道の駅 だて歴史の杜にて起床!
6時起床。
昨日、激しく疲労したのもありますが、多分函館まではろくな店もないであろうと予測し、本日は買い出しday。
今シーズンからのニューアイテム、Goal Zeroのソーラーパネルで発電しながら、のんびりと店の開く時間を待つ事に致します。
毎度お馴染みのイマイチ湿った寝袋も乾かしながら、もちろん、テントだけは先に片しますけどね!
ちなみに今回購入した「Goal Zero Guide 10 Adventure Kit」は、Goal Zero社のソーラーパネル「Nomad 7」とポータブル充電器「Guide 10 Plus」がセットになったもの。
ソーラーパネルのUSBポートからダイレクトに携帯の充電が出来るほか、晴天時であれば4~5時間で単三電池(or単四電池)×4本を満充電にする事が出来る優れものです。
Goal Zero GUIDE 10 PLUS + NOMAD 7 PLUS V2 ソーラーパネルキット
人力旅には欠かせない、盗電要らずの便利グッズ。
重量も電池抜きで500g程度。災害時、歩き遍路、キャンプで山にこもる時にもおススメかと!(・∀・)
道の駅にて待機!
身支度をしていると、犬連れのオバサンが通りかかり世間話。
先日もこの場所で、アジア系カップルがテントを張っていったそうです。
野営に適した地というのは万国共通という事ですな( ̄▽ ̄)
オバサンが立ち去った後、今度も犬連れのオジサンが来て、これまた世間話。
ワンコの名前はシーズーとヨークシャーのmix、チョコちゃんです♪
だらだらとしすぎましたが、今日の目的地はあの!サティスファクションタウン。
たかだか60㎞そこそこなので、なんとかなるはず!?
プチトラブル発生!
10時半頃、ようやく重い腰を上げて出発!
ところが!?
チャリのギアに、ついうっかりタオルを巻き込んでしまい大変な事に!!
やらかした~(>_<)
タオルをハサミで引き裂き何とかなりましたが、きっと注意力散漫なのは疲労のせいね・・・。
今日は温泉にでも入って、ゆっくり身体を癒した方が良さそうです。
気を取り直し、再度出発。
伊達市から洞爺湖町へ!
伊達市内のダイソーなどに寄り、本格的に動きだしたのが11時。
本日もR37胆振国道を延々と進む行程です。
峠越えもあるけど大丈夫かな~??(;´Д`)
出発して町を抜けるなり、いきなり坂。もしや静狩峠との戦いは、すでに始まっている!?
途中で見かけた有珠山と昭和新山。
手前に見えるのが、2000年(平成12年)にも噴火した活火山の「有珠山(標高737m)」
後方に見えるのが、1944年(昭和19年)~1945年(昭和20年)の間で形成された溶岩ドーム「昭和新山(標高398m)」です。
そんなわけで、11時46分に洞爺湖町到着。
- 人口 8742人(2019年9月30日時点)
- 1880年(明治13年)、虻田村として開村。(2006年、虻田町と洞爺村が合併し洞爺湖町に)
- 地名の由来は、アイヌ語の「 to-ya(ト・ヤ) ~湖・の岸」からの転訛。虻田の由来は「ap-ta-pet(アプ・タ・ペッ)~ 釣針・を作る・川」からの転訛。
- 洞爺湖、洞爺湖温泉、有珠山、噴火遺構などなど観光資源が盛りだくさん。「洞爺湖有珠山ジオパーク」は、日本国内初の「世界ジオパーク」
- カントリーサインは有珠山と洞爺湖、その向こうには後方羊蹄山
洞爺湖町から豊浦町へ!
12時47分、洞爺湖町を抜けて、豊浦町に到着。
- 人口 3940人(2019年9月30日時点)
- 1880年(明治13年)、弁辺村として開村。(1932年、豊浦町に改称)
- 地名の由来は、アイヌ語の「pe-un-pe(ペ・ウン・ペ) ~水・ある・所」「pe-pe-nay(ペ・ペ・ナイ)~ 水・水・川」「pet-pet(ペッ・ペッ)~川・川=小さい川が集まったところ」と諸説あり。
- ホタテの養殖発祥の地。アサツキと豚肉の生産量は全道一。ホタテ・イチゴ・豚肉が三大特産品。
- カントリーサインは礼文華海岸とイチゴ
洞爺湖町に引き続き、坂・坂・坂の繰り返しの道程が続きます。
万が一、これが40㎞近く続くのであれば・・・そこに待っているのは絶望!?(((( ;゚д゚)))
まあ、そこまで言うのは言い過ぎですがw( ̄▽ ̄)
ある意味、羽幌町~初山別村付近のアップダウンの繰り返しを彷彿させますが、足さえ動かしていれば、いずれはたどり着けますから!
(羽幌町~初山別村付近の坂道状況についてはこちらで↓↓)
さらに苦難は続く!
そして、坂道よりも何よりも、輪をかけて酷いのがトンネルです。
このルートには9つのトンネルがあるようですが、序盤全てのトンネルが歩道も狭く、白線もあって無いような物。
さらに大型トラックなどの交通量も多く、正直凹みます(>.<)
一応、テールランプをつけたり、車が途切れた合間を縫って突入したりしてますが、そりゃもうドッキドキですわ~。
一生を通じての鼓動の回数は全動物の間で決まっていて、定量打ったら死んじまうって説もあった気がしますが(寿命の短い動物は脈も早い)
読むと100日寿命が縮む恐怖新聞のごとく、ワタクシも数日程度、死期が早まった気もするようなしないような・・・w
唯一の救いは、途中のトンネルの一つが工事中のため片側交互通行で、一集団がやってきた後はしばし、車の通りが途切れる事くらいでしょうか。
本日のランチはこちら!
