花沢公園の東屋にて起床!
朝御飯は、昨夜のレタスミックスサラダとチキンナゲットの残りを具にしたインスタント塩ラーメン。
ナゲットの衣がとろけて程好いポタージュ感もあり、なかなかイケるっす!(・∀・)
荷物撤収後、出発!
発つ鳥、あとを濁さずは旅人の常識ですよ~!
上ノ国町から松前町へ!
本日はまず、R228松前国道にて中学校の修学旅行以来の松前町へと向かいます。
ワタクシの記憶が定かならば、松前町と言えば、日本最北の城~松前城が町のシンボルです。
ここはしっかり見ておこうと決めていたので、城と松前藩屋敷の共通チケット(600円)を購入後、城に入城。
ちなみに、松前城は資料館となっておりまして、特に昔の造りを再現しているなどは一切ありません。(2011年当時)
・・・が、貴重と思われる小規模ながらの数々の資料、またワタクシの趣味とするアイヌの方々に関連する展示、そして彼らの当時の似姿複写など、それなりの時間は過ごせました。
城以外の歴史にまったく興味がない人は無駄金になるので要注意ですね~(´Д`)
松前グルメを堪能!
松前城を見終わった頃には、良い時間になっておりましたので、とりあえず「道の駅 北前船松前」にて昼食です。
じゃん!!
本日のランチは「道の駅 北前船松前」名物の「マグロ三色丼(1200円)」でーす!(・∀・)
左よりマグロ竜田揚げ、ネギトロ、マグロそぼろの丼ざんす。
ちなみに、マグロといえば青森県の大間が有名ですが。
なんと!今年は函館市の戸井のクロマグロ(342kg)が築地市場一の高値をつけました。(3249万円、1kg=9万5千円)
大間と戸井のマグロといえば、同じ津軽海峡産。
知名度こそ低いですが、松前のマグロも津軽海峡産なんですぜ~( ̄▽ ̄)
お次のミッションはこちら!
お腹が満足した後は、「松前藩屋敷」へ入藩デス。
こちらは、最北の幕藩である松前藩。仙台以北最大の都市といわれた城下町・松前の、当時の華やかな町並みを再現したテーマパーク。
武家屋敷や番屋、廻船問屋など、再現された14棟それぞれの風情を感じながら散策しよう!
みたいな感じですが!
・・・何だか閑散としています(;´Д`)
松前藩屋敷堪能!
しかしながら気を取り直し~。国でも藩でも侵入するには、それなりの手続きも必要です。
こちらは「沖の口奉行所」蝦夷地に出入りする船・荷・人などをあらかじめ微税する役所です。
こやつらに、じっくりたっぷり調べられ、お白洲で裸にひん剥かれたりと辱めを受けるそうですが、刀傷や刺青のある方は蝦夷地に上陸できません。
お次は、悪徳商人の代表としても名高い?「越後屋(旅籠)」に潜入!
「吉田通れば 二階から招く、しかも鹿の子の振り袖が~」なんて言葉が脳裏をよぎる風景です。
その後は閑散とした長屋街をそぞろ歩き、庶民の生活を垣間見てみたり。
ふらりと入った「髪結床」
髪を結ったり髭や月代を剃ったりする場所・・・要は床屋です。
当時、髷を結うのは専門家の職人でなければ難かしく、店には待合室があり、社交場の役目も果たしていたとの事。
他の長屋では、ダメ人間どもが集って、真昼間から酒盛り中。
ちなみに、当時の庶民の住まいは、質素な柾葺屋根の棟割長屋(二間程度)がほとんどだったそうです。
1DK土間付きみたいな感じですな( ̄▽ ̄)
そしてこの長屋の奥は、熊生息地を凌ぐほどのデンジャー地帯でした。
最後は、この一帯では一番豪華な造りの武家屋敷の庭。
縁側と広い庭がある家に住みたいなと( ̄▽ ̄)
14時過ぎまで「松前藩屋敷」に滞在してしていたので、見学所要時間は40分弱くらいかと思われます。
北海道最南端到着!
15時過ぎ、北海道最南端の白神岬に到着。
向かいには薄っすらと青森県の竜飛岬のお姿が・・・。
ちなみに、白神岬から向かいの竜飛岬までは直線距離にして19.5km。海底には本州~北海道を結ぶ青函トンネルが通っています。
思えば、今年の始めに計画していた2011カブ旅は「東北周遊ツーリング」の予定でした。
しかし、311の東日本大震災で計画は丸潰れとなり、今回の道南旅へ至ったわけでして。
待ってろよ東北!いつかリベンジしてやるぜ!!ρ(`O´*)
白神岬では今年二人目の日本一周チャリダーにも遭遇。
福岡発で53日目だそうです。←と、チャリに取り付けてある看板に書いてあったw
とりあえず、飢え死にしそうになったら食えとキャラメル4粒をお接待。
道中お健やかに!健闘を祈る!!(・∀・)
松前町を抜けて、福島町へ
「道の駅 横綱の里ふくしま」にてまずはスタンプゲット。
尾花岬に続く、どんずまりの岬「矢越岬」は時間の関係上パス。
「横綱千代の山・千代の富士記念館」もデブのがぶりよりには興味ないのでパス。
「福島町青函トンネル記念館」は少し興味がありましたが。これも時間の関係上スルーさせて頂きます。
ちなみに、本日の最終目的地は函館市街地から30km程先にある「道の駅 なとわ・えさん」ザンス。
キャンプ場併設、コンビニも目の前という好環境だそうですが、函館市街地ですら、たぶん数十kmも先の話。
果たして明るいうちに辿り着く事が出来るのか!?
