国民宿舎 古岩屋荘にて起床!
5時半起床。
寒さに凍える事も無く安眠。すっごい快適に過ごせましたw
今日の任務は、フロントで荷物を預かってもらい→山谷袋のみで3km程先の「四十五番札所」を打つ。
即座に「国民宿舎 古岩屋荘」戻って、荷物回収後→一刻も早く山を降り→理想は、通夜堂のある「四十七番札所」にたどり着く事ですが。
29km弱歩き、尚且つ納経時間に間に合わねばならないので、いまいち自信がない。
さりとて、久万高原を降りた後は野宿適地が「四十七番札所」まで無さげなのが辛いところです。
とりあえず「四十五番札所」を打ってから考えよう・・・(;´Д`)
弁当分だけ米を炊き、身支度も完了!
お楽しみの朝御飯の時間がやって参りました。
昨夜に引き続き、()内はワタクシの推定する料金です。(当社比)
生卵(20円)、牛乳(70円)、納豆(30円)、湯豆腐(230円)、キャラブキ(30円)、蒲鉾(30円)、味付け海苔(30円)、ご飯(150円)、味噌汁(50円)、沢庵(20円)
ワタクシの想像的には計660円相当の食事っつー事で( ̄▽ ̄)
7時50分、リュックを宿に預かってもらい出発。
(昨日の様子はこちら↓↓)
r12西条久万線を東へ!
3km程の歩き遍路道は、相当辛い罰ゲームで時間も余計かかるので、今回は迷わず車道経由で向かいます。
しかし、案内板を見ると「四十五番札所」までは車道4kmの登り道・・・。
往復8km。納経に30分かかるとして・・・「国民宿舎 古岩屋荘」戻って来れるのは11時過ぎか・・・。
(※安全パイとして時速3kmで計算しています)
宿から標高710mの「三坂峠」まで14kmくらい・・・って事は、峠到着は15時半過ぎ。
「三坂峠」から「四十六番札所」まで8km弱、最終目的地の「四十七番札所」はさらに1km先・・・。
うわー!単純計算しても間違いなく無理!
昨夜から感じていた懸念が今、現実に!!
「四十七番札所」到着時刻は推定で18時半以降で、確実に納経時間に間に合いません。(よって、通夜堂宿泊も不可)
「三坂峠」を下る前までは、スキー場入り口や三坂峠PAなど、野宿場所も豊富ですが。
標高710mとなると、久万高原よりはるかに寒いだろうと馬鹿でも予想がつきます。
かといって「四十六番札所」までの間は泊まる場所の心当たりは一切無し。
ワタクシ、大ピンーチ!!
状況はまさしく!
生きるか死ぬかの、Dead or Alive!!(;´Д⊂)
救世主現る!?
悩みつつ歩いていたワタクシの眼前に、突如として一台の軽トラが停まりました。
窓から顔を覗かせたのは、なんと!?
昨夜フロントで話し掛けてきた「元帯広畜産大・日帰り入浴のジイサン」ではないですか!!
しかも「四十五番札所」まで送ってくれるという、有難い車接待のお申し出です!!
ピンチの時、必ず助けがやってくる法則!
またもや、お四国パワーが炸裂です!!(・∀・)
道中聞いた話によると、ジイサンは久万高原町にて、今はリンゴ農園を経営しているそう。
リンゴの産地となると、この近辺の気候は青森とか長野辺りと似ているのかもしれません。
そりゃ寒いわ~(;´Д`)
お陰様で「四十五番札所」の麓にある駐車場に到着したのが「国民宿舎 古岩屋荘」出発から15分後の8時5分。
勿論、感謝×2で納め札も受け取って頂きましたm(__)m
思えば、昨朝の寝坊から始まる一連の出来事全てが、ここに繋がっていたのかもしれません( ̄▽ ̄)
四十五番札所到着!
