屋根付き地場産物直売所にて起床!
6時半起床。
何回か寒さで目が覚め、完璧に寝坊。
せめて5時起床→7時半出発が目標でしたが、結局9時に出発です・・・(;´Д`)
今日は愛媛の軽井沢と呼ばれる「久万高原町」に向かう日。
連日、夜の気温は一桁です。
生きるべきか死ぬべきか、数日悩みましたが・・・四国上陸初の宿を取る事に心を決めました。
でもって「滝ノ上橋休憩所」から「四十四番札所」までは、下坂場峠→鴇田峠を通り15.2km。
四十四番札所→四十五番札所までは、歩き遍路道で8.4km。(鎖場付きの険しい山道含む)
そして、本日のお宿は「四十四番札所」から車道経由で7.4kmくらい。
「四十五番札所」からなら、歩き遍路道経由で2.9kmくらいです。
今日中に「四十五番札所」まで打てれば御の字。
間に合わなければ、翌朝、宿に荷物を預かってもらい、軽装で「四十五番札所」を攻める作戦です。
近くには一泊630円で泊まれるキャンプ場もありますが、今は11月。
標高560mで冬装備なしで泊まるのは狂気の沙汰w
前回は四十四番近くにある「久万公園」で二泊しましたが、5月でも寒くて新聞にくるまって寝たくらいですから・・・(;´Д`)
(昨日の様子はこちら↓↓)
r42久万中山線を東へ!
澄み切った水を湛える田渡川を横目に、r42久万中山線を東へ向かいます。
途中、昨日、十夜ヶ橋で会って挨拶を交わした区切り打ちのオジサンに遭遇。
見ていると、どうも歩き方が痛々しい。
聞くと、足の裏に豆が出来ていて、かなり辛いらしい。
今回は四十三番札所から打ち始め、5kgの荷物でも相当負担になっているそうです。
多分、まだ体が歩くのに慣れていないかと思われます。
「愛媛を打ち終わる頃には、体も出来上がって辛くなくなりますよ」と慰めるが、松山辺りで帰ってしまうそう。
時間がたっぷり取れるって、お金にならないけど幸せです( ̄▽ ̄)
鴇田峠へ!
標高570mの下坂場峠を越えると、そこは久万高原町。
- 人口 7288人(2021年1月1日時点)
- 面積583.69㎢、人口密度12.5人/㎢
- 四国八十八ヶ所の四十四番~四十五番札所がある。
- 県内市町村で最大の面積。
いったん標高520mまで下ったのち→11時13分、いよいよ、鴇田峠への山道へと入ります。
四十四番札所まで、7.8km。
大して辛くない山道だったと思うが、頑張るぞ!!おー!\\ ٩( ‘ω’ )و ////
途中、山羊さんを見ながら歩を進め~。
道中、先程のマメオジサンとは違うオジサンに追い抜かされつつ~。
13時、標高790mに位置する、鴇田峠に到着です。
峠の案内板によると、鴇田峠は二名地区と久万地区を結ぶ主街道として賑わったそうで。
昭和30年頃までは、この場所に茶屋もあって、行き交う人々が一休みする場所だったとの事。
第四十四番札所に到着!
下りの道も特に大変な事はなく、間もなく久万高原町市街地に到着です。
明日のお弁当のオカズや予備食などを買い出し後、14時23分「第四十四番札所 大寶寺」に到着。
御真言 おん まか きゃろにきゃ そわか 御詠歌 今の世は 大悲のめぐみ 菅生山 ついには弥陀の 誓いをぞまつ ちなみに「大寶寺」は境内に入る手前から「素人のワタクシでも、感じとれるくらい神聖荘厳な気」が漂っておりまして。 なんとも厳かな気分に浸れる、強力なパワースポットです。←あくまで個人的主観。 境内に入ると奥の方から太鼓の音が・・・何か祭りの最中かな!? 行ってみると、大師堂にてお坊さん逹が数人集まり、何やら儀式めいたお務めの最中。 そんでもって、若い坊さんが参拝客に声をかけ、 ・・・と、じんわりとした半強制的なやり取りの最中。 ワタクシの前にいた車遍路のご夫婦は、数千円程払っているようなご様子。
お大師さんは、寺と寺の間にいるの!!( ̄^ ̄)(心の声)
・・・と、セールス・押し売りお断りオーラを漂わせつつ、隅っこで参拝するワタクシ。
こんな具合で「お遍路していて、身に付くメリットとデメリット」とは!?
