御崎野営場にて起床!
5時起床。
今日は朝から晴れ。久々のお天気です。
しかし、最近は朝晩の冷え込みが厳しく、今日は初めてヒートテックを着込みました。
東北でこの有り様、果たしてワタクシは北海道を走れるのであろうか・・・(;´∩`)
北海道上陸の暁には、ホッカイロ+しまむらインナーを購入せねばな~(´Д`)
ちなみに自宅を旅立ってから、はや30日が経とうとしています。
宮城県観光も今日で終わりですが、このペースだと、青森につく前に確実に冬将軍に追い付かれてしまう予感。
キリの良いところで、そろそろ北海道に戻る事に決めました。
秋田まで向かい、フェリーに乗り込めば、来年以降はそこから始まる秋田、岩手、青森と続きのコースを回れます。
しかし、四国遍路の続きと東北ツーリング、どちらを優先するか非常にに迷うところ・・・( ̄▽ ̄)
・・・というわけで、早速、新日本海フェリーに電話してみると、秋田港出発が朝6時、苫小牧着が17時半という事が判明しました。
なんて使い勝手の悪い!!ヽ(`Д´#)ノ
まずは秋田港付近で寝る場所探しも必要かもしれません。
(ちなみに、昨日の様子はこちら↓↓)
キャンプ場出発!
9時40分『御崎野営場』出発。
まずは近くにある御崎神社と灯台に向かう遊歩道へ。
なかなか良い景色!(・∀・)
お次は、唐桑半島の中部東側一帯の海岸線を結ぶ『巨釜』と『半造』へ。
この辺りは大理石の海触による巨岩や奇岩が連続する景勝地になっております。
『折石』
高さ16m、幅3mの石柱で、明治29年の三陸大津波の時、先端が2m程折れた事からこの名がついたと言われています。
津波で折れてしまう以前は『天柱岩』と呼ばれていたそうです。
『巨釜』~『半造』を結ぶ2kmの遊歩道も歩いてみました。
リアス海岸特有の景観を楽しみながら散策できるそうですが!?
・・・蜘蛛の巣だらけの藪こぎ遊歩道であった・・・(;´Д`)
ちなみに『巨釜』の由来は、前田浜から沖合を見たとき、大きな釜の中でお湯が煮えたぎっているように見える為。
『半造』の由来は、昔、海の資源が沢山取れて繁昌した為、その呼び名が訛ってハンゾウと言われるようになったとの事。
帰りは普通の道で戻り、10時55分出発。
気仙沼市内到着!
11時15分、気仙沼市街地に入り、例の船『第十八共徳丸』解体現場に到着。
結構デカイ。全長60m・総㌧数330㌧だそうです。
津波によって、海から750mも離れた場所に流れ着いた第十八共徳丸。
津波の記憶として残しておくべきかと、市民にアンケートを取ったところ、七割が維持費がかかる等の理由で取り壊し賛成にまわり、今日から撤去作業が始まったとの事。
すでに工事車両も集まっていました。
ちなみにこの船の下には、ペチャンコになった車が一台取り残されているんですって!!
もしや中には・・・・((((;゜Д゜)))
※人はいなかったようです
さらば宮城県!
その後はR45で着々と北上。
途中、海岸一帯に大理石の岩礁が連なる『大理石海岸』にお立ち寄り~。
紺碧の海と白い大理石のコントラストが絶妙で、遊歩道も整備されているとの事。
大震災の影響で通行禁止・・・
終了~!!つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
ちなみに、この『大理石海岸』
かつては良質の大理石が切り出され、東京日本橋の三越百貨店にも使用されているそうで。
また、海岸周辺でははウミユリの化石、室町時代の城跡なども見る事ができるとの事。
その後はさらに、R45東浜街道を北上。
11日間滞在した宮城県よ!さらば!(/_;)/~~
岩手県に突入!
そんなわけで、さらにR45を北上。
岩手県の陸前高田市に突入で~す!(´▽`)/
- 人口 116万3024人(2023年10月1日時点)
- 面積15275.01㎢、人口密度76.1人/㎢
- 面積は47都道府県で第2位
- 最高峰は岩手山(2038m)
- あわび・木炭・ホップの生産量は全国一位。わかめの生産量は全国二位、竜胆・漆・の出荷量も全国一位
- 県庁所在地は盛岡市(人口28万3674人)
- 特産は、あわび・わかめ・ホップ・りんご・いわて短角牛・木炭・竜胆・漆・南部鉄器など。
- 人口 1万7288人(2023年10月1日時点)
- 面積231.94㎢、人口密度74.5人/㎢
- 「岩手の湘南」と言われるほど、東北の中でも雪が少なく気候が温暖
- 特産は、米・わかめ・メカブ・雲丹・ホヤ・牡蠣・イシカゲ貝・ホタテ・鮎・りんご・北限の柚子・マスカットサイダーなど
陸前高田市に入り、ワタクシ唖然。
復興が全然進んでいない・・・!?
