道の駅月山にて起床!
6時半起床。やはり昨日は疲れていたようです。
天気予報を見てみると、今日は晴れだが、明日から山形・宮城近辺は雨になるらしく。
・・・なるべくなら雨の中の撤収は避けたいところです・・・(;´Д`)
ちなみに、今日明日は東へ向かいますので。
寝場所の候補としては①山形入りした時に雨避けで二泊した「虫地獄!阿鼻叫喚バンガロー」か②仙台市内の「250円で泊まれるらしい雑魚寝の宿泊棟」を雨避け候補に入れておきます。
9時になり、道の駅の観光案内で、予てからの問題点「湯殿山には原付二種で行けるのか?」と聞いてみると、原付が通れないのはR112のバイパスだそうで。
旧R112を通れば湯殿山麓の有料道路の料金所にも行けるし、有料道路自体は原付もオッケーとの事。
悩んで損したw( ̄▽ ̄)
やはり、現地まで足を延ばさないと真実はわからないものです。
悩みも解消された事で9時半、カブちゃんで出発!
(昨日の様子はこちら↓↓)
出発!
旧R112にて、月山ダム湖の畔を走り抜け・・・。
9時54分、日本の滝100選として選定されている「七ツ滝」に到着。
落差90mの直瀑。
湯殿山参りする修験者がこの滝に打たれて身を清めたそうで、修行の為に篭った洞穴が今も残っているとの事。
「七ツ滝」の近くからも湯殿山に至る「六十里越街道」へのアクセスポイントもありますが、到着までの見積りをすると片道3~4時間くらい・・・。
ちょっと、そこまでのヤル気は起きないかな~(  ̄▽ ̄)
ちなみに、山形県の海沿い庄内地方と内陸部を結ぶ「六十里越街道」は「鶴岡→松根、十王峠、大網、田麦俣、湯殿山、大岫峠を越え→志津、本道寺、寒河江を通り→山形に至る険しい山岳道」の事でして。
山岳信仰が盛んだった室町・江戸時代には、湯殿山を目指す東北・関東の各地から訪れる参詣者逹で賑わったとの事。
また、戦国時代には軍馬が足跡を刻み、藩政時代には参勤交代にも利用されたという記録も残っているそうで。
庄内からは魚介類や蝋燭、内陸からは紅花や真綿、豆や葉煙草などを背負って運ぶ人逹も往き来していたとの事です。
いつか歩いてみたいわ~(*´∀`*)
湯殿山参詣所到着!
その後、有料道路(二輪往復200円)もなんなくクリアし、10時半『湯殿山参詣所』到着。
- 社格 旧国幣小社
- 主祭神 大山祗神・大巳貴命(大国主神)・少彦名神
湯殿山は山自体がご神体。
俗世とは切り離された神域として、古来より人工的な信仰の場をつくることは禁じられ、社殿が設けられていないのが特徴。
ここから本殿まではシャトルバス(往復300円)に乗るか、20~30分歩くかの選択です。
もちろん歩きでしょw( ̄▽ ̄)
その前に・・・朝食べたおにぎり1個じゃ体が持たなかったようで、とりあえず腹ごしらえをしなければっ!!
つーわけで久々に外食。天ぷら蕎麦(900円)を頂きます。
チャリダーでもないのに、何故か最近、がっつりとカロリーを求めてしまいますw
注文時は少し高いなと思いましたが、海老天2本や月山竹に舞茸天、その他数種の野菜天婦羅も入り、とってもボリューミー。
汁まで飲み干し→完食!
それでは!いざ往かん『湯殿山神社本宮』参拝!!
湯殿山本殿へ!
歩き始めて間もなく、前方からやってきた男性に「もしかして、月山にカブで登った人じゃないですか?」と話しかけられました。
正確には『月山8合目駐車場』までカブで行っただけですが!?
