昨日から引き続き雨。

本日は、夜まで降り続くとの予報です。

これから出立すると、

  • 野営に向いているかどうか定かではない、20km程先の道の駅まで必ずたどり着かなければならない。
  • 雨の中、山道を通らねばいかんらしい。
  • 明日は確実に晴れる。

という事で、このまま出発すべきか、連泊するか迷うところです。

とりあえず、出発準備だけは整え、雨空とにらめっこしていると、お堂内にでかいゴキブリの様な虫が出現Σ( ̄□ ̄;)

うーあー!!まじリームー!((((;゚Д゚))))

ワタクシの精神衛生上、ここにもう一泊は無理だ~~!!


小降りになってきたとこで、やむなく出発。

月山神社に向かう途中、昨日の宿泊候補に入れていた休憩所2つを見るがどれもテント泊に不向き。

叶崎に泊まっておいて良かったです・・・(;´∩`)


ちなみに、大浦から月山神社、月ケ丘から赤泊まではR321を外れ、山道を通ります。

雨の中の進軍だからか、これが予想外に厳しく、ワタクシの中で遍路転がしに認定。

膝くらいまで水位が来てる川を渡れとか。

この川を渡れ。

2008/05/10 11:44

ここをよじ登れとか。

ここをよじ登れ。

2008/05/10 11:47 ここをよじ登れ。

終わった今だからネタになるものの、冗談キツすぎです(;´∩`)

最後のでかい石がゴロゴロしている海岸も、ここで滑ってこけたら旅終了だな・・・と思ってみたり。

さすが修行の道場・・・最後まで手抜きなしですわ~(´д`)


朝ご飯にパスタを茹でて食べていたものの、寒さとハードな行程で既にお腹はペコペコです。

しかし、雨宿りする場所もなし、もちろん炊事をする場所なんてあるわけもなく。

この先、国道に出ればコンビニがあるはず・・・。

何とかそこまでの辛抱だと、七個入りの小アンパンの最後の2つと小夏でお腹を騙しながら、黙々と歩き続けます。



山間いの道を抜け、ようやくR321へ。

念願のデイリーヤマザキに到着。

遍路地図に載っていたコンビニ表記。それだけを頼りにここまで歩き続けたので、ようやくたどり着けてホッと一息。

雨に当たらない場所で休憩できる幸せ。携帯の電波が入る有り難さをしみじみと実感です。

しかしながら。こちらのお店、デイリーヤマザキとは書いてあるものの、閉店間際の雰囲気で弁当類は一切無し・・・。

まるで小さな集落にある商店並みの品揃えです(´Д⊂

「この辺で食事が出来そうな店はないか?」とお店の人に聞いてみると。

「10分程歩いた所にある喫茶店であれば、(開いていたら)食事をさせてくれるかもしれない」との事。

閉まっていた場合に備えてポテトチップスを購入。

歩く気力を奮い起こす為に、むさぼりつくようにポテチを胃に納めた後、食べ物を求めて出発です。


軽食シャンテー到着。

良かった!灯りがついている!!どうやら営業はされているらしい!(´∀`)

喜び勇んだのもつかのま。ドアを開けても誰もいない・・・無人の店内です。

声をかけると、奥からママさんが出てきました。

「食べ物はやっているか?」と尋ねると、
「コーヒーだけしか出していない」との事。

(__;)うー残念・・・。

仕方ない、残りのポテチを食って、5km先の道の駅まで頑張るか・・・(  ´・ω・)ノ

ガッカリしていると、「おにぎりくらいなら用意できるので、中に入って待ってなさい」と優しい言葉をかけて頂きました。

しばしの待ち時間の後、出てきたのは味噌汁までついたおにぎり定食。

わ~い、まともなご飯だ~\(^O^)/

これで400円で良いという。まさに地獄で仏に会ったよう・・・。ありがとうございますm(_ _)m


ママさんはもともと埼玉の大宮出身で、ご主人の帰郷でやむなくついてきたそうです。

ワタクシが旭川から来たと言うと、この近所に旭川出身の友人が住んでいらっしゃるとの事。

マジですかー!?w(°0°)w 

四国を歩きに来ている人間は関東、関西についで、北海道から来る人が多いと聞くが、ワタクシはいまだ道民には出会えずじまい。

よりによって道民との初出会いがジモティーとはw


これから呼ぶから待っていなさいと言われて、待つ事数分。

現れたのは井上さんという肝っ玉母さん。

井上さんは、生まれも育ちも旭川。

しかも実家が私の家から数分の場所という事も判明。

何という偶然でしょうかw

今夜は、道の駅付近でテントを張る予定と話すと、「ご飯も出すし風呂にも入れてあげるから、親戚の家だと思ってうちに泊まって行きなさい」と、有難いお申し出をして頂けました。

シャンテーのママさんも「夜、この子に食べさせてあげて」と、ハンバーグやひじきなどを井上さんに持たせてくれた上、食事代はお接待だと言って受けとろうとしない。

井上さんを紹介してくれただけで有難いのに・・・(´;ω;`)


そんなわけで、本日の寝場所が決定しました。

井上さんのお宅はシャンテーから数十m離れたところ。

お風呂にいれてもらい、洗濯もさせて頂き、豪華な夕食まで用意して頂く。

あげく、ビールまで出してもらい、なんてワタクシは恵まれているのでしょう・・・(´;ω;`)

井上さんのご主人は、元自衛隊員だそうで、あちこち転勤したのち→退職後にご主人の故郷に引っ越してきたとの事。

近所の方は皆、生まれも育ちもこの辺りで、よそ者は井上さんとシャンテーのママさんだけ。

ずいぶんと窮屈な思いもしてきたようです。


愚痴や自慢、悩みや思い出話など、土地の人から聞く話は色々あるけれど、一期一会の通りがかりの人間に話す事で、何かしら昇華できる部分はあるかと思います。

上手くは言えないが、耳を傾けてその人の捌け口になる事。

他人の土地を歩かせてもらっている遍路にとって、そういう事も大事な務めかなと思いました。


それにしても、偶然って凄い。

もし私が出発を遅らせていたら。

もしくは雨に挫けて連泊をしていたら。

デイリーヤマザキでシャンテーを紹介してくれなかったら。

シャンテーに行っても休みだったら。

何か一つタイミングがずれていたら無かったであろう出会い。

四国を廻るとそんな事がザラにある気がします。

1200年の歴史・・・なかなか侮れないですな( ̄▽ ̄)

旭川話で大いに盛り上がり就寝。


歩行距離 13.29キロ

歩数 25569歩

お接待された物 シャンテーでの飲食、井上さん宅での一夜の宿








この川を渡れ。

コメントを残す