盃野営場にて起床!

朝5時起床。

今日は朝から雨になるそうですが、まだ降ってないのでのんびりと用意。

昨夜の二人が立ち去った後、管理のオジサンと世間話しつつ、ゆるゆると9時過ぎ出発。

気象庁の予報外れた予感!(・∀・)

しかし、キャンプ場を出てすぐの茂岩トンネルに突入→総長1443mを走り抜け→反対側に辿り着いた時には、外は既にどしゃ降りの雨と化していたのでした。

ワタクシ、ナイスタイミング!!w(・∀・)


トンネル待機決定!

トンネル内から見る外の様子は結構な雷雨のようで、よっぽどの事情がない限り、走り出すには躊躇する天候。

あ、たぶん2㎞圏内に雷落ちたわ~(´Д`)

トンネル待機決定!

2012/ 7/ 5 9:53 トンネルの外は雷雨。

泊村は原発マネーで潤ってるだけあって、歩道の幅も広く、トンネルそのものが立派です。

次第に寒くなってきたので、寝袋を取り出し→壁際で体育座りで時を過ごす。

ビバーク体制もばっちりです!(・∀・)



トンネル待機は続く!

そのまま2時間経過・・・。

どうやら爆睡してしまったようでw

しかし、雨はまだまだ降り止む様子もなく・・・。

途中、通りがかりの札幌ナンバーの車のおばちゃんから「大丈夫?」と声をかけて頂きましたが、ただ寒いのと雨上がりを待ってるだけなので・・・。

ワタクシの事は、皆様を見守る交通安全地蔵だと思ってスルーして頂きたいw( ̄▽ ̄)

合掌地蔵10号天然石丸彫り

一時は、もしや!初のトンネル内ゲリラキャンプ!?と危ぶんでおりましたが、12時20分、ようやく空が明るくなってきました。

雨も小降り、鳥の声も聞こえだしたので、イケると踏んで出発です。


泊村から神恵内村へ!

走り出して数十秒後、いでよ神龍!的な神恵内村に到着。

2012/ 7/ 5 12:21 神恵内村に到着!

 神恵内村

  • 人口  840人(2019年12月31日時点)
  • 1595年(文禄3年)には和人によるニシン漁が行われていた。1751年(宝暦元年)には、知行地として古宇場所が開かれる。
  • 地名の由来は、アイヌ語の「kamuy-nay(カムイ・ナイ) ~神の・沢」からの転訛。
  • 2005年~2018年9月6日まで震度1以上の地震を一度も観測されたことがない日本で唯一の自治体(らしい)
  • カントリーサインは龍神。当丸沼に住む竜神が竜神岬から昇天したという伝説があるそうな。

12時49分、今はお祭りの時期らしく。

市街地を抜けた先の赤石稲荷神社の前には大漁旗が奉納されていました。

2012/ 7/ 5 12:49 赤石稲荷神社なう。

その後「道の駅 オスコイ!かもえない」にてモグモグタイム。

それほど動いてもいないのに、お腹ってこうも空くものか・・・(;´∩`)


道の駅を出発し、R229カブトラインをサクサクと北上。

14時11分、西の河原と表記された場所に辿り着きました。

2012/ 7/ 5 14:11 西の河原?

一つ積んでは母の為~二つ積んでは父の為~。

いかにも霊場ちっくな名前ですが、海岸沿いはゴミだらけ。

(※2020追記 実は岬の向こうに、カムイミンタラとも呼ばれる霊地が隠されています。←2016年探訪)


神恵内村から積丹町へ!

14時22分、積丹町に到着。

2012/ 7/ 5 14:22 積丹町到着!

