十夜ヶ橋の通夜堂にて起床!
5時15分起床。
朝食は、昨夜買っておいた半額弁当。
行動中も、金山出石寺アタックの際のパンの残り・お接待された食料で過ごすつもりなので米は炊きません。
半額海苔弁を食した後、7時20分出発。
炊事の手間やテントの撤収がないと、時間の短縮に繋がるわ~(・∀・)
次回、また利用する機会があれば、今度こそゴザを借りて「野宿修行霊場」の神髄を!?
・・・否!人がいなけりゃ、確実に通夜堂を選択するかなと( ̄▽ ̄)
(昨日の様子はこちら↓↓)
R56を東へ!
途中から新谷の町並みを抜ける、r230柳沢新谷停線へ。
8時10分、R56との再合流点に佇む「神南堂」に到着。
テントも張れる板間付きの東屋、薪で沸かす風呂も隣接されています。
しかし、トイレらしきものは見当たらず。
惜しい!(;つД`)
※2021追記 HPに『お遍路小屋 五右衛門風呂 トイレ 素泊まり可』と記載有りでした。
参考までに→神南堂.blog
奇跡のサプライズ!
「十夜ヶ橋」からR56を約1.5km歩き→裏道で新谷の町並みを抜ければ「神南堂」
「神南堂」から先も、R56を約1.5kmだけ歩き→山道や裏道→内子町を過ぎるまでは、再び国道に出ることは無い行程です。
交通量の多いR56をテクテク歩いていると。
突然のサプライズがやってきました!!
なんと!北海道斜里町にある「ライダーハウス クリオネ」で、昨年の10月にお会いしたタツヤさんとの突然の再会です。
愛媛県在住で、五十三番の近くに住んでいると言ってたような気がしたので、松山に入ったら連絡してみようと思ってましたが。
どうやら四十三番の近くにお住まいだったらしく。
たまたま松山に行く用事でR56を走っていたら、ワタクシが歩いていたとの事。
わずか1.5kmの間で、偶然発見ってのはかなりのミラクル!
ウォーリーを探せ!!並みに難易度高しw
ホント、お大師さんってば、粋な計らいをしてくれます(・∀・)
タツヤさんからは、美味しそうなシュークリームを差し入れしてもらい、納め札を受け取って頂きました。
有り難うございますm(__)m
(ちなみに、前回のタツヤさんとの出会いはこちら↓↓)
諸事情により、2019年にライダーハウスは廃止。現在はキャンプ場・ゲストハウス・バンガロー等が営業中。
(現在のクリオネについてはこちら↓↓)
大洲市から内子町へ!
劇的な再会を果たした後は、再びR56を東に向かい、大洲市から内子町へと突入です。
- 人口 1万5235人(2020年11月1日時点)
- 面積299.43㎢、人口密度50.9人/㎢
- 白壁と木蝋のまち
- 昔の風情を残す街並み「八日市護国」は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
- 「八日市護国」を貫く「八日市道路」も日本の道100選に選定されている。
- その他、「かおり風景100選」「日本の棚田100選」「農村景観100選」「新・日本街路樹100景」など100選だらけの町。
その後、山道へと入り・・・。
内子市街地手前の「内子運動公園野球場」にてオヤツタイム。
こちらはトイレも水洗、目の前には公園もあり、食料さえあれば三ツ星クラスの野営地です。
ちょうど紅葉も見頃。冬将軍の到来も間近!?
おまけ
途中で見かけた、池に浮かぶ東屋です。
東屋遠景
東屋近景
大きさは人が居住できる普通の東屋サイズ。
見た感じ、ボートの横付けも出来るようになっているような!?
一度は泊まってみたい気もするような、しないようなw( ̄▽ ̄)
本日の寝場所候補地は!?
10時半、内子町の重要伝統的建造物群保存地区「八日市護国」を通過。
古い街並みと内子座が有名ですが、ワタクシ、この手の建物は黄昏時が合うと考えております。
さらに、第一野宿候補地まで結構な距離がある為、寄り道せずにサクサクと通過。
ちなみに今日の第一野宿候補地は、旧小田町上田渡にある「滝ノ上橋休憩所」
以前、ここでお昼にスパゲッティを茹でた事があり、その際に野宿適地だなと感じた記憶あり。
距離は十夜ヶ橋から28kmくらいです。
第二野宿候補地は「道の駅 小田の郷せせらぎ」
道の駅なので、快適環境は間違い無さげですが、次の日3km打ち戻るか、農祖峠越えになってしまうのが難。
距離は十夜ヶ橋から26kmくらい。
第三野宿候補地が、十夜ヶ橋から20km程の距離にある「千人宿大師堂」
「大師堂を作って、千人の遍路に接待すれば願いを叶えてやろう」
・・・とここに住む人の祖先が夢の中でお告げを受け、一念発起で作ったとされる場所です。
大師堂だから無料でしょうが、その他の詳細はわからず。
そして、第四野宿候補地が、十夜ヶ橋からの距離13km、前回お世話になった「お遍路無料宿」です。
しかし距離が近すぎる上、布団、コンセント、トイレ有りだが、水が無かったような記憶。
いきなり雨が降りだす、トラブルが起こって足留めされるなどが起こらない限りは無い選択かと・・・w
・・・と!言ってるそばから、トラブル発生!!