女川町を視察した際よりも更に茫然です。
宮城県では、瓦礫や建物はあらかた片付けられ、更地状態になっている場所が多く。
瓦礫も一ヶ所に積まれている場所がほとんどだったのですが、こちらは建物が震災当時のまま残されている状態です。
下宿定住促進住宅を襲った津波の高さは14.5m。
津波は4階部分までを完全に水没させ、5階の床面まで押し寄せたそう。
現在「津波の高さを伝える遺構」として保存されている。
(ちなみに、女川町での様子はこちら↓↓)
今もなお残る、津波の痕跡を目のあたりにしつつ・・・。
その後『道の駅 高田松原』に到着。
内部と拡大写真。
まずは、道の駅の1F左側部分。配線チューブみたいのがぶら下がってます。
道の駅正面入り口から中を覗いてみると、鉄骨やら崩れ落ちたコンクリートが当時のまま。
こちらは1F左側部分の中を覗いてみたところ。通り抜けたくは無い。
はぁ!?(|| ゜Д゜)何これ!?わざと残してんの!?
仮にも公共の施設・・・既に震災から2年半も経過しているのに取り壊しもしていないって何ごと!?
お金が無いの!?それとも記念のモニュメント!?
つーか、激しく危険なんですけど!?
東日本大震災において14mを超える津波により被災。津波の威力の凄まじさを後世に語り継ぐため、震災遺構として保存されている。
陸前高田市、さらに視察!
新聞でも話題だった『奇跡の一本松』にも行ってみました。
かつて高田松原にあった約7万本の松林のなかで、東日本大震災の津波に耐えて奇跡的に残った一本の松・・・。
松のゾンビ、または無理矢理生かされてる感ありありです。
樹齢173年、高さ27.5mもある奇跡の一本松は、2012年5月に枯死が確認。
復興のシンボルとして後世に受け継ぐために保存整備を行い、現在はモニュメントとして昔と同じ場所に立っている。
ちなみに『奇跡の一本松』の背後に残る建物は『旧 陸前高田ユースホステル』だそうで。
『奇跡の一本松』が流されずに残った理由の一つとして、この『陸前高田ユースホステル』が一本松の防波堤になったことが挙げられているとの事。
津波で建物の一部は倒壊したものの、奇跡の一本松と同じく「希望の象徴の遺構」として残されている。
ついでに、R45からr38大船渡広田陸前高田線経由にて広田半島にある『箱根山の展望台』にも登ってみました。
こんなに景色は綺麗なのに、町は未だにズタボロ大壊滅状態。
どうなってるんだ日本の政府よ!?
やはり、100万都市仙台を抱える宮城県と比べ、岩手県は金や人材が集まらないのかな~と思いつつ、二ヶ所目の視察は終了しました。
R343を西へ!
箱根山の展望台にてバゲット&チーズのモグモグタイム後、R45→R343今泉街道にて内陸へ。
秋田港にてフェリーに乗る為、日本海側へ向かうのが今後の任務です。
その前に、通り道にある日本百景の一つ『猊美渓』世界遺産の『中尊寺金色堂』名勝天然記念物の『厳美渓』くらいは寄っていきたい。
そして、今日のキャンプ地は中尊寺から数km圏内にある『金鶏山麓キャンプ場』か『大文字キャンプ場』がどちらも200円なので宜しかろうという考えざんす。
そんなわけで、一関市に突入!
- 人口 10万5706人(2023年12月1日時点)
- 面積1256.42㎢、人口密度84.1人/㎢
- 岩手県最南端に位置する市で、面積は県内第二位
- 日本の鉄道橋の中で一番長い鉄橋(全長3870m)がある。
- 特産は、りんどう・曲がりネギ・いわて南牛・東山和紙・舞草刀・かにぱっど・餅料理など
14時20分、一関市大東にあるコンビニにて唐揚げと牛乳、バゲットの残りで小腹を満たしていると、ジモティの兄さん二人組に声を掛けられ四方山話。
日本百景の『猊美渓』に関しては時間があるなら寄ってもいいんじゃないかと、微妙な様子です。
そういえば『御崎野営場』で話した一関からの釣り人もそう言っておった・・・(-_-)
まあ『猊美渓』は、90分1500円の舟下りをしつつ、渓谷美を楽しもうという場所なんですけどね。
是非行かないと!という場所なら、キャンプ場から往復20kmの距離を戻ってでも明日行こうかと思いましたが、こうも微妙な意見が続くと・・・
却下だな・・・(-_-;)
キャンプ場も『金鶏山麓キャンプ場』より『大文字キャンプ場』の方が町でも宣伝してるから良いのではないか?というアドバイスも頂き、今夜の寝場所も決まりました。
15時40分出発。
結構のんびりし過ぎたかもw
寝場所候補地到着!
