湯浪休憩所にて起床!
今までになく早起きし、5時45分登山開始!
狭い歩幅でジリジリと。
それこそ、亀のように遅い歩みで進んでいきます。
スピードは遅いが、その分、息が上がらず、着実に山道を登っていける。
ワタクシもようやく山登りのコツを掴めたようザンス!!(´∀`)
60番札所到着!
予想通り、2時間かかって60番札所横峰寺に到着。
参拝しようとしていると、
「おーい!北海道の姉ちゃん!!」
と、呼びかけられました。
あれは!40番札所でお会いした、テント野宿のオジサンではないですか!!(・∀・) (四国歩き遍路36日目参照)
オジサンは、広島からいらした53才。松山からいったん地元に戻り、また廻り始めたとの事。
先日、寄らせて頂いたギャラリー(四国歩き遍路47日目参照)に広島のオジサンも立ち寄ったそうで。
芳名帳にワタクシの名前が書いてあったのを見て、そのうち出会うだろうと思っていたそうです。
今後は、地元に戻らずに結願し、すぐにもう一度、四国を廻りなおす計画との事。
「今はもう、子供と孫しか残っていないから、会社を辞めて、好きな事をだけをする人生を歩みだしている。」
「四国2巡目が終わったら、今度は車で全国を廻ろうと思っている」
・・・と語る、広島のオジサンに、近くに来た際は連絡をくださいと住所、携番を書いた納め札を貰って頂く。
多分、今回の旅では、もう出会う事はないと思いますが。
オジサンのこれからの旅人生が豊かで、幸多き物になりますように!!(o^∀^o)
広島のオジサンと別れ、下山開始!
奥の院白滝コースにて、9.6km先の61番札所に向かいます。
宿や天気の関係で、59番札所を打った後に、61~63番札所を廻り、その後、このコースで60番札所に向かう人も多いそうです。
しかし、順打ちだと標高差445m、1.6kmの登りで済むところ。
この、プチ逆打ちコースは、標高差730m、5kmの道を登りっぱなしになるので、なかなかの苦難な道程になりそうな予感。
まあ、宿遍路の場合は、宿に荷物を置かせてもらっての、空身で往復20km程度(片道5kmの山道含む)になると思うので、それほどの苦行ではないかもしれませんが~(´Д`)
途中の東屋にて、昼寝をしつつ・・・。
昼頃に、61番番札所香園寺に到着→参拝・納経終了~。
とりあえず、本日の今後の予定は、
- 61~64番札所を打ち終わり。
- 64番札所の近くにある石鎚温泉にて入浴。
- 石鎚温泉に併設するコインランドリーで洗濯。
- 石鎚温泉の食堂にて夕食。
- 64番札所に戻り、近くにある(らしい)東屋にテントを張る計画です。
しかしその前に、野暮用を一つこなさなければなりません。
それは、先日、宿接待を受けたお爺さんの家に電話をする事・・・。(四国歩き遍路44日目参照)
53番札所に送り届けてくれながらも、西条市に来た時は連絡するようにと言付かっていたものですから~(;^_^A
今日はお世話にならないとしても、先日のお礼がてら連絡を入れておくのが筋でしょう~と律儀なワタクシです。
お爺さんに電話してみると、案の定、今日も泊まっていけとの事。
今日は、石鎚温泉に入って洗濯をせねばと話すと、そこなら家の近くという。
ホントか~!?(;´∩`)
前回も、それで大変な目にあってるわけでw
念のため、車で何分か聞いてみると、15分という返事です。
「同じ場所に、朝送っていけばええんやろ?」とお爺さん。
よ~く、わかっていらっしゃる( ̄▽ ̄)
長電話になりそうだったので、参拝と温泉が終わったら、また連絡させてもらいますという事で切電。
そんなわけで、寺打ちリレーの開始です!
