怖いと言われる事が多いそうです。
「力士像の方は何も言われないのに不思議ね~」と仰っていましたが、もしや何かが宿っているのかもしれませんw
驚愕の大観音像!!
さて、エレベータにて最上階に赴かんとするオバチャンとワタクシでしたが・・・。
え!?ええーーーー!?Σ(゚д゚lll)
(ワタクシ、内心驚きの叫び)
なんと!オバチャンが、エレベーターの扉を手でこじ開け始めたではありませんか!!((((;゚Д゚))))
乗り込んだ後も、いろいろボタンを押しつつ「あれー?閉まらないな~」なんて、呑気な事を言ってます・・・おいっ!本当に大丈夫かっ!?
とりあえず「閉じ込められたら、呼び出しボタンを押せば何とかなりますよね~?」と軽いジャブを打ち込んでみると。
敵もさる者「このボタンは、実は何処にも繋がってないの~w」と、実に見事な強めの右ストレートで返ってきました。
まあ、いざという時は携帯があるさ・・・しかし携帯は圏外(;´Д`)
ドキドキしながらも最上階に到着すると、今度は室内が真っ暗です。
「あ、電気のスイッチを点け忘れてたわ~」とオバチャン。ネタ満載で、これだけでも来た甲斐がありました。
大観音像胎内めぐりスタート!
エレベーターで1階に戻っていったオバチャンが電気を点けるのをしばし待ち、いよいよ胎内めぐりの始まりザンス(・∀・)
まずは、大観音の胸元、最上階の天望台から見た風景。
ホテル五重の塔や芦別市内が一望出来ます。
そして、一番札所、祈りの広場の観音様。
観音様の裏側は狭い廊下が続き、真っ暗闇の中を胎内めぐりが出来る仕掛けです。
続いて18階の二番札所、白衣観音&十二神将。
向かって左から「迷企羅(メイキラ)大将」「白衣観音」「伐折羅(バザラ)大将」
大観音像内にある仏像や仏具は、インド、中国、台湾、日本など各国から15年の歳月をかけて収集され、中国の彩色師が修理したものだそうです。
無病息災のご利益があるそうなので、賽銭は入れずにお参りだけしておきました( ̄▽ ̄)
お次は16階にある三番札所、龍頭観音&四天王。
左から「廣目天」「増長天」「龍頭観音」「持国天」「多聞天」
ご利益は商売繁盛、緒願成就。もちろん仕事運向上を願って、手を合わせます。
そして14階、四番札所は「虚空蔵菩薩」「如意輪観音」「勢至菩薩」
交通安全のご利益。旅の安全を願って以下省略。
12階、五番札所は「日光菩薩」「延命南海観音」「月光菩薩」
健康、長寿、老後幸運のご利益です。まかり間違って長生きした場合の為に、お参りしておこうかと。
まだまだ続く!大観音像ワールド!!
胎内巡りスタートから、はや40分経過。ようやく半分まで降りて参りました。
10階の六番札所は「地蔵菩薩」「慈母観音」「地蔵菩薩」
ご利益は子宝、水子供養。ワタクシには関係ありませぬが、妹夫妻の為にとりあえず参拝。
8階が七番札所ですが、降りる途中にこのような案内板。
もちろん拝観料以外は払う気ありませんが、どうも竹の子剥ぎの臭いがします。
降りてくる途中の壁にも、寄付者の名前が連なった額縁がズラリと飾られていましたし。
これ↓青い額が一万円寄付者。
信心深いジジババなぞは、ガッツリお金を注ぎこんでいくんだべな~。
各階に安置された仏像自体は、色彩艶やかで見ていてなかなか面白いんですがね~。
あ、そんなわけで「普賢菩薩」「聖観音」「文珠菩薩」です。
先程の案内板によると交通事故・災害事故・病魔から守って頂けるとの事。
6階の八番札所に降りると趣向が変わり、守本尊祈願所として干支守本尊が並べられています。
干支ごとにズラリと並ぶ、癌封じ観音。
発ガン性物質がウヨウヨしている時代で、やはり癌は怖いですからね~。一応参拝しておきましょうかね~。
正直、福島県近辺を中心に将来的には癌患者が続出していくんじゃないかしら・・・と危惧するこの頃デス。
4階まで降りると、九番札所で今度は仏教資料館。
世界の仏具と仏像・薬師如来を収蔵した仏教資料やら、五十六観音の大理石彫刻壁画が展示されております。
気に入ったのを数点チョイスしてパチリ。
仏像もパチリ。
最後は2階の十番札所、満願祈願処。七福神がズラッと並んでお出迎えです。
スタンプ帳を購入して、ラリーをしてってくださいねーみたいな。
何処までも暴利w( ̄▽ ̄)
オバチャンの話によると、以前は「ホテル五重塔」から「大観音像」までモノレールで繋がっていたそうですが、老朽化の為に現在は撤去。
この「ホテル五重塔」ってのもなかなか一癖あるらしく、いずれは突入してみたい場所ですわなw
※北の都芦別は、現在、一般人立ち入り不可かと?(2020追記参照)
ミッション終了!