福島町から、知内町、木古内町を抜けて北斗市へ。
途中「道の駅しりうち」にてスタンプをゲットしつつ、17時過ぎ、ようやく函館湾の入り口付近まで到着~。
都会らしい風景を見たのは小樽以来のしばらくぶりなので結構な安堵感です。
“翼よ!あれが巴里の灯だ!!”
灯じゃないし、しかもあれ北斗市だし(´Д`)
函館まではまだ遠く、「道の駅 なとわ・えさん」もさらに遠く・・・。
当初、今夜は「道の駅 なとわ・えさん」併設のキャンプ場泊→明日、函館観光しつつ→函館のライダーハウス泊の予定でしたが。
疲れたし、そろそろ洗濯もしたいしって事で、予定変更!
函館市内にある「函館ミートライダーズハウス」に初INからの連泊決定でーす!!(・∀・)
今夜の寝場所到着!
そんなこんなで「函館ミートライダーズハウス」に到着。
こちらは、1泊950円、2泊目以降は500円と、まさに連泊してくれと言わんばかりの料金設定。
狭い階段を上った先には、女子部屋と男子部屋がきちんと別れておりまして、女子部屋だけでも3LDKと、造りは古いが、なかなか結構なお住まいです。
しかも女子部屋独り占め!
そんなわけで、ライハで宿泊といえば、旅人同士の酒宴がお約束!?
ちょうど男子部屋に、長野から来た佐賀ナンバーのライダーがいたのでご挨拶をしつつ。
話しやすそうなキャラだったので、後から遊びに行くわという話にもなりました( ̄▽ ̄)
とりあえずは、洗濯がワタクシの使命でゴザイマス。→近所にある大正湯にGO!
今宵も宴の幕が開く!
コインランドリーから戻ると、
- 一週間弱の北海道旅を終え、明日はフェリーでおさらばの千葉ライダー。
- 竹笛つくりのおじさん(後程、絵描きという事が判明)
と、人は増えていましたが、奥に引っ込んでしまったので、まずは長野ライダーと差しで飲み。
その後、女性一名が到着。
旅人ではなく、似顔絵描きの仕事で、函館に出張に来たとの事です。
酒は飲まない人でしたが、ほんわかした雰囲気の可愛い人で
- 元トホダー
- 北海道に住みたいと思い、故郷の新潟から家出。
- 小樽で無料の旅人休憩所を開くも、得体の知れないジイサン達のたまり場となる。
- なんでこんな奴らのために、働いて家賃を払い続けるのか?と疑問を感じ、旅人休憩所は閉鎖。
- 所持金5000円しかなく、もう駄目だーー!!と札幌のテレビ塔の下でシクシク泣いていたところ。
- 良かったら似顔絵描きにならない??と絵心もないのにスカウトされ→今に至る・・・。
と、かなり濃ゆい人生の持ち主です。強烈過ぎww
で、ついでに長野ライダーも
- 元ニート
- パチプロとして年数百万稼ぐ
- その後、牛乳屋さんで働くも退職
- 現在、無職
と、絵描きの姉さん程ではないにしろ、そこそこな経歴。
色々と貴重な話が聞けて楽しかったです。
飲酒は23時までと絵描きのオジサンに釘をさされ、お開き。
走行距離 170.4km
支出
- 知内町のホクレンで給油 360円(リッター147円)
- 松前城&松前藩屋敷共通入館券 600円
- マグロ三色丼 1200円
- 自転車ロープ 105円
- コインランドリー 600円くらい
- ライハ宿泊費 950円
- 酒・ツマミ 832円
計4647円
2019追記
松前城・松前城資料館について
- 公開期間 4/10~12/10
- 開館時間 9時~17時(最終入館16時半)
- 入館料 大人360円、小中学生240円、幼児無料
松前藩屋敷について
- 開館期間 4月上旬~10月末
- 開館時間 9時~17時(最終入館16時半)
- 入館料 大人360円、小中学生240円、幼児無料
※2018年時点での「松前城・松前藩屋敷の共通入館券」は620円。
函館ミートライダーズハウス(ミートハウス)について
- 開設期間 4月末~9月末
- 利用料 1泊1300円、2日目以降は800円
- TV有り、自炊可能。消灯時間無し。
- 女子専用部屋有り
- 近くに銭湯、コンビニ、温泉有り。
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