知内農村活性化センターの軒先にて起床!
朝6時起床。
何だかんだと用意をしていると、昨日のデブさんがバイクで登場。
どうやらワタクシを見送るついでに、バイク姿も見せたかったようです。
(デブさんとの出会いはこちら↓↓)
とりあえず、ワタクシも昨日から気になっていた疑問をぶつけてみました。
デブさん曰く。
知内町には某広域指定暴力団の組長が住んでいるらしく。
周りに迷惑はかけてはいないものの、町としての世間体があるそうで、あちこちに看板を立てたりなどでアピールしているとの事。
デブさんも今でこそ堅気といえ、昔はそこに所属していたらしく。
幼少時の歴史→暴力団に入った経緯→刑務所暮らしで感じた事→組を辞めた経緯→太った理由まで、長々と語ってくれました。
旅人の事も好きなようで、普段肩肘張って生きている分、まわりに愚痴るのは格好悪いけど、一期一会の出会いなら格好悪い話もできるからね、との事。
いずれは自分も四国遍路に行ってみたいそうなので、行きたい時が行き時!デブさんの希望が叶いますように!!
ありがとうデブさん!!(・∀・)
(仕事がアレなので顔はボカシました)
知内町から福島町へ!
8時44分、デブさんに見送られて、ワタクシも出発!
本日もR228福山街道を西に向かって進み→9時7分、福島町に突入です。
- 人口 3973人(2019年12月31日時点)
- 1189年(文治5年)源頼朝の奥州征伐の際、破れた奥州藤原の残党が津軽から逃げ渡り→定住したのが開基とされている。
- 元々はアイヌ語で「折加内 horka‐nay(オリカ・ナイ) ~ 後戻りする・川」と呼ばれていたが、1624年(覚永元年)に月崎神社の御神託により福島村と改称。
- スルメの生産量日本一。横綱 千代の山と千代の富士の出身地。青函トンネルの入り口がある町。
- カントリーサインはイカと横綱がコラボした「イカ綱くん」
福島峠(標高160m)を越えて、福島市街地に入ります。
通常だと、峠が町と町の境界かと思うのですが、何か紆余曲折でもあったのでしょうか??
福島町から松前町へ!
11時14分、北海道最南端の町、松前町に突入。
- 人口 6996人(2019年12月31日時点)
- 福島町と同様、1189年の奥州攻めで敗れた残党の渡来。鎌倉時代には流刑地として、多くの罪人が流されてきたそうで、この頃から和人の定着者が増えていったよう。
- 地名の由来は、14世紀の文献「諏訪大明神画詞」に記載の万堂宇満伊犬(マドウマイヌ)、またはアイヌ語の「mat-oma-i( マッ・オマ・イ ~(和人の)婦人・いる・所」から転訛。
- かつての松前藩の中心地。道内唯一の城下町。※松前藩が成立したのは1609年(慶長9年)
- カントリーサインは松前城と桜。城周辺の松前公園は日本さくら名所100選にも選出。
11時20分、北海道最南端の「白神岬」到着。
19.2km先の対岸は津軽半島の最北端「竜飛岬」です。(※ちなみに本州最北端は下北半島の大間崎)
白神岬の碑周辺は、セルフ写真もままならないくらいの強風で、感銘に浸る間もなく早々に退散(;´Д`)
トンネルを抜けた先の休憩所で一休みしていると、しばらく前にワタクシを追い抜かしていったスーパーカブの2人組がやって来ました。
カブ主様方は、一度通り過ぎた白神岬を見る為に戻ってきたそうです。
色々と休憩所周辺の写真を撮り始めていたので、白神岬はトンネルの向こうだよと教えて差し上げました( ̄▽ ̄)
ちなみに二人は神奈川と高知の子で、ピースボートに乗った際に知り合って意気投合。
神奈川で合流して原付免許を取り、スーパーカブ50にて日本一周の旅を始めたとの事。
ピースボートのポスターを貼りまくれば無料で乗船できるという話は予々聞いていましたが、あれって1枚1000円として換算されるそうです(・∀・)
先は長いぜ楽しんで下さい!
