心配だった天気も無事回復。

これで、山越えもなんとかなりそうです。

ちなみに、今日のルートは、「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」とも謳われる阿波三大難所の一つ〜四国巡礼でも随一の難所と評判の、12番札所の焼山寺へ至る道・・・。

12キロ程の距離ですが、遍路転がしと呼ばれる険しい山道が続き、しかも山二つ越えときたもんだ。

健脚5時間、並脚6時間、弱脚8時間かかる道程です。

通常の歩き遍路の装備は、女は4~6Kg、男は5~7Kgが限度と言われている中、ワタクシの荷物は14~15Kg・・・。

募る不安感・・・足にはマメ・・・全く自信がありません(>_<)

とりあえず、超弱足時間になる事だけは必須と、今日は中間地点の柳水庵を目指す事に決め、食料は3食分をコンビニで用意。


まずは11番札所藤井寺へ向かいます。

鴨の湯からはたぶん2kmくらい

向かう途中、11番の参拝を終えた、昨日のマメオジサン2人組とすれ違いました。

聞けば、既に寝袋などは送り返し、焼山寺にはタクシーで行く事にしたそうです。

昨日の話的には。「俺ら山屋!縦走も趣味でこなしてたから!」みたいな話も聞かせて頂いたわけですがw

自称歩き野宿遍路が一組脱落!マメオジサン達、今後も良い旅を!!っー感じで( ̄▽ ̄)


藤井寺での参拝納経終了。

いよいよ戦々恐々な山登りスタートです。

どこからか、自称山菜採りに来た地元のオジサンが現れ、「一緒に行ってあげる!荷物を持ってあげる!」と後を離れてくれない・・・(´Д`;)

またもや危険警報発令デス。

被害妄想と言われてしまえば、それまでですが、山の中や野宿を想定して何が一番怖いったら人間が一番怖い。

とりあえず休憩してやりすごし、先に行ってもらいます。


焼山寺山登山ちう・・・

四国随一の遍路転がしと言われるだけあって、正直半端なくツライです。

数十m歩いては休みの繰り返しじゃないと、ワタクシの体力ではとうてい無理ですゴザイマス(>_<)

トボトボ歩いていると、またもや先程の山菜オジサンが出現。どうやら真面目に山菜採りに勤しんでいたようです。

話を聞くと、今日はワラビ採り目的で来たが、オマケのイタドリばかりしかない・・・なんてぼやいています。この山は山椒魚も生息していて水が綺麗なのが自慢だとも仰っていました。

別れ際、山菜オジサンにイタドリを貰い、食べながらの山登り再開。

水分補給にもなるし、酸味が疲れに効く気分。

やるなイタドリ!そして、疑ってすまなかった!オジサン( -_-)


その後も苦労しながらの厳しい山行は続く。

柳水庵まで、ようやく半分以上きたな~と一息入れていると、首に巻いていたはずの手拭いがない事に気付きました。

ガーン( ̄□ ̄;)!!!!

かなりの大ショック。

普通のタオルならなんて事ないが、この手拭いは四国パワーを入れてきてと友人からお預かりした大切な物。

戻るべきか、諦めるべきか・・・。

とても迷うが、どの時点で落としたのか??見つかるかどうか当てもない状態で下山というリスクを負う事もできず、後ろ髪引かれながら先を急ぐ事に決定。



さらに山道を進む。

薄暗く霧がかかり、なんとなく神秘的な雰囲気が漂います。

道の途中には数えきれない数のお地蔵さんや供養碑が佇み、何人の先人がここを通り、志半ばで倒れていったのだろうと神妙な気持ちになってみたり。

焼山寺へ向かう歩き遍路道。

2008/04/10 12:13 焼山寺へ向かう歩き遍路道。

そして、ふと耳を澄ますと、どこからかシャリンシャリンという鈴の音色が・・・。

やってきたのは、歩き遍路のオジサン。

来る途中のどこかで般若心経の書いてある手拭いを見かけなかったか?と聞いてみると、それらしき物を1時間くらい前に見かけたと言う。

でも、だいぶ始めの方だったねとのお言葉も・・・(^_^;)

戻るべきか、諦めるべきか・・・。

このまま進めば多分この先、ずっと後悔し続けるであろう。

あるという事がはっきりしたのであれば、時間と体力を使ってでも取りに戻るべきではないか!?

考えた末、山を下るに決定。

ただし、荷物があると大変だからと、チェーンをつけて丸ごと放置です。まあ、こんな山の中誰も来やしないだろうけど( ̄▽ ̄)


そんな感じで、荷物という足枷から解き放たれたワタクシは、もはや超弱脚からスーパー並脚にレベルアップ!!(・∀・)ノ

下りは足早に順調に進み、途中若い兄ちゃん遍路に出会いました。

彼にも一応聞いてみると、お地蔵さんのそばで見たかもしれないとの事。

手掛かりはさらに増え、さらに下山。

40分後、無事念願の手拭いとご対面〜!!

ホントに山の入り口だ~よ(;_;)

まあ、見付かったので良しとしよう☆彡

誰かと出会わなかったら、このまま諦めていたこの一件。

宗教かぶれする気はサラサラないが、絶妙な采配に四国のお大師さんパワーを垣間見た気がするこの頃です。


荷物回収後、数時間の予定遅れで柳水庵に到着。

柳水庵から少し下った場所に、地元の人達が建ててくれた、宿泊もできる畳敷きの遍路小屋があります。

2008/04/11 07:23 柳水庵近くの遍路小屋。松尾休憩所

有難い事に毛布、座布団も用意されているので、食料さえあれば快適に一晩を過ごす事ができる所です。

ちなみにトイレぼっとん、水あり、電気なし。(←今は電気もあり)

先客は、先程の一時下山中にすれ違った兄ちゃんと鴨の湯でもお会いしたおじさん。そしてワタクシと計3名様。

仕事で台湾に住んでいたという兄ちゃんは、次なる海外での生活が始まるまでの間、30日間で行けるとこまで進む予定の駆け足遍路だそう。

おじさんは仏教知識にも詳しい方で四国を8回廻る旅の途中だそうです。

おじさんには夕食のラーメンを作る際の卵、ネギを分けてもらい、その他、お米やナス、インスタント味噌汁まで頂いてしまう。

ありがとうございますm(_ _)m

電気がないので早めの就寝。


本日の歩行距離 19.52キロ。

歩数 37551歩。

お接待された物 イタドリ、米、ナス、ネギ、卵、インスタント味噌汁。


追記

遍路小屋〜地元有志の方が設置してくれている、お遍路さんの為の休憩施設。トイレが有ったり無かったり、水も有ったり無かったり。休憩施設なので、必ずしも宿泊適地というわけでは無いです。

今回宿泊させて頂いた、松尾休憩所は11番藤井寺〜12番焼山寺までの、ほぼ中間地点にありまして。17時までに焼山寺にたどり着く見込みが無い場合はココで一夜を明かす事をオススメします。

さらに、松尾休憩所までの道は当然山道。焼山寺以降も食料買出しが出来る場所が数時間は無いので、宿に泊まる方以外は、登山に見合う十分な食料が必要不可欠です。(ワタクシは飢え死にしそうになりましたw)

鴨の湯→藤井寺の間に食料が補給できる店は無いので、鴨の湯近くのコンビニにて補給は必須。







焼山寺山(938m)登山ちう

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