男性は、ワタクシが登った一昨日は霧で登頂を諦め→8合目で車中泊→次の日には晴れて参拝してきたそうです。
四方山話も終わり、今度こそ『湯殿山神社』参拝デス!!(・∀・)
(ちなみに月山神社参拝の様子はこちら↓↓)
本殿に向かう道は、シャトルバスが走る曲がりくねった舗装路で、昔ながらの小粋な古道を想像していたワタクシにはちょっと期待外れ。
で、こちらの『湯殿山』ですが。古来から「出羽三山の総奥の院」とされ、境内の事な関しては「語るなかれ、聞くなかれ」と定められています。
あの、松尾芭蕉も奥の細道の途中に月山を越えて湯殿山を拝した際、戒めのままに詳しくは語らずに「語られぬ 湯殿ににぬらす 袂かな」 の一言を残すのみだそうです。
今の時代、ネットで検索すればあらゆる詳細が見れるわけですが!?
ワタクシも、芭蕉に倣って語るなかれの精神で往こうと思います( ̄▽ ̄)
感想のみで察して下さいw
湯殿山神社到着!
12時22分、生まれ変わりの聖地『湯殿山神社本宮』に到着です!!
お分かり頂けましたでしょうか!?w( ̄▽ ̄)
トラブル発生!
参拝も終わり、下界に戻ろうとしていると、ポケットに適当に突っ込んでおいたバイクグローブの片方がないΣ(´□`;)
落としたのは参拝途中か!?と、境内に再度入れてもらって探すも見当たらない。
記憶の中では駐車場から歩いて来た後、参道の下のトイレで外しポケットに突っ込んだ気も・・・。
しかし、定かではない・・・(;´Д`)
その時、参拝してきたオジサンが「何か探し物かい?」と聞いてきました。
斯く斯く然々と話すと「茶色い手袋なら下で落ちてるのを見たよ!」と有難い情報が!
トイレで外した記憶があるって事は、参道か!?
往復してみました。
無いです(∋_∈)
まさか既に誰かに拾われたか・・・。
シャトルバス発着所の側にあるお土産物屋さんの話に依ると、落とし物は本殿の受付か下の参詣所に届けられるそう。
しゃあねー戻るか(-_-;)
アスファルトの道路を疑心暗鬼で下っていくと、前方からオバサンが一人歩いてきました。
尋ねてみると「ずっと下の方に落ちてたわよ」との事。
落ちてる場所も解ったし、これで一安心!(・∀・)
時間もたっぷり無駄にしたけど、物事全てがタイミング。
今回の出来事が無ければ、もしかして、不慮の事故にあっていたかも知れぬ。
何でも楽天的に考えたもん勝ちザンス(・∀・)
今後の予定は!?
さて、タイミング論者を気取ってはみたものの、問題は明日の雨に向けて今日これから何処を目指すか。
宮城県に抜ければ『屋根付き壁付きで250円のライハもどき』におそらく、宿泊可能。
しかし、山形県でし残した事が二つあります。
一つは、昔から憧れていた蕎麦の名店『あらきそば』に行く事。
もう一つは、山寺の近くの鵜沢山にある『ジャガラモガラ』の探索。
でもな~、数日前に『山形物産館』でアイスコーヒーをゴチになったオジサン方の話に依ると『あらきそば』は有名だけど味は普通って事だし・・・。
『ジャガラモガラ』に至っては「ジャガラモガラってなんじゃがらもがら!?」と、ネタにしたいだけの目的だしな~・・・(;´Д`)
まして、そこに行くと否応なしに『虫地獄バンガロー』に宿泊・・・。
(山形物産館での出会いと虫地獄バンガローについてはこちら↓↓)
「やっぱ、宮城に抜けるかな~」と思ったその瞬間!
見覚えのあるグローブ発見!!
これも何かの縁。さようなら山形県!宮城県行きに決定で~す!!\(^o^)/
物事全てタイミング!?