ちなみに写真にも写っているのは「白神岬展望広場の休憩所」で、水洗トイレはもちろん風を防ぐ東屋(テント設営可能)ありでなかなか綺麗。
A級ゲリキャンスポットと認定致します( ̄▽ ̄)
松前町市街地到着!
その後、「白神岬展望広場」から8㎞程先の「道の駅 北前船松前」へ到着。
コープさっぽろで購入したアジフライと牛乳+朝炊いたふりかけご飯でモグモグタイム。
風は相変わらず強風です。
道中通りがかった小学校で、開基131年と掲げられているのを目にしましたが、ワタクシの住む旭川の小学校はせいぜい110年そこそこ??(2012年時点)
さすが松前藩があった土地、若干ですが和人の歴史が深いですな~(・∀・)
(※2020追記 旭川最初の公立小学校(忠別小学校)は明治26年開校だそう)
(前回の松前町・白神岬探訪の日記はこちら↓↓)
R228を北上!
北海道最南端の町を過ぎれば、あとは旭川に向かって北上あるのみです。
途中、松前町札前のパークゴルフ場にてトイレ休憩。
「6/8に近辺を熊が歩いていたのでご注意下さい」という貼り紙も発見。
今日は結構な長距離を進む予定ですが、こりゃ、おかしなとこで野宿したらヤバイですわ~((((;゜Д゜)))
なんとしても明るいうちに目的地に着かねばならぬ!(>_<)
しかし、本日の道のりは限りなく続く山坂の繰り返し&強い横風・・・たどり着けるのか不安だわ~(;´Д`)
驚愕!風地獄!!
パークゴルフ場出発後も想像以上にアップダウンと横風+向かい風が厳しく。
何の隔たりもない、高所の橋の上では油断すると奈落の底に吹き飛ばされそうになってみたり。
左右を囲まれた谷間でも、行き場を失って訳わからん状態の風が前後左右から荒れ狂う始末。
長いトンネルの中なら安心かと思いきや、何故か前方から吹き付けてくる風。
突風!烈風!猛風!!
まさに自然の脅威!!((((;゜Д゜)))
途中で出会った蛇さんも、ジッと低地で堪え忍んでおられました。
松前町から上ノ国町へ!
15時30分、ようやく今夜の寝場所予定地のある上ノ国町に到着です。
- 人口 4707人(2019年12月31日時点)
- 福島町・松前町と同様、1189年の奥州攻めで敗れた残党の渡来から和人の居住が始まる。
- 15世紀初頭から上ノ国や江差の周辺は「上之国」と呼ばれていたそう。(函館周辺は下之国と呼ばれていた)
- 現存する寺院建築の建物として北海道最古(室町時代建立)の寺がある。
- カントリーサインは1470年代に「勝山館」を築いた松前藩の始祖武田信広と縁のあれこれ。
しかし目的地までは残り25kmくらい。先はまだ長く・・・。
本日の寝場所到着!
18時過ぎ、ようやく今夜の野営予定地の上ノ国町「花沢公園」にある東屋に到着です。
こちらは、上ノ国町消防署が目の前にある公園で、昨年のカブ旅の際、ジモティーの情報を基に知った物件です。
200円で入れる露天風呂付きの温泉も隣接し、最寄りのセイコマまで1km程度と好環境。
トイレ、水場は少し離れているものの、ちょっとした穴場かと。
(前回の探訪の様子はこちら↓↓)
テント設営前に買い出しからの隣接の「花沢温泉」へ。
日光湿疹に温泉成分が染みわたる~(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
至福を感じつつ、晩酌して就寝。
- 走行距離 97.75km
- 平均速度 12.7km
- 最高速度 43.4km
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