 積丹町

  • 人口  1981人(2019年12月31日時点)
  • 江戸時代からの和人地。松前藩によってシャコタン場所が開かれていた。開基は1706年(宝永3年)
  • 地名の由来は、アイヌ語の「 sak-kotan(サク・コタン) ~夏の・村」からの転訛。
  • 北海道遺産の神威岬や日本の渚百選選出の島武意海岸がある。ソーラン節の発祥地。
  • カントリーサインは神威岬とエゾカンゾウ。

当初はお昼頃には到着して、今が旬の積丹のウニ丼を喰らう予定でしたが、雨のお蔭で計画は丸潰れでやんす(ノд<。)゜。

神威岬に関しても、今回は遠目に眺めるだけでスルー。

2012/ 7/ 5 14:29 R229から神威岬を望む。

まあ、今年の4月から遊歩道が立ち入り禁止で先端まで行けない状態なので、行く意味ないんですがね~!( ̄▽ ̄)



プチトラブル発生!?

15時過ぎ、この時点でお弁当は全て食い尽くし、残っているのは飴、カロリーメイト、栄養ドリンクのみ。

いや、米でもスパゲッティでも作る気になればあるんですがw

しかしここまでお腹が空くのは尋常ではない。

まさか、ヒダル神にでも取り憑かれたか!?

推測するに、虫刺され・日々の疲労・昨日の死のダイブでの膝の擦り傷と膝の皿の痛みなどを修復する為に!

ワタクシの体内では、あらゆる治療機関が総動員され、余計なエネルギーを必要とされているのかと思われます( ̄▽ ̄)


時には諦めも肝心!

16時7分、古平町・余市町方面へ続くR229と積丹岬に続くr913野塚婦美線との分岐に到着。

2012/ 7/ 5 16:06 R229から積丹岬を望む。

本来なら、積丹岬・島武意海岸を通るr913への道を選びたい所ですが、ただでさえ3時間のロス。

ワタクシの記憶が確かならば、岬へと至る道は結構なアップダウンだったような・・・。

食糧が心許ない今、途中で力尽きる事、間違いなし!!(´Д`)

カツ丼とか唐揚げ丼とか、超高カロリー食を思う存分、腹一杯かっ喰らう!!を合言葉に、岬ショートカットコースを突き進みたいと思います。

ちなみに「野塚野営場」そばのガソリンスタンドにて、何度かワタクシを追い抜かしていった、日本一周中の看板を掲げたライダーと挨拶。

日本一周と聞くと大学生くらいのいたいけな若者を想像しがちでしたが、中の人はなんて事ない老年のオヤジでしたw


さて、積丹岬には行かないショートカットコースですが、カブ旅の時はいつも積丹岬経由で行くので、この道を通るのは初めてだったりします。

そして岬というものは、一般的に「山塊や台地の端っこが海へと没っする地点」ですから、横切るとなるとこれまた何らかのアップダウンはつきものです。

後半戦としては、なかなか辛い山道・・・(´Д`)

しかし、昨年の森の番人に付け狙われる思いを考えたら、まだマシな方かと思われます。

(森の番人についてはこちら↓↓)

北海道一周チャリ旅(第二部)12日目~冷血非情のヒットマン襲来!!

2011年8月4日

ようやくモグモグタイム!

17時過ぎ、ようやくコンビニのある町、積丹町美国に到着。

こちらでも祭りな季節の様子。

美国神社の例大祭だそうで、燃え盛る炎をの中を天狗が渡る「天狗の火くぐり」が有名なお祭りとの事。

そんなわけで、さっそくセイコマへ!

ワタクシの脳内では既にホットシェフのカツ丼をがっつり喰らうストーリーが出来上がっていましたが!

夢は叶わず「チキンカツとミートボール弁当(940㌍)」で妥協。(ホットシェフが無い店でした)

店員さんの話によると、古平~余市間も峠越えがあるというガッカリなお知らせです。(ノД`)・゜・。



積丹町から古平町へ!

飢えが満たされたところで出発!

トンネルを一つ抜ければ、そこは古平町です。

2012/ 7/ 5 17:53 古平町到着!