駐車場に戻り、荷物を積み直していると、一人の姉さんに声をかけられました。
「北海道から!?」「カブで!?」「野宿なの!?」
・・・と矢継ぎ早の質問。
いつもの事ですww( ̄▽ ̄)
姉さんは宮城県の方で、ドラッグスター乗り。今日はソロツーで『湯殿山』までやって来たそうです。
さらに、ちょうど大学生の息子さんがバイクで初めての北海道ツーリングに行っている最中のようで。
話しているうちに「家に招待したい!今日明日休みだし、お風呂もあるから泊まりに来なよ~!!」
・・・と急遽、自分から要求しない田舎に泊まろう的展開に。
ネタ神サマキタ――(・∀・)――!!
姉さんは、ワタクシが参拝終了した頃にちょうど湯殿山に到着したそうでして。
ワタクシがスッタモンダしていなければ、こうして話す事はなかったでしょう。
グローブ行方不明騒動・・・多分この出会いへの伏線であった。
やはり、物事全てタイミングであ~る(^皿^)
さらば山形県!!
とりあえず、90ccのワタクシと中型の姉さんとでは一緒に走れるわけはなく、携帯番号と大体の場所を聞いて出発です。
14時20分出発。目指すは宮城県七ヶ浜町!
たどり着けるのであろうか・・・(_´Д`)
まずは旧R112(六十里越街道)を引き続き南下し西川町を通過。
- 人口 4657人(2022年9月1日時点)
- 面積393.19㎢、人口密度11.9人/㎢
- キャッチコピーは「山形県のどまんなか 月山のある町、にしかわ」
- 総面積の9割程度が山間部。水の郷百選に選出されている
- 特用林産物であるキノコ・山菜の生産額は全国でも有数の山菜王国
- 特産・名産は、水・山菜・キノコ・月山ビール・月山山菜そば
さらにR112で東に向かって寒河江市に突入。
- 人口 3万9520人(2022年9月1日時点)
- 面積139.03㎢、人口密度284人/㎢
- キャッチコピーは「日本一さくらんぼの里」
- 国内最大規模の観光さくらんぼ園がある。サクランボ生産量は県内三位
- 特産は、サクランボ・イチゴ・ブルーベリー・大粒ぶどう・柿・食用菊・薔薇など。
そして、R287にて河北町を通過しつつ・・・。
- 人口 1万7002人(2022年9月1日時点)
- 面積52.45㎢、人口密度324人/㎢
- キャッチコピーは「雛とべに花の里かほく」
- サクランボの生産量が「町村では」全国一位、スリッパは全国生産額の4分の1を占める
- 特産・名産は、サクランボ・スリッパ・冷たい肉そば・カレー風味カツ丼など
山形県の東の玄関口である東根市へ突入~。
- 人口 4万7862人(2022年9月1日時点)
- 面積206.94㎢、人口密度231人/㎢
- キャッチコピーは「ようこそ果樹王国ひがしねへ」
- サクランボの生産量は全国の市町村で1位。りんご・桃の生産量は山形県1位。ラフランス生産量は山形県2位。焼き麩の生産量も日本最多
- 特産は、サクランボ・桃・ぶどう・和梨・りんご・ラフランス
R13→R48作並街道を東に向かえば、一週間ぶりの宮城県です!
再び!宮城県へ!!
16時半。延々走り続けて、ようやく宮城県仙台市に突入!
- 人口 109万9387人(2022年9月1日時点)
- 面積786.3㎢、人口密度1398人/㎢
- キャッチコピーは「杜の都」
- 宮城県の県庁所在地、東北地方最大の都市で唯一の政令指定都市
- 公共図書館・水力発電・フィギュアスケート・電気化学工業・鉄筋コンクリート橋梁・地下鉄・鉄道の交流電化・光通信などの発祥の地
- 特産・名産は、米・魚介類・牛タン料理・仙台ラーメン・笹かまぼこ
すぐ先の駐車場で一休みしていると、またもや先程の姉さんと遭遇。
寒河江の方で寄り道してきたそうです。
「こんなに早くここまで来てるなんて!」と驚かれましたが、カブと云えど90cc。
出会う皆様、何か勘違いされてるようですが、普通に法定速度で走れますw
メーターも80kmまで付いてます。
流れに乗る事は出来ませんが・・・(-_-;)
でもね!ライダーやドライバーの皆さん!!