今日の予定を堪能したところで、本日の宿泊地に向かって出発です。
R38から町道経由で中富良野町へ→さらにr759奈江富良野線にて上富良野町へ。
そして、r581留辺蘂上富良野線からr70芦別美瑛線→R237富良野国道を経て美瑛町へと向かいます。
- 人口 9912人(2019年12月31日時点)
- 1894年(明治27年)旭地区に兵庫県出身の小林直三郎が入植したのが始まり。1900年(明治33年)に神楽村(現旭川市)から分村し、美瑛村開村。
- 地名の由来は、アイヌ語の「piye(ピイェ) ~油(硫黄が溶け込んで川が濁っていた)」からの転訛。
- 「日本で最も美しい村連合」加盟町。「美しく、明朗で王者の如し」という意味を込め「美瑛」の漢字が充てられたそう。
途中で雨にも降られましたが「道の駅 びえい・丘のくら」の中にいた為、大きな被害には遭わず。
雨上がりの空には大きな虹がかかっていました。
そんなわけで、本日の宿泊地は美瑛町にあるライダーハウス「蜂の宿」に1年ぶりの投宿でゴザイマス。
(前回の宿泊の様子はこちら↓↓)
蜂の宿IN→落ち着いた後は、もちろん電車式居酒屋にて飲酒コースです。
飲酒前半は「昨日のフェリーで北海道に上陸→明日のフェリーで帰る未来の体育教師」&「明日はススキノに突撃君」と飲酒。
飲酒後半は、蜂の宿の連泊組とパチリ。
それなりに人もいて、楽しく飲めましたとさ。めでたしめでたし(・∀・)
※「蜂の宿」は2019年に閉鎖
2020追記
北の都芦別について
- 1970年(昭和45年)、「芦別レジャーランド」として開業。宴会・婚礼施設を備えたホテルや温水プール、ショーステージ、ボウリング場、熱帯植物園、お祭り広場、屋外遊園地、大浴場などを備えた若者向けの施設として展開。
- 1972年(昭和47年)、高齢者にも親しみやすい宗教観光路線へ転換。
- 1974年(昭和49年)、聖徳太子と十二支が奉られた神社型テーマパーク「十二支苑」建設。
- 1978年(昭和53年)、世界最大級の五重塔である「ホテル五重塔」を建設。
- 1988年(昭和63年)、会社名・施設名を「北の都 芦別」に改称。
- 1989年(平成元年)、世界平和や北海道の発展の願いを込めた「北海道大観音」が建立。
- 1993年(平成5年)、京都の古寺を模した「ホテル三十三間堂」が開業。
- 2004年(平成16年)、子会社として「有限会社ランド」を設立し、累積債務の整理と経営再建を計画。
- 2007年(平成19年)、北の京芦別を精算し、「ランド」に経営権を譲渡。
- 2008年(平成20年)、「株式会社 北の京芦別」は特別清算を受け、2008年11月まで「ランド」が営業
- その後も経営面で不安定が続き、不動産所有権が福島県「豊島硝子」へ→さらに芦別市内の「株式会社アイカム」へ。
- 2012年(平成24年)、奈良県の「アコンプ」が施設を買収→合宿・教育訓練に特化した宿泊施設として「ライフステージホテル天都」へ改名。(ワタクシはこの時に探訪)
- 2013年(平成25年)、某宗教団体が大観音像を購入。その他施設も占有し、今に至る状況。
というわけで、現在も施設は現存するものの、宗教団体が所有している為、一般人の立ち入りは難しいかと思われ。(入信すればイケるかと)
「北の都 芦別」についてはこちらでも特集されています(・∀・)
「エレベーター内蔵 高さ88mの巨大観音」「北の国の廃墟」「夕張の町並み」「炭鉱遺産を彷徨う」などなど。
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