プロローグ

昨年末に探訪した『天人峡温泉 天人閣』にて、ワタクシ、かの「大町桂月」の言葉に感銘を受けました。

富士山に登って山岳の高さを語れ

大雪山に登って山岳の大きさを語れ

by大町桂月

2012/12/29 7:51 壁に貼られたポスター@天人閣

大雪山といえば「北海道の屋根」とも呼ばれ、アイヌからは「カムイミンタラ(神々の庭)」と呼ばれる聖地。

広さはザっと23万haで、神奈川県と同じ広さです。

ワタクシも桂月にならって「大雪山の大きさを語る為」に!

2013年は山岳修行(・・・という名の登山)にチャレンジ!!という抱負を胸に抱きました。

(ちなみに、天人峡での様子はこちら↓↓)

【天人峡温泉 天人閣】鬼が出るか!?蛇が出るか!?格安温泉宿探訪記(前編)

2012年12月28日

祝☆登山デビュー!

そんなわけで、来たる2013年7月8日。

向かった先は自宅から約80kmの『層雲峡温泉

記念すべき第一座は、小学生でも登れちゃう『黒岳(1984m)』でゴザイマス。

黒岳

  • 標高 1984.3m
  • 北海道百名山
  • 標高差 1294m
  • コースタイム 登り4時間40分・下り3時間

・・・と、データ的にはこんな感じですが!?

もっと気軽に登りたい派には「層雲峡温泉⇔五合目までのロープウェイ(片道7分)」「五合目⇔七合目までのリフト(片道15分)」も用意され、まさに登山ビギナーにぴったりのお手軽コースになっております。

黒岳(お手軽コース)

  • 層雲峡温泉⇔五合目までは、ロープウェイで片道7分。
  • 五合目⇔七合目までは、リフトで片道15分。
  • 七合目からの標高差 474m
  • 七合目からのコースタイム 登り1時間20分・下り50分

・・・ってな感じで。



いざ黒岳五合目へ!

層雲峡温泉到着後、まずは本日の宿泊予定のホテルに赴き→宿泊特典の『黒岳ロープウェイ往復券』をゲット!

11時半過ぎ、早速、ロープウェイ乗り場へ向かいます。

2013/ 7/ 8 11:38 大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ

若干、出遅れた感も否めませんが、まあ往復3時間程度らしいので!w

新緑の中、ロープウェイはぐんぐんと高度を上げ・・・とりあえず目指す最終目的地がコチラでゴザイマス。

2013/ 7/ 8 11:45 目的地が見えてきた!

連なる峰々は、写真左手から『黒岳(1984m)』『桂月岳(1938m)』『凌雲岳(2125m)』『北鎮岳(2244m)』『比布岳(2197m)』『愛別岳(2112m)』『永山岳(2046m)』かと思われ。


いざ黒岳七合目へ!

2013/ 7/ 8 11:54 黒岳5合目到着!

標高670mの『山麓駅』から標高1300mの『黒岳駅(五合目)』に到着した後は、200m歩いて『黒岳ペアリフト』に乗車。

目の前のとんがり頭が黒岳の山頂、だいぶ近づいてきた予感!(・∀・)

リフト乗車から15分後、標高1510mの「黒岳七合目」に到着です。

ちなみにこちらは、リフト降り場から望む北大雪の皆様。

2013/ 7/ 8 12:13 北大雪の山々の皆様

各山の名称はこんな感じです↓↓

2013/ 7/ 8 12:13 北大雪の皆様の名称

天塩岳とニセイカウシュペにもいつか登ってみたいなと(・∀・)


いざ!黒岳山頂へ!

七合目から山頂までのコースタイムはおよそ1時間20分。

12時15分出発!登山初心者ですが頑張りますw٩(ˊᗜˋ*)و

そんなわけで、スタートは岩がゴロゴロしているも整備された山道。

2013/ 7/ 8 12:19 登山スタート

その後、すぐに雪道にと変わります。

2013/ 7/ 8 12:21 即座に雪道

とりあえず、踏み跡が付いている+ポールもある+雪国の人間なので特に支障はナッシング。

2013/ 7/ 8 12:28 積雪の登山道

かれこれ、2ヶ月くらいぶりに雪の上を歩きましたw

出発後、1時間が経過・・・ようやく展望も開けてきた様子。

2013/ 7/ 8 13:16 スタートから1時間後の景色

登るにしたがって雪解けも進み・・・。

2013/ 7/ 8 13:25 雪解けの登山道

スタートから1時間19分後、ようやく八合目付近に到着です。

2013/ 7/ 8 13:29 マネキ岩が見えてきた!