日常に起こる出来事は、全て必然!
トラブルでさえ、次に起こる、より良い最善な道への予兆!!
・・・という、素敵なお蔭生活が日々続いている為。
それこそ過剰&異常&傲慢なくらいに、自分の判断力に自信を持つようなる事でしょうかw
ある意味良くて、ある意味良くない生活っつーことで( ̄▽ ̄)
サプライズ再び!
参拝・納経終了!
次のトレッキングへと向かう前に、ベンチに座って弁当を食べていると。
私服に輪袈裟を下げた育ちの良さそうな兄さんから「歩いて巡られてるんですか?通しで?」と声をかけられました。
兄さんは愛媛県内の方で、今日は、この寺に用事があって来ているだけとの事。
でもって、何だかワタクシの風体に感銘を受けてくれたらしく、2000円をお接待して下さいました。
すると、一歩遅れてやってきた坊主で作務衣の兄さんが「これもどうぞ」と1000円をお接待して下さいました。
最初の兄さんに納め札をお渡ししましたが、二人揃って帰っていく様子や立ち振舞い、先程の読経の賑やかさを見ると・・・。
もしや、今日は近隣の坊さんもやって来るような祭りごとで、二人とも僧侶だったのかもしれない・・・と、今更ながらに思いました。
どちらにしろ、今日はデカイ金が飛んでくな~という矢先に頂いた3000円、有り難く宿泊費の足しにさせて頂きますm(__)m
もしかすると、今朝の寝坊もこの一期一会の為の一石だったのかもしれません。
お四国で起こる事は全てが必然!!( ̄▽ ̄)
本日の寝場所に向かって!
さて「四十四番札所」を打ち終わり、時間は15時をまわってしまいました。
間違いなく「四十五番札所」の納経には間に合わなそうな予感~。
さらに!一つの大きな懸念も出てまいりましたが!!
まずは本日のお宿にたどり着くのが先決です。
「四十四番札所」からは、標高差155mのプチトレッキングをしつつ→r12西条久万線へ。
16時18分、今が春夏ならばここに連泊したであろう「ふるさと旅行村」に到着。
今夜の寝場所まで、あと4km!
(ちなみに、ふるさと旅行村の詳細はこちら↓↓)
17時20分、今夜のお宿「国民宿舎 古岩屋荘」に到着。
時間的に下手に山道に入らず、車道経由で来て正解でした。
おまけ
「国民宿舎 古岩屋荘」の近くの大岩。
「古岩屋」は、長年の水の浸食により剥き出しになった岩肌に無数の穴が開いた姿が特徴だそう。
前期中新世の地層が残る高さ60m~100mの礫岩が連なり、国の名勝地にも指定されているとの事。
国民宿舎 古岩屋荘にIN!
フロントにて「日帰り入浴の地元のジイサン」に話しかけられたので、しばし世間話。
若い頃、帯広の大学で酪農の勉強をしていたそうです。
その関係で、襟裳町とか大樹町にも行った事があるらしい。
とりあえず、お疲れモードなのでサクサクと話を切り上げお部屋へ。
エレベーターはなく、三階の客室まで階段という古い作りが欠点ですが、ちゃんとちゃんとの旅館です。
一泊二食のお値段は6800円。
ワタクシにしては大盤振る舞いですが、命には代えられませんw
洗濯が洗剤付き200円、乾燥機15分100円だったので、久々に洗濯機での洗濯。
エアコンをガンガン入れ、寝袋も乾燥させます。
本日の夕食はこちら!