日本の一般道の法定速度は60kmなんですよ!!!
仙台市を西へ!
17時、R48沿いにある「鳳鳴四十八滝」にお立ち寄り。
「鳳鳴四十八滝」は落差25m、幅10m。滝から響く美しい水音が伝説の鳥、鳳凰にの鳴き声に似ているところから名付けられたそうです。
滝マニアではないので粋な寸評は出来ませんが、なかなかの眼福・・・( ̄ー ̄)
その後、仙台市内に近づくにつれ道は次第に渋滞となり・・・さすが100万都市。札幌並みに車が溢れ返っています。
さらに、R48→R457→r35泉塩釜線を西に進み多賀城市に突入。
- 人口 6万2664人(2022年10月1日時点)
- 面積19.69㎢、人口密度3183人/㎢
- キャッチコピーは「史都・多賀城」
- 奈良・平安時代に「陸奥国府 多賀城」がおかれていたため、多くの文化財や名所が残る。
- 特産は、多賀城バナナ
さらにさらに西へ進み塩釜市に突入。
- 人口 5万1263人(2022年10月1日時点)
- 面積17.37㎢、人口密度2951人/㎢
- キャッチコピーは「おいしさと笑顔がつどうみなとまち しおがま」
- 陸奥国一之宮 鹽竈神社の門前町。
- 特産は、かまぼこ・練り製品・酒・藻塩
r35→r58塩釜七ヶ浜多賀城線にて、七ヶ浜町に着いた頃には19時過ぎ・・・。
めちゃくちゃくたびれました(+_+)
ここまで遅くなったのは、確実に渋滞のせいかと思われます(´Д⊂
- 人口 1万7670人(2022年11月1日時点)
- 面積13.19㎢、人口密度1340人/㎢
- キャッチコピーは「うみ・ひと・まち 宮城県七ヶ浜町」
- 海沿いに7つの集落(浜)があったことから「七ヶ浜」と名づけられた。
- 特産は、海苔・ボッケ(ケムシカジカ)・ルバーブなど
指定されたコンビニで姉さんを待っていると、トラックの運ちゃんらしき男性が話しかけて来て、『これで廻ってんすか!?頑張って下さい!!』とポカリをお接待して頂きました。
多分、日本一周と間違えられてる気もしますが!?
細かい事は気にせずにあざーす!!(・∀・)
本日の寝場所に到着!
間もなく姉さんと合流し、姉さん=ヒロ子さんのお宅、H原邸へ到着。
田舎とは聞いてましたが、なんのなんの。
コンビニはもちろん、スーパー・ドラッグストア・ダイソーなどもあり、そこそこ何でもある町です。
ちなみにワタクシ的には『しまむら』があると、ある程度の町と認識しております( ̄▽ ̄)
海に面したこの町でも、311東日本大震災の際は津波の被害があったそうです。
とはいえ、ヒロ子さんの家は高台にあったので特に被害はなく、それでも勤務先の病院からは波が迫ってくるのが見えたとの事。
ご無事で何より(^人^)
ヒロ子さん宅でビールやオクラのお浸し・餃子・カボチャの煮付けなどをご馳走になりつつ、旅話。
風呂にも入らせて頂きました。
途中、飲み中のご主人を迎えに仙台まで出向き、帰ってきてから肉など食わせて貰いながら3人で酒。
お子さんは二人いるそうで二人とも東京暮らし。
一人は社会人で、北海道ツーリング中の子は大学生だそう。
ご主人は建築関係の会社の仙台支部の所長さんだそうで。
「震災後は仕事が盛り沢山でしょう」と聞くと、「あと5年は建築業界も安泰だ」と仰ってました。
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走行距離 152.2km
- ガソリン 343円
- 有料道路通行料 200円
- 天ぷら蕎麦 900円
- お祓い料 500円
- 発泡酒×2 390円
計2333円
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