この辺りから高山植物も増え始め、あちらこちらで黄色の花が咲き誇っています。

多分、ウコンウツギ。

2013/ 7/ 8 13:30 ウコンウツギ(メイビー)

 ウコンウツギ(鬱金空木)

  • スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木。
  • 北海道~東北地方北部の亜高山帯に分布する高山植物。大雪山などでは登山道から大群落が見られる。
  • 和名の由来は、花の色がウコンに似ていることから名付けられたそう。

多分、チシマノキンバイソウ。

2013/ 7/ 8 13:31 チシマノキンバイソウ(メイビー)

チシマノキンバイソウ(千島金梅草)

  • キンポウゲ科 キンバイソウ属
  • 高山帯の湿った草地などに生える。
  • チシマノキンバイソウは大雪山~知床山系、シナノキンバイは夕張・増毛・日高山系、レブンキンバイソウは礼文島にと棲み分けされているそう。

黒岳山頂到着!

13時37分、マネキ岩が目線の高さになってきたので、多分九合目かと。

2013/ 7/ 8 13:37  マネキ岩

その後、さらに20分程登って黒岳山頂到着です。

2013/ 7/ 8 14:15 黒岳山頂到着!(標高1984m)

石室方面に広がる大雪山連峰の山々の雄大な景色にしばし呆然・・・これぞ神々の遊ぶ庭!カムイミンタラ!!

2013/ 7/ 8 14:04 眼前に拡がる大雪山連峰の山々

ちなみに左手から『北海岳(2149m)』『間宮岳(2185m)』『中岳(2113m)』『北鎮岳(2224m)』『凌雲岳(2125m)』です。



黒岳石室へ!

黒岳山頂から石室までは往路10分・復路20分、往復30分程度だそうなので、ちょっくら足を延ばしてみようかと!

なだらかな尾根を下ると間もなく石室が見えてきました。

2013/ 7/ 8 14:29 山間に佇む石室

でもって、こちらが石室の向こうに佇む『桂月岳(1938m)』

2013/ 7/ 8 14:40 桂月岳(1938m)

石室』からは標高差50mなので、登り15分・下り10分で戻ってこれるそうです。(登ってない)

そんなこんなで整備された一本道をさらに進むと・・・。

2013/ 7/ 8 14:40 整備された登山道の両脇はお花畑

黒岳石室』に到着です。

2013/ 7/ 8 14:47 『黒岳石室』到着!

2013/ 7/ 8 15:02 「雪渓ビール」も売っているようです

こちらは『石室』の壁に掲げられていた「大雪山国立公園ルートマップ

各山への所要時間が書かれています。

2013/ 7/ 8 15:02 大雪山国立公園ルートマップ

でもって、こちらは『黒岳石室』の前から写した『桂月岳』(右手)山頂に続く道。

2013/ 7/ 8 14:46 凌雲岳と桂月岳

そしてこちらは『黒岳石室』併設のバイオトイレ内部です。

2013/ 7/ 8 15:05 バイオトイレ内部

利用した後、サイクルを漕ぐとおが屑が攪拌される仕様になっております。


下山!

そんなわけで、時間もそろそろ程良い頃合い。15時過ぎに下山開始!!

いつの日か、1泊2日石室泊の行程で来れる事を願いつつ!!

2013/ 7/ 8 15:09   まずは黒岳に向かって

大雪山連峰の山々を眺めながら・・・

まずは黒岳の山頂へ!!

2013/ 7/ 8 15:23 もうすぐ黒岳山頂

15時35分、黒岳山頂帰着。

2013/ 7/ 8 15:35 黒岳山頂帰着。

ここからリフトまでは50分程という事なので、16時半くらいまでに到着出来る事を期待します。

登ってきた時よりも幾分軽やかに。

2013/ 7/ 8 15:45 チシマノキンバイソウ

ぐんぐんと高度を下げて、順調に歩を進めます。

2013/ 7/ 8 15:45 ぐんぐんと高度を下げる

・・・と、ここで思わぬトラップが!

2013/ 7/ 8 16:46 急斜面に残る残雪

登りの時は比較的余裕で行けた、斜面に残る残雪。

足を滑らせると、下手すりゃ人を巻きこんでの直滑降になる危険スポットです。

結局、七合目の『黒岳森林パトロール事務所』に戻ってこれたのが17時→下山届を出して終了~。

2013/ 7/ 8 17:00 黒岳森林パトロール事務所

ちなみに、標高1510mの17時過ぎの気温は18℃くらいでした。

2013/ 7/ 8 17:04 気温18℃(標高1510m)

その後は、リフトで5号目に戻りつつ~。(リフトの仕様↓↓)

2013/ 7/ 8 17:26 黒岳ペアリフトの仕様

オマケ 道端で見つけたヘビ。

2013/ 7/ 8 17:27 道端で見つけたヘビ

ロープウェイにて層雲峡温泉街へと無事到着。

2013/ 7/ 8 17:43 ロープウェイ乗車中

本日のミッション終了~!!(・∀・)


今夜の寝場所はこちら!

