旅シーズン到来!
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・再び旅の季節がやってきました!(・∀・)
今回のカブ旅のミッションは、昨年から始まった「道の駅スタンプラリー」の最終章ざんす!(残り15駅)
スタンプ帳の締め切りが2013年3月までなので、昨年の苦労を水の泡にしたくなければ、やるしかないのです!(>_<)
二度とやるか!!と思いつつ、遅ればせながらの正午出発。
今回の装備
ちなみに今回のカブ旅の仕様はこんな感じ。
今年は水濡れ防止対策で箱二つ積み。
そして、蓄電用のソーラーパネルとウグイス嬢的役割のまんべくんも忘れずに。
Goal Zero GUIDE 10 PLUS + NOMAD 7 PLUS V2 ソーラーパネルキット
さらに、ちょっとした手回り品を収納するために「メッシュインナーラック」も新たに取り付けてみました。
何しろ昨年の仕様がコレですから↓↓ずいぶんとスッキリした予感!?
リュックのお口パックリで、財布を落とす心配もありませんw
(ちなみに昨年のお口パックリ事件はこちらで↓↓)
本日の第一ミッション!
旭川からr98旭川多度志線→R275空知国道といつもの路で南下します。
途中、r98にてゲリラ霧雨に若干やられたものの、初期装備でもなんとかクリア。
14時、浦臼町の「道の駅 つるぬま」にて小休止。
14時半、本日の第一目的地「月形樺戸博物館(旧樺戸集治監本庁舎+樺戸博物館本館)」に到着です。
とりあえず、入館前にモグモグタイム。
今回もお弁当箱持参で経費節約!
さらに、水筒持参、麦茶パック持参で毎日の飲み物代も節約ですw(・∀・)
いざ!月形樺戸博物館へ!!
そんなわけで、大人の社会見学の始まりざんす!
ここに来たら二度と帰れないと恐れられた、北の監獄を堪能します!
「旧樺戸集治監」は、明治政府に反抗する危険分子や凶悪犯を隔離するために1881年(明治14年)に設置された、国内で三番目に古い集治監だそうです。(網走の集治監設置は1891年)
収監されていたのは、大政奉還後に起こった、佐賀の乱・神風連の乱・秋月の乱・萩の乱、そして西南戦争等の士族の反乱軍、自由民権運動での逮捕者などの政治犯。
さらに、刑期12年以上や無期懲役囚などの凶悪犯が送り込まれていたとの事。
北海道を開拓したのは屯田兵!と思っている方もいらっしゃると思いますが!?
彼らが来る前に基幹工事を行ったのが、収監された囚人逹。(現在のR12・R39・R333などは囚人労働によって開削された道路)
1886年(明治19年)~1891年(明治24年)の間、多くの犠牲を払って完遂された北海道の各地を結ぶ道路網。
極寒の原始林を人力で切り開く工事は、罪を犯した者に課せられたとはいえ、余りに苛酷で非人道的だったそうです。
博物館大満喫!
網走市の「博物館 網走監獄」が、等身大のジオラマと再現しつくした建物群が売りの大型観光施設だとすれば。(入館料も大人1100円とお高め)
「月形樺戸博物館」は、現存する建物こそ本庁舎のみで、規模も網走監獄には遠く及びませんが、豊富な映像資料・細やかな概要資料等が充実。
たった300円で、ここまで楽しめるとは!良い意味で期待を裏切られました。(内部の写真撮影禁止というのがネック)
(網走監獄についてはこちら↓↓)
先日のチャリ旅では、R12直線道路のど真ん中「道の駅 ハウスヤルビ奈井江」にてゲリキャンさせて頂きましたが。
イマイチ夢見が悪かったのも、囚人逹の怨念が染み着いているからなのかもしれません。
(先日の道の駅 ハウスヤルビ奈井江泊についてはこちら↓↓)
一直線に続く道路を走り抜ける時。一面に広がる広大な田畑を眺める時・・・。
もうひとつの北海道裏開拓史とも言える物語を知っておくのも、面白いかもしれません( ̄▽ ̄)
月形町から新篠津村へ
16時半までのたっぷり2時間、集治監を堪能したところで、お次の目的地へと向かいます。
R275→r1121月形幌向線にて新篠津村へ。
さらにr139江別奈井江線にて17時過ぎに「道の駅 しんしのつ」に到着→スタンプゲット。
たかが石狩川が取り残された跡の池しかないくせに、隣接のキャンプ場が1000円とはこれ如何に!?(大人1000円、小人500円)
(北海道のキャンプ場ならば、よほどで無ければ500円程度で抑えて頂きたいなと)
同じく併設の温泉「たっぷの湯」の送迎バスのオジサンとしばし話し込んだのち出発。
新篠津村から当別町を抜けて、石狩市へ
r139→r81岩見沢石狩線にて石狩市到着。
さらにr81からR231石狩国道→r225小樽石狩線にて、19時前に今夜の寝場所「ライダーハウスKAZE」に到着。(こちらは無料)
男小屋には大学生チャリダー2名、ライダー1名。
女小屋は本日もワタクシの独占です。トイレは水洗、電気も煌々で居心地良し!