宿の自販機で高い缶ビールも買って~。
18時、今日一番のお楽しみの夕食です!
食堂に行くと、先程フロントで話しかけてきた「日帰り入浴のジイサン」とまたもや遭遇→「頑張れよ」と去っていかれました。
そんなわけで、本日の夕食です!(カッコ内は推定金額)
チキンカツ(360円)、煮物(180円)、 刺身(480円)、魚の甘露煮(200円)、魚の南蛮漬け(130円)、漬物(20円)、昆布の佃煮(50円)、玉子豆腐(105円)、フルーツ(100円)、ご飯(150円)、味噌汁(50円)←あくまでワタクシの想像。
味はそれなり。高く見積もって1800円相当の食事と見た!
やっぱ、基本的に宿泊はテント、食事を豪華にってのがワタクシに合っているかと思われ。
本日の酒の肴(犠牲者)はこちら!
ワタクシの席の右隣が観光らしいご夫婦。左隣が遍路らしいオッサン一人。
ご夫婦の方は、夫婦喧嘩寸前の熱い舌戦を繰り広げてる最中だったので・・・。
まあ、酒の肴はこのオッサンでいいか( ̄▽ ̄)
話し掛けてみると、やはりお遍路。
岡山県の方で20年位前に一度歩きを、今回は車で回っているとの事。
定年になるまでは、岡山で放送局関係の仕事。
今は中国の大学の客員教授として月一で日本語を教えに行っているそう。
クルーザーも持ってたりなど、ブルジョワジーなオッサンでした。
途中で「訳わからん仏教話」や「歩き遍路は足元の装備が大事」という講釈が始まり、次第に話し掛けた事を後悔する羽目に・・・(;つД`)
言っちゃなんだが、スポーツサンダル+インソールが最強です!( ̄▽ ̄)
食事の後は、もちろん温泉に~(・∀・)
露天風呂が無いのが非常に残念ですが、久々にゆったり寛ぐ事ができました。
たまにはこんな休暇も良いかもしれん・・・。
出来れば、海の幸満載の高知で酒池肉林を楽しみたかったです。
ふかふかお布団で、幸せ気分で就寝(*´∀`*)
おまけ
2008年四国遍路での「滝ノ上橋休憩所」~「四十四番札所」までの様子はこちらで。
歩行距離 21.48kmくらい
お接待された物 3000円
- 賽銭 2円
- 納経 300円
- パン 157円
- 焼鳥串 250円
- 洗濯・乾燥 400円
- 缶ビール 400円
計1509円
2021追記
国民宿舎 古岩屋荘について
- 入浴料 大人450円、小学生250円、幼児150円
- 入浴時間 12時~20時(最終受付19時半)
- 泉質 アルカリ性低張性鉱泉
- 洗濯機200円・乾燥機15分100円(11時~16時)
- レストラン 11時~14時半、17時~20時(Lo19時半)
- かけうどん(そば)500円~名物はキジ鍋定食・シシ鍋定食(各1650円)
宿泊は最安の「お遍路さんリーズナブルプラン」で1名1室8250円(税込)~のようです。(5名以上だと6350円~)
本日の日記はいかがでしたでしょうか?
宿に向かう途中で感じた『一つの大きな懸念』とは!?
ここ、テストに出ますんで、次回の更新まで心に留めておいて下さいませ。(すでに伏線も隠されている)
続きも楽しみ!と思って頂けましたら、Amazonギフト券での投げ銭も大いに歓迎しております( ̄▽ ̄)
お帰りの際は、清き2票を投じて頂けると嬉しいです。
つーわけで、To be continued!(・∀・)
「ブログ村」と「ブログランキング」のランキングに参加中。
お帰りの際は、バナーを応援クリックして頂けると多々感謝!(それぞれ、1クリック=1票ゲット。順位向上にご協力お願いします)( ̄▽ ̄)