そんなわけで下界に降りて向かった先は、本日のお宿『湯元 銀泉閣

今回は【黒岳ロープウェイ券付き!峡華御膳&飲み放+朝食付】のプランでの宿泊です。

(値段は7000~8000円くらいだったと思われ)

2013/ 7/ 8 19:51 本日の夕餉(飲み放付き)

料理の詳細は忘れましたが「生ビール、日本酒、ワイン、焼酎、サワー、ジュース・コーヒー」の90分セルフ飲み放題がついているのは魅力的。

露天風呂もあるし、漫画も揃ってるので、ソロ登山絡みで利用するなら下手に大箱ホテルに泊まるより良いかもしれません。(シングルルーム有り)

しこたま飲んで就寝。



プチ旅2日目

明けて7月9日。

本日も快晴なりなので、寄り道しながら家路につきたいと思います(・∀・)

とりあえず、バイキングの朝ご飯を食べつつ→10時出発です。

2013/ 7/ 9 8:01 本日の朝餉

写真で見る限り、朝食には、あまり魅力的なものが無かったのかと推測されますw

そんなわけで、本日のミッション其の①は層雲峡温泉街の最奥に位置する『紅葉谷』の散策でゴザイマス。

層雲峡温泉の湧出口が点在する赤石川沿いをゆく散策路で、紅葉時期は、もみじの綺麗な紅葉スポットだそう。

紅葉谷案内図(上川町観光ガイドマップより)

片道700m(所要時間30分)の『紅葉滝』を目指します。


紅葉滝へ!

散策路といえど、道の状況はこんな感じなのでサンダル等は推奨できません。

2013/ 7/ 9  紅葉谷散策路

ツレが、羆が出たら怖いから置いて行くなと怒ってましたが、まあそんな感じのプチトレッキングコースです。

2013/ 7/ 9 11:04 層雲峡温泉の湧出口が点在する赤石川

2013/ 7/ 9 11:07 散策路から赤石川を見下ろす

川を挟んだ向こうに聳える柱状節理も、なかなかの迫力。

2013/ 7/ 9 11:23 川向うに聳える柱状節理

そんなわけで『紅葉滝

2013/ 7/ 9 11:17 紅葉滝

 紅葉滝

  • 落差10mほどの2段からなる「段瀑」
  • 旧噴火口お鉢平から流れる赤石川最下流の滝

ちなみに赤石川は全長約10kmの河川で、上流の飛竜の滝から下流の紅葉滝まで大滝、小滝が確認されているそうです。


お次のミッションはこちら!

紅葉滝』にてマイナスイオンを浴びた後は、上川町の大雪高原旭ヶ丘にある『大雪 森のガーデン』へと向かってみます。

グランドオープンは来年ですが、2日前の7月7日から9月30日まで「森の花園エリア」のみ無料で先行公開しているとの事で立ち寄ってみました。

ちなみに『大雪高原旭ヶ丘』は、大雪山系№1の美しい風景と称され、知る人ぞ知る景勝地だそう。

2013/ 7/ 9 13:04 森の花園エリア@大雪 森のガーデン

当然の事ながら、造園中。あちらこちらで工事のトラックも見受けられます。

2013/ 7/ 9 13:07 造園中@大雪 森のガーデン

森の花園」エリアは『上野ファーム』の上野砂由紀さんがデザインを担当しているそうですが。

特に花々が咲き誇っているわけでもなく、THE未完成。

御高級なガーデンレストラン&ヴィラ「フラテッロ・ディ・ミクニ」も営業中だったので、覗いてみました。

2013/ 7/ 9 13:14 フラテッロ・ディ・ミクニ

こちらは、フレンチ界の巨匠 三國清三シェフと、北海道のイタリア料理をリードする堀川秀樹シェフがタッグを組んで、新たな北海道料理を提案するというコンセプト。

オープン間もないせいか、片田舎+平日なのに大盛況です。

2013/ 7/ 9 13:13 フラテッロ・ディ・ミクニは大盛況

まあしかし、パスタなどの単品メニューでも2000円近くするので、満席で幸いだったかもしれませんw

1泊2食付きで2万2000円~のヴィラも併設されているので、ご興味があればw

その後は、雄大な大雪山の山並みを一望しつつ、旭川への帰途につきましたとさ。

2013/ 7/ 9 13:11 大雪 森のガーデンから大雪山連峰を望む

以上!写真しか残っていない、朧気な記憶だけが頼りの登山日記。

なんとか形になりましたww

おわり( ̄▽ ̄)

※2021追記

『大雪 森のガーデン』入園料は800円。

『フラテッロ・ディ・ミクニ』は一人3850円(2名様から)のコース料理からしか提供してない様子。

2013年に行って以来、リピはしてないので詳細は不明。

・・・と思ったら!食べログ等見るとかなりハイレベルな料理を味わえると評判で!!(行ってみたいわ~(;つД`))

お帰りの際は、清き2票を投じて頂けると多々感謝!

順位が激しく下がっているので、お願いしますね~( ̄▽ ̄)

にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク) 

【黒岳7合目~黒岳石室】

【ロープウェイ~リフト~黒岳~黒岳石室】

ブログ村」と「ブログランキング」のランキングに参加中。

にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク) 
お帰りの際は、バナーを応援クリックして頂けると多々感謝!(それぞれ、1クリック=1票ゲット。順位向上にご協力お願いします)( ̄▽ ̄)




日常のあれこれと【四国歩き遍路2巡目(第二部)】はこちらで