途中で出会ったヌコ様がワタクシの荷物の上に居座る、人の体に上りたがる等、異様に人懐っこく、早くも足留めです(;´Д`)
数十分ほど戯れた後、後ろ髪引かれつつ出発。
車に轢かれるなよ~(;´Д`)
第四寝場所候補地に到着!
内子町中心街を抜けた後は、R379にて東に向かい→12時半過ぎ「お遍路無料宿」に到着。
先程、ヌコと戯れてた時に通り過ぎていった兄ちゃんが休憩中。
ワタクシと同じく「テント野宿遍路」で、お四国は初めてだそう。
初めてのお四国の感想を聞いてみると「納経はしているけど、参拝は本堂だけしかしていない」そうで。
最近になって「きちんと、大師堂もお参りしておけば良かった」と後悔しているそう。
奇跡のタイミング・お四国パワー!!も特には体験していないとの事。
なるほど・・・( ̄▽ ̄)
とりあえず、オカルトくさい話で恐縮ですが!
大きなお蔭を頂いたり、ミラクルを体感するには「昔からのルールに則ってというのが基本原則」かと個人的には思います。
作法ってのは、何かしらの意味があるからこそ、現代まで残ってるわけですからね~。
ダレている兄ちゃんを残し、出発。
ちなみに、「お遍路無料宿」のトイレは簡易ではなく、普通の和式ボットンですが、綺麗に掃除もされていて気分良く使えるトイレでした。
でも水が無いのはな~(;´Д`)
第三寝場所候補地に到着!
14時半「千人宿大師堂」に到着。
中に入ってみるとこんな感じ。
布団もあるので、寒い日にも良い感じです。
しかも、ここに泊まると、お接待として隣のうどん屋からうどんが届けられるようです
しかし、水もトイレも見当たらず。
水くらいなら、近隣から頂く手もありますが、人家のある場所でトイレ無しはちと厳しい。
即座に却下です!
第一寝場所候補地に到着!
R379をさらに東に進み、15時18分に旧小田町へ突入。
- 四国山地の中に奥深く入った山村。
- 西は900m、東には1500m級の山々が連なっている。
- 気候は冷涼であり、冬季には積雪もみられる。
- 特産品は、葉たばこ・しいたけ・花卉類。
その後、あわや迷子か!?という事態に陥るも、通りがかりの親切な兄さんのお蔭で事なきを得ず。
(R380とR379の分かれ目にて、進む方向に迷いが生じた)
17時頃「滝ノ上橋休憩所」に到着。
田舎なのにトイレは水洗。素晴らしい!(・∀・)
しかし、休憩所自体はテントが張れない仕様です。
・・・と考えていると、犬連れの地元のオジサンが登場。
・・・とオススメされ、缶コーヒーまでお接待してくれました。
さらに、
・・・という情報も頂きました。
・・・が、トイレはボットン、水は貯め水らしいという話です。
即座に却下!!( ̄▽ ̄)
犬連れオジサンとの四方山話
オジサンは70才くらいの方で、50年くらい前は、東京で学生をしていたそうで。
休みの度に1ヶ月はバイト、1ヶ月はテントやバーナーを背負って「ヒッチハイク&歩き&登山の旅」を繰り返す生活だったそうです。
「カニ族よりずっと前の話で、今の旅人の先駆け」みたいなもんだと仰っておりましたが。
50年も昔に、愛媛のこんな片田舎から東京の大学に・・・なんて、よっぽどのボンボンと見た!?
ちなみに息子さんが結婚して小樽にいるそうで、ちょくちょく秋~冬の北海道にツアーで行っているそうです。
去り際、100円のお接待もしてもらい→納め札も受け取って頂きました。
どうぞ、いつまでもお元気で!(・∀・)
そんなわけで、今夜は明日の標高600m弱の久万高原に向けての試金石。
テントに収まり、辛ラーメンで体を暖めつつ→就寝。
おまけ
2008年四国遍路での「十夜ヶ橋」~「滝ノ上橋休憩所」までの様子はこちらで。
歩行距離 24.45kmくらい
お接待された物 シュークリーム・缶コーヒー・100円
- 煙草 410円
計410円
本日の日記はいかがでしたでしょうか?
そろそろ佳境に入ってきた「四国歩き遍路2巡目第一部」
お大師さんは、サプライズ精神旺盛なので、この先も粋な計らいが目白押し!!
続きも楽しみ!と思って頂けましたら、Amazonギフト券での投げ銭も大いに歓迎しております( ̄▽ ̄)
お帰りの際は、清き2票を投じて頂けると嬉しいです。
つーわけで、To be continued!(・∀・)
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