 古平町

  • 人口  3015人(2019年12月31日時点)
  • 江戸時代からの和人地。1606年(慶長11年)松前藩によってフルビラ場所制定。1189年(文治5年)から藤原泰衛の残党が、鵡川から余市に至る各地に定住していたそう。
  • 地名の由来は、アイヌ語の「hure-pira(フレ・ピラ) ~赤い・崖」「hur-pira(フル・ピラ) ~丘の・崖」と諸説あり。
  • 抽象画では世界唯一の五百羅漢がある。
  • カントリーサインは家族旅行村とセタカムイ岩。

特に立ち止まる事なく、次の町へ向かってサクサク走行。

相変わらずのトンネル地帯ですが、歩道も広いので特に問題もなくストレスフリーです。

しかしながら、忘れてならないのが1996年(平成8年)に起こったトンネル崩落事故

バスや車がトンネル内で直撃を受け、20人の死者を出した大惨事の舞台が古平~余市を結ぶ「豊浜トンネル」です。

昨年のチャリ旅の時に、日高地方で出会ったチャリダーがここを通った際「誰もいないトンネル内でトントンと肩を叩かれた」という体験もしたらしいガクブル物件でゴザイマス。

(昨年のチャリ旅についてはこちらで↓↓)

北海道一周チャリ旅(第二部)15日目~恵庭チャリダー三昧!

2011年8月7日

ウォークマンを聞きながら走っているワタクシも、まさか有り得ないだろうとは思いつつ。

ワタクシ
もしトンネル内で、この曲がかかったら霊のいる証拠~!

と、確率数百分の一の些細な賭けをしてみたところ。見事ヒットしましたので、やはり曰く付きの場所なんだなと実感致しました。( ̄▽ ̄)


古平町から余市町へ!

懸念だった出足平峠(標高147m)越えも、まあそれなりな感じで19時過ぎには余市町に到着。

 余市町

  • 人口  1万8565人(2019年12月31日時点)
  • 江戸時代からの和人地。1599年(慶長4年)松前藩によってヨイチ場所制定。奈良時代以前から和人の往来はあったよう。
  • 地名の由来は、アイヌ語の「 yu-ot-i(ユ・オッ・イ) ~温泉・いっぱいある・ところ」「i-ot-i(イ・オッ・イ) ~それ・多くいる・ところ」と諸説あり。(それ=余市の場合は蛇)
  • リンゴ・梨・ブドウの生産量は全道一。鮎の生息地の北限。積丹町同様、余市町にもソーラン節発祥地の碑がある。
  • カントリーサインは、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台になった「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」とロウソク岩。

宇宙飛行士の毛利さん生誕の地にある「余市川温泉 宇宙の湯」にて身体を癒しつつ。

(屋根の上にはスペースシャトルのオブジェがw)

2012/ 7/ 5 19:25 余市川温泉 宇宙の湯。

今夜は「道の駅 スペースアップルよいち」の裏手にて、ひっそりとゲリラキャンプです。

近くに皮膚科があるらしいので、明日こそ朝から病院だ!!

(ちなみに、前回の余市町及び積丹半島探訪の記録はこちら↓↓)

北海道カブ旅2日目~風呂は無くても心は錦!!

2011年6月21日
  • 走行距離  80kmくらい

2020追記

余市川温泉 宇宙の湯について

  • 営業時間 9時半~22時(水曜は13時~21時)
  • 入浴料 大人440円、小学生140円、小学生未満70円
  • 定休日 年中無休
  • TV付きサウナ、半露天風呂有り。リンスインシャンプー・ボディソープ、ドライヤー有り。
  • 無料休憩所有り、ランドリー有り、食事処有り(11時~20時)

宇宙飛行士の毛利衛氏生誕の地。(ご両親が「喜久乃湯」という名前の銭湯をされていたそう)


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日常のあれこれと【四国歩き遍路2巡目(第二部)】はこちらで