駐車場からは歩いて20分の参道を登り、8時24分「第四十五番札所 岩屋寺」に到着です。
御真言 のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん 御詠歌 大聖の いのる力の げに岩屋 石のなかにも 極楽ぞある 本堂の頭上に聳え立つ絶壁は、金剛界峰。 点在する岩窟(岩屋)では、いにしえより多くの僧が籠り、修行を行っていたそうです。 本堂のそばにある岩屋(法華仙人堂跡)には梯子で登る事も可能。 さらに、本堂下の深さ10数mの洞窟内での「穴禅定」、山中の三十六童子と番外を巡り札を納めていく「三十六童子行場」など、山岳修行場が盛り沢山! 「別格三番 慈眼寺」以来のアドベンチャースポットですな( ̄▽ ̄) (別格三番についてはこちら↓↓) そんなわけで、参拝・納経終了! 8時45分に寺出発。 次の寺まで29.5km!頑張れワタクシ!!(ノД`) 「四十五番札所」を出発後は、再び来た道を急ぎ足で戻ります。 ちなみに、9時過ぎのこの近辺の気温は5℃。 すっかり紅葉の季節で、普通に初冬の北海道並みの気温です。 夜半や明け方はさぞや・・・((((;゚Д゚)))) 宿泊まりは正しい選択でしたw 9時25分に「国民宿舎 古岩屋荘」に到着。 リュックを受け取り→休む間もなくそのまま出発。 ここまでで、最初の予測より2時間半は儲けた計算です。 必死こいて歩けば何とかなるような予感!? 11時15分「久万公園」に到着。 「国民宿舎 古岩屋荘」から休み無しで歩き続けたので、さすがに休憩です。 13時、スキー場入り口にある「皿ヶ嶺登山口休憩所」にて休憩。 水洗トイレ、テントが張れる休憩所・コンセント付き。 なかなか素敵な場所ですが、今の季節にここで夜は越せない(;´Д⊂) とりあえず、14時頃までに「三坂峠」の下り山道に入れれば、17時までに「四十七番札所」にたどり着けるやもしれん。 最悪「四十六番札所」の納経にさえ間に合えば、「四十七番札所」の駐車場にテントを張る選択肢もありうる( ̄ー ̄) 13時28分、久万高原町と松山市の境界「三坂峠(標高710m)」に到着! 「四十六番札所」まで、あと8.2km! ここから先は、ひたすら山道を下り続けるだけなので、16時頃にはなんとか辿り着けそうな予感です(・∀・) おまけ 道中見かけた宿の案内板。 素泊まり1泊2000円。男女別ドミ。エアコン・洗濯機・インターネット・シャワーは無料ですって! 合格!!(・∀・) おまけ② 途中で見つけた案内板。 「三坂峠」からの下り山道は「久万街道」と呼ばれているそうで。 明治25年に旧国道が開通するまでは、松山~上浮穴郡・高知を結ぶ重要な街道で、高知に向かう際の最大の難所だったそうです。 確かに、標高数十mの松山側から標高710mの三坂峠までは、有無を言わさぬ登り続けの道。(標高差600数十m) 逆打ち遍路は、さぞや辛い思いをする事でしょう。 途中、土日のみ開いている接待所の「坂本屋」にて、柿・お菓子・お茶のお接待を頂き、土産にミカンまで頂いたので、納め札を受け取って頂きました。 ありがとうございますm(__)m 山道を抜けた後は、r207三坂松山線→r194久谷森松停車場線を北上。 15時47分「第四十六番札所 浄瑠璃寺」に到着です。 御真言 おん ころころ せんだりまとうぎ そわか 御詠歌 極楽の 浄瑠璃世界 たくらえば 受くる苦楽は 報いならまし サクサクと参拝、納経を済ませ先を急ぎます。 次の寺まで0.9km!(・∀・) 道中、路傍に打ち捨てられた城に感銘を受けつつ、スタコラサッサと先を急ぐワタクシ。 そんなわけで!16時27分、今日の最終目的地「第四十七番札所 八坂寺」に到着!! 御真言 おん あみりた ていぜい からうん 御詠歌 花を見て 歌詠む人は 八坂寺 三仏じょうの 縁とこそきけ 参拝・納経も、何とか17時までに済ませる事が出来ました。 思えば、今朝の「リンゴ農園のジイサン」との再会がなければ、間違いなく路頭に迷っていた事でしょう。 ワタクシが昨日、寝坊した事から始まる一連の出来事は、全て必然だったのかもしれません。 今夜は八坂寺さんの電気や布団も完備された通夜堂でゆっくり休めそうです。 無料で泊まらせて頂ける上、チオビタドリンクのお接待まで頂き、大感謝! 周りに買い出しできる店がない為、インスタントの味噌ラーメンを食べて就寝。 おまけ 2008年四国遍路での「四十五番札所」~「四十七番札所」までの様子はこちらで。 歩行距離 25.75kmくらい お接待された物 車接待・お菓子・柿・ミカン・チオビタドリンク 計8556円 本日の日記はいかがでしたでしょうか? またもや訪れた、不思議の国お四国でのミラクル。 しかし!お大師さんのサプライズは、まだまだ終わらない!!(断言) 続きも楽しみ!と思って頂けましたら、Amazonギフト券での投げ銭も大いに歓迎しております( ̄▽ ̄) お帰りの際は、清き2票を投じて頂けると嬉しいです。 つーわけで、To be continued!(・∀・) 「ブログ村」と「ブログランキング」のランキングに参加中。 お帰りの際は、バナーを応援クリックして頂けると多々感謝!(それぞれ、1クリック=1票ゲット。順位向上にご協力お願いします)( ̄▽ ̄)
r12西条久万線を西へ!
r12からR33→R440へ!
久万高原町から松山市へ!
第四十六番札所到着!
第四十七番札所到着!