やはり、札幌・小樽方面へ出向く時の一泊目はここに限りますな!(・∀・)
(ちなみに前回の探訪についてはこちら↓↓)
本日の最終ミッションへ!
本日の最終ミッションは「ライダーハウスKAZE」から徒歩圏にある「石狩温泉 番屋の湯」にて、「食事付き温泉プラン(1200円)」堪能計画です。
前回訪れた時に知ったプランですが、料金には入浴料+レストランの全メニューの中でのお好きな一品が含まれます。
レストランラストオーダーが20時の為、食事→入浴になったのが残念ですが、狙うは最高値の「鮭釜飯の刺身・天婦羅付きセット(1480円)」!!
しかし大人気メニューらしく、すでに売り切れ・・・(;つД`)
とりあえず、高値メニューNo.2の「握り寿司セット(1280円)」の気分でもなく。
結局、高値No.3の「牛フィレステーキセット(1000円)」と生ビール祭りで割引中だった「中ジョッキ(300円)」が今夜の夕食となりました。
なかなか豪華!風呂とコレで1500円ですから、超コスパ良し!!(・∀・)
(※2020追記 現在の入浴+食事セットの有無は不明。ランチバイキングが好評みたいです。)
食事の後は、露天風呂にて秋の虫逹の音色に耳を傾けながらの雅な入浴・・・。
(※北海道では、お盆を過ぎれば秋の風と言われています)
至福だわ~゜+。(*′∇`)。+゜
ライハに戻った後、旅友のこぶちゃんからメールが来ました。
どうやら、自宅の裏山にあるキャンプ場にINしたらしいです。
行けねーっつうのw
風の吹くまま気の向くまま、どこかで呑める事を願いつつ・・・ご利用は計画的にね!!というわけで→就寝。
道の駅スタンプ1ヶ所GET!(残り14駅)
2020追記
月形樺戸博物館について
- 開館期間 4月~11月(期間内は無休)
- 開館時間 9時半~17時(入館受付は16時半まで)
- 入館料 一般300円、高校生・大学生150円、小中学生100円
樺戸集治監の開監から廃監までの39年の歩みを、豊富な歴史資料でドラマチックに展示再現した施設。
北海道の囚人道路
- 三笠市市来知~旭川市(上川道路 R12)
- 北見峠~遠軽町生田原(北見道路 R333遠軽国道~R242置戸国道)
- 遠軽町生田原~佐呂間町共立(北見道路 共立峠林道(不通))
- 佐呂間町共立~北見市留辺蘂(北見道路 r103留辺蘂浜佐呂間線)
- 北見市留辺蘂~北見市緋牛内(北見道路 R39北見国道)
- 北見市緋牛内~網走市(北見道路 r104網走端野線)
- 月形町樺戸~三笠市市来知(樺戸道路 r275月形峰延線)
- 三笠市市来知~岩見沢市
- 月形町樺戸~増毛町(天塩道路 R275空知国道~r94増毛稲田線~仁奈良山道(廃道))
- 月形町樺戸~当別町(R275空知国道)
- 月形町樺戸~石狩市厚田~小樽市
- 網走市~標茶町熊牛(釧路街道 333本通り~?~R391摩周国道)
- 標茶町熊牛~釧路市(釧路街道 R391摩周国道)
- 標茶町熊牛~厚岸町(r14厚岸標茶線)
- 網走市~硫黄山
- 豊頃町大津~帯広市伏古(大津街道 r911大津旅来線~r320旅来豊頃停車場線~R38十勝国道)
オオカミやヒグマが行き来する未開の原野や密林の中での工事は、全てが手作業。さらに、開削地に食糧が届かないことも、多くの困難を招いたそうです。
特に、石狩平野を横切る月形~市来知間の樺戸街道・上川~網走間の中央道路の開削工事は、不衛生な仮小屋暮らしと、足に鎖をつけた状態で酷使され続け、多くの犠牲者を出す惨状だったとの事。
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