既に時刻は昼過ぎですが、17時までに3寺を打ち終わらねばなりませぬ。
とはいっても61~62番札所まで1.3km。
62~63番札所まで1.4km。
63~64番までは3.2kmなので、まあ何とかなるでしょう。
62番札所宝寿寺を打ち終わり、63番札所に向かって歩いていると、ご新規のオジサン宿遍路に遭遇。
オジサン遍路は、今日は63番札所まで打ち、明日60番札所に向かうとの事。
宿遍路のセオリー通り、例の5km弱の山道を延々登り続けるわけですね~(;´Д`)
四方山話をしながら歩いていると、程なく63番札所吉祥寺へ到着。
参拝・納経も終わり、木陰で休んでいると、先程のオジサン遍路もやって来て、缶コーヒーをお接待して頂くm(_ _)m
四国でのこれまでの出来事などを聞かれたので、
お四国を廻っていて経験した不思議な偶然や有難い接待の話。
日々、守られてる、おかげを頂いているのが実感できている。
・・・とお話すると、
「なら、途中で怪我をしてしまったり、事故にあったりする人は、おかげも頂けず、守られてもいないって事になるんですね??」
と、噛み付かれました。
オジサン遍路は、室戸の方で怪我をしてしまったとの事。
いや~、どうなんでしょうね~と適当にお茶を濁しておいたが、ホントどうなんでしょ??(^_^;)
日々重労働ですから、身体の故障なんぞは当たり前ですし。
怪我をしたせいで、さらに大きな禍に遇わずに済んだという考え方も出来るわけで。(逆に因果応報という捉え方もありますがw)
ワタクシも誇大表現をしてるわけではなく、ただありのままを話しただけですが。
とりあえず、見ず知らずの人に、あまりにもオカルトちっくな発言?をするのは、なるべく控えておこうと軽く反省しましたw
64番札所前神寺にも無事到着~。
参拝も終わり、納経所の人に東屋の場所を聞くと、寺からほんの数十m程離れた場所。
テントも張れるタイプだし、トイレは寺のを使えばいいとの事。
寝るには申し分の無い環境ですが、先程のお爺さんの件もある。
迷うな~(´Д`)
しかし、まずは4日ぶりの風呂が先決ザンス!
そんなわけで、石鎚温泉です。
入浴料は450円で、露天風呂やサウナはもちろん、アンチエイジングにも効きそうな、ストロベリー色のコエンザイムQ10風呂など各種湯船も揃っています。
コインランドリーもあり、風呂に入りながら洗濯ができるというのも魅力です。
入浴も済ませ、さて、これからどうしようかと迷いつつ温泉の休憩所に向かうと、ビールを飲んで寛ぐ乞食遍路の蝸牛さんに遭遇。(四国歩き遍路48日目参照)
多分、東屋か石鎚駅にテントを張るっぽい感じです。
限られた寝場所スペースの事を考えると、ワタクシは他所に行った方が良いでしょうと、再度、お爺さん宅にお世話になる事に決めました。
せっかくお誘い頂いているのだから、これもご縁。
お爺さんに車で迎えに来てもらい、今日の行動終了。
歩行距離 18.16km
歩数 34930歩
お接待された物 缶コーヒー、宿接待、夕食
2018追記
石鎚温泉について
2011年に営業終了。すでに取り壊されたようです。
64番札所から至近でお遍路さん御用達の湯だっただけに残念です。
その他、この近辺の入浴処は、64番札所の近くの湯之谷温泉(400円)、辛うじて61番札所の近辺ともいえる石槌山ハイウェイオアシスの椿温泉こまつ(400円)辺りか・・・。
ちなみに、どちらも行った事ありません(^_^;)
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2016.2~3月 回った時、唯一宿に泊まったのが、この湯之谷温泉。
朝食付き で4000円ちょっと。
今でも思い出すとよだれがでるほど うまい朝食だった。
高給旅館並み(高級旅館には泊まったことないけど)。