R343をさらに西へ向かい→r19一関大東線からの→r206相川平泉線にて平泉町突入。
- 人口 6752人(2023年12月1日時点)
- 面積63.39㎢、人口密度107人/㎢
- キャッチコピーは「輝きつむぐ理想郷~いにしえの歴史と希望ある未来 そして人を育む町」
- 平安時代末期に奥州藤原氏の本拠地があった町。当時は平安京に次ぐ大都市として栄えた。
- 県内で最も面積が小さい自治体。
- ユネスコ世界遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」がある。
- 特産は、秀衡塗・盛り出し式平泉わんこそば・餅料理・はっと汁など
『大文字キャンプ場入口』に到着。
ここで、ガソリンがあと僅かな事に気が付きました。
『生きるか死ぬか?燃料が持つか!?のデッドorアライブゲーム』に参加する気はさらさら無いので、明日の下見も兼ねてガソリンスタンド探しに参ります。
そして、走ってる最中・・・ワタクシはふと、ある事に気付きました。
そういえば、確かここから遠くない距離にライハがあったような・・・!?
確認するとビンゴ!!
地図では少し離れている気がしますが、15km以内の距離。
今更ながら、東北のツーリングマップル見て思うのが、北海道のマップルよりはるかに縮尺が短い事。
パッと見、少し遠いかもと思う距離でも、案外早く着いてしまう事が多いのです。
近くだと思ったら、遠くて困ったバージョンよりマシですがw( ̄▽ ̄)
寝場所到着!
急遽予定を変更し、r14一関北上線を北上→奥州市に突入!
- 人口 10万7983人(2023年12月1日時点)
- 面積999.3㎢、人口密度109人/㎢
- 人口は県内第二位
- 特産は、米・前沢牛・いわて奥州牛・江刺牛・江刺りんご・南部鉄器・岩谷堂箪笥・あんかけうどん・奥州はっと・どぶろくなど
r106前沢東山線にて向かった先は『ライダーハウス バルカン』です。
一泊1000円で、屋根付き駐輪場もあり。
お部屋は、ベッド+布団付き。
流しも備え付けられ、電子レンジも完備どす!(・∀・)
先日からの『藁→木→レンガの家理論』でゆけば、いきなり鉄筋コンクリートのマンションに引っ越して来ちゃたようなもんw
①藁の家レベルの寝場所
②木の家レベルの寝場所
③レンガの家レベルの寝場所
久々に室内に泊まれるというのは実に良いことだ!!(・∀・)
ちなみに、こちらがオーナーさん。
オーナーさん自身もバイク乗りだそうで。
『北海道からの帰路に泊まれるライハが東北には少ない』と、ツーリングの途中に出会ったライダーに聞き、一念発起でここを作ったのだそう。
ありがたや~(-人-)
200m程と歩いていける距離に、小さなスーパーもあるので酒や食料調達にも困りません。
オーナーさんとの話では「実は岩手県でも放射能は検出されてるんだ」という話が気になりました。
また、岩手県沿岸が未だにズタボロの状態なのは、
- 地権者の許可問題が絡んでいる。(遠くにいたり、既に津波の犠牲となっていたりで連絡がつかない)
- 業者が足りない。(岩手県沿岸は遊ぶ場所が無いから、出稼ぎに出るなら宮城県みたいな)
- 漁師が多いのでまず漁港復旧が優先。
・・・ってな理由らしいです。
今夜も宴の幕が開く!
一人晩酌をしているとライダーが二組ご到着。
一人は外食に出掛けてしまったので、残った一人の大学生が今夜の獲物ですw( ̄▽ ̄)
この大学生君、今回はレンタバイクで北海道を周り、今は青春の18切符で自宅に向かってる最中なんだそう。
明日は平泉観光の予定で、最寄りの駅からここまで、3kmを歩いて来たそうです。
しかし、気仙沼の船が今日から解体され始めた話をすると、平泉観光は止めにして、明日は気仙沼に向かうという流れにw
そうよね~平泉はいつでも見れるけど、あの歴史に残るであろう船は、やはりこの目に焼き付けないとね~( ̄▽ ̄)
ちなみに、この大学生君。
来年からは医療機器メーカーに就職が決まっているそうですが!?
その間に卒業旅行・素人レベルからのビジネス英会話の勉強・バックパッカー・旅先でのバイトなどこなしたい事が色々とあるらしいです。
残された時間的に多分無理!!w
・・・とも思いますが、是非有意義な学生生活を楽しんで頂きたいと思います( ̄▽ ̄)
ほどほど楽しく飲めました。
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走行距離 132.5km
- ガソリン 483円
- 牛乳・唐揚げ棒・煙草 628円
- 酒・ツマミ・食料 1020円
- ライハ宿泊料 1000円
計3131円
2024追記
ライダーハウス バルカンについて
- 営業期間 通年
- 利用料 1泊1000円
- チェックイン なるべく20時より前
- ガス・冷蔵庫・電子レンジ有り、シャワールーム有り、女性部屋有り
- 徒歩圏のスーパーは無くなったので、事前買い出し必要
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