手作りのジャムなど、心尽くしの品が揃う朝の食卓。

井上さんの食卓にでる野菜は全て自家栽培で完全無農薬。

形は悪いが、味はいい。これって何て贅沢な事だろう。

そして、「これなら歩きながらでも食べれるでしょう」と大きなおにぎりも持たせて頂く。

これで今日も1日歩けます。

納め札と電話番号をお渡しし、井上さんと一緒にシャンテーにも再度ご挨拶した後出発。

何からなにまで感謝の一念。お世話になりましたm(_ _)m

この辺は、葉たばこの産地らしい。

2008/05/11 08:23 この辺は、葉たばこの産地らしい。


本日もR321をテクテクと。

今日は39番札所にたどり着き、骨髄バンクからの書類を受け取らなければならない。

雨も上がり、足取り軽く進みます。

しばらく歩いて、道の駅ふれあいパーク大月と遍路小屋に到着。

雨を凌ぎながらテントを張れそうな雰囲気ではない。

昨日は拾ってもらって、本当に良かったと改めて実感です。


大月町を抜け、宿毛市に入ります。

着々と歩みを進めていると、道沿いにあるバイク屋のオジサンに「おーい!君は、男か?女か?」と呼びとめられました。

つーか、見たまんま女なんですけど~!?(;´∩`)

オジサンは荷物を見て性別を判断する人だそうで。でかい荷物を背負ってスタスタ歩いていく私を見て、どっちかな??と思ったそうです。

そういえば、最近は晴れてさえなければ、休憩無しで、歩けるようになってきたような~。

北国の人間ですから、日差しが出た途端に弱りますが、四国入りした頃のちょっと歩いただけでヒーヒーのワタクシとはエライ違いです。

ちょっと寄っていけと誘われたので、お言葉に甘え休憩がてらお店に寄らせて頂きます。

お茶をお接待して頂き、しばしの四方山話です。

このオジサン=バイク屋のご主人は、根っからのバイク好きのようでツーリングにもちょくちょく出かけられているとの事。

九州にはよくツーリングに行っているものの、仕事の関係上、永く旅に出る事は出来ず、いつか北海道を走ってみたいと常々思っているそうです。

やりたい時がやり時、行きたい時が行き時なのですから、是非夢を叶えて頂きたいと思います(o^o^o)



 道の駅すくも サニーサイドパーク到着。

足摺岬の38番札所から、約63km程歩いた計算です。

道の駅の敷地内にも遍路小屋があるのですが、これがまた何とも素敵な外観です。

高床式の建物で2Fが6畳くらいの板敷きの部屋になっており、文化財にも指定されている、宿毛市山奈町芳奈「浜田の泊屋」を再現したものとの事。

テントも余裕で張れるし、簾が下がった窓辺からは宿毛湾を一望でき、こんな所で一泊できたら素敵゜+。(*′∇`)。+゜ってな感じです。

道の駅すくもの高床式遍路小屋

2008/05/11 12:32 道の駅すくもの高床式遍路小屋

道の駅すくもの遍路小屋内部。

2008/05/11 12:31 道の駅すくもの遍路小屋内部。


再び歩き始め、昼食の時間。

途中で見つけた中華料理屋にて麻婆豆腐定食大盛を食す。

お店の方から、39番札所→40番札所の途中にある橋の脇に公衆トイレと独立の水場があり、野営するに良さげな所という情報を教えて頂く。

これで、今夜の野営場所の目測が立ちました。感謝!^^


夕方近くに、ようやく39番札所延光寺到着。

第39番札所 赤亀山 寺山院延光寺の亀。

2008/05/11 16:34 第39番札所 赤亀山 寺山院延光寺の亀。

参拝を済ませ、納経所にて納経と書類の受け取りも済ませます。

ん?納経してくれる人はよい。

しかし、後ろで偉そうにしている作務衣のハゲ

どうも言動と態度が気にくわん。

他の方が納経しているのを横目に見ながら、面倒臭そうに頬杖をついてるとこも、気にいらない。

納経代を納めてる以上、ワタクシ達は一応お客様なのですけど??

ものは試しと、「今夜何処かテントが張れそうなとこはないですか?」と下手に出て、ハゲに聞いてみると。

野良犬でも見る目付きで、「その辺にバス停があるから」と来たもんだ。

バス停にテントは張れねーよ。つーか、てめえの寺に通夜堂がある事は知ってんだよ!(# ゚Д゚) ムッキー(ワタクシ、心の声)

胡散臭い兄さんに、「通夜堂はあるけど、納経しなかったら電気代がかかるやら何やら、ミソクソに言われた」という話を聞いていたので予想はしていたが・・・。

その後、寺を出る前にトイレにでも寄ろうかとすると、犬の散歩に出てきたハゲと出くわす。

「使い終わったら電気は消してよね」と、利用する前からさっそく嫌味を言われます。

コヤツに敬語を使う云われはないので、「ハイハイ、了解っすー」と適当に答えておいたが、電気を消すのもお前の仕事じゃ!!(゚Д゚)≡゚д゚)、カーッペッ


気を取り直し、次の40番札所までは25.8kmです。

陽も暮れ始めてきたので、とりあえず6km程離れた寝床候補地に向かわねばと先を急ぎます。

途中、道を聞いたお婆さんが「豆ご飯を炊いたから少し持っていきなさい」と声をかけてくれました。

待っていると、推定、茶碗大盛3杯分だろうと思われる、ビニール袋に入れた豆ご飯差し出された1000円札

「私はその日一番最初に会ったお遍路さんに接待しているの」と仰られるが、どうみてもお婆さんは年金暮らしで、独りで慎ましく暮らされている雰囲気。

勿体なくて受け取るのを躊躇するが、断ってしまうと接待をした側の功徳を台無しにしてしまうので、決してお接待を断ってはいけないのが遍路のしきたり

有り難くお受けし、納め札を受け取って頂くm(_ _)m


こんな精一杯の優しさを受け取ると、さっきまで、つまらない事で腹を立てていた自分がとても恥ずかしく思えます。

修行の道場の最後にて、まだまだ修行が足りんと教えてもらった感じ。

明日から愛媛県、菩提の道場に入る予定ですが。

ワタクシは旅が終わるまでに何か成長できるのだろうか?

橋の近くのトイレ付き休憩所にてテント設営→ビールを飲んで就寝。


歩行距離 26.12キロ

歩数 50245歩

お接待された物 朝食、おにぎり2個、豆ご飯、1000円








第39番札所 赤亀山 寺山院延光寺の亀。

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