途中、坂とトンネルを避けて海岸線を行くr608大岸礼文停車場線に入り、カムイチャシ駐車公園にてモグモグタイム。
今日のお弁当はラー油とりそぼろふりかけご飯と「道の駅 あぷた」で購入したホタテフライハーブソルト味です。
なかなか美味し!
ちなみに「道の駅 あぷた」は折りで出てくるうに丼やアイヌネギを練りこんだ超ロングなウインナーなど、なかなかグルメ志向な道の駅なのでおススメです(・∀・)
(道の駅あぷたのうに丼についてはこちら↓↓)
豊浦町から黒松内町へ!
海岸線で憂さ晴らしをした後は、r608→r609礼文停車場線にて再びR37に戻り、じんわりと続く登り坂三昧。
坂の種類的には興部町→下川町間の天北峠に近いような気がします。
(興部町→下川町間の峠越えについてはこちら↓↓)
そして、ラスト二つのトンネルはちゃんとちゃんとの広い歩道付き。
特に最後の礼文華トンネルは、1330mとトンネル群の中では最長で、かなりの不安感もありましたが杞憂に終わりました。
そんなわけで15時34分、汗でドロドロになりながら黒松内町到着。
- 人口 2799人(2019年9月30日時点)
- 1871年(明治4年)、黒松内村として開村。
- 地名の由来は、アイヌ語の「 kurmat-nay(クルマッ・ナイ) ~和人の女性の・沢」からの転訛。出稼ぎにきた漁夫を追ってきた妻の乗る船が付近の海で難破→そのままこの地に滞留したことからついた地名だそう。
- ブナの北限の地として有名。
黒松内町から長万部町へ!
峠に気付かず、いつの間にかの下り道。
そして、15時48分。今夜の寝場所予定地であるサティスファクションタウン長万部町に突入です。
カントリーサインを見ると、ちょうど240m後方のトンネル内で静狩峠通過=越境を果たした様子。
- 人口 5329人(2019年9月30日時点)
- 1864年(元治元年)、長万部村として開村。
- 地名の由来は、アイヌ語の「o-samampe(オ・サマムペ) ~川尻・カレイ類の魚(カレイのいるところ)」からの転訛。
- 長万部といえば「かにめし」と「まんべくん」。シャクシャインの戦い最大の激戦地。二股ラジウム温泉の巨大な石灰華ドームは世界に二つしかない北海道天然記念物。
朝方お会いしたチョコちゃんのオジサンの話によると、静狩峠から続く数㎞の直線道路は、調子こいてスピードを出す馬鹿が多く、ネズミ取りも頻繁に行われているそうです。
ワタクシが通った時も札幌ナンバーの車が捕まってましたw
ライダーの皆様ご注意を~( ̄▽ ̄)
長万部町市街地到着!
そんなわけで、静狩峠から延々続く6㎞の下り坂を快適に進み、16時46分、ようやく長万部市街に到着です。
駅前のインフォメーションで、まんべ君情報や温泉情報をゲットしたのち、ラルズで買い出し。
「かにめし」で有名な長万部ですが、小さな町と舐めてかかっていたら、パツ金やタトゥー入り、服装もパンキッシュな若者が多数歩いています。
さすが、サティスファクションタウン!あなどれないザンス!!(・∀・)
※東京理科大学の長万部キャンパスがある。
買い出しの後は、銭湯料金で入浴できる「長万部温泉ホテル」にて3日ぶりの風呂。
古き良き時代の鄙びた温泉で、何故か脱衣所の片隅(写真右手)では服も売られていました。
ついでながら、ホテルの玄関先にいた看板犬。
デブすぎる・・・(;´д`)
本日の寝場所はこちら!
温泉にてさっぱりした後は、3㎞程離れた「長万部公園キャンプ場(500円)」に初IN。
トイレは水洗、街灯やテーブル・ベンチもあり、綺麗で明るいキャンプ場です。
受付は閉まっていましたが、今回はズルはしないつもりで( ̄▽ ̄)
この日はワタクシの他に、1ヶ月程、北海道を満喫する予定というカブ主の若者、日本縦断中のチャリダーの若者が宿泊。
ビバ!今旅初めての旅人とのふれあい!!(・∀・)
しかしながら、どちらも酒をやらなさそうな、テントに引きこもり系だった為、仕方なく一人酒盛りとなりました。(;つД`)
20時をまわった頃、さらに一人チャリダー到着。
台湾から来た、黄さんというオジサンで、中1レベル程度のあやふやな英単語と漢字VSつたない日本語と英語とで何とかプチ国際交流してみたところ・・・。
- 今朝のスタートは函館から。
- 43日かけて北海道をまわる予定。
- 明日はニセコを目指す。
・・・という事だけ、かなりの時間がかかりましたが判明しますた。
ニセコかぁ~・・・( ̄▽ ̄)
カブちゃんでしか走った事ないけど、チャリで行くニセコパノラマラインって、この世の生き地獄並みに辛そうなイメージなのですが!?
黄さんが「“How many days?”は日本語だと何て言うのか?」と聞いてきたので、「何日いますか?、いつまでいるの?」ではないかと伝えておきましたが、果たして合っているのでしょうか~??
まったく自信なしw
(※この頃はスマホも無いので、Google先生には頼れません)
そんなわけで、フライとテント本体の間に迷い混んだ、蛾の羽音を子守唄に就寝。
- 走行距離 70.03km
- 平均速度 14.5km
- 最高速度 44.2km
2020追記
長万部温泉ホテルについて
- 営業時間 6時~21時
- 料金 大人(中学生以上)440円、小人(小学生以上)140円、幼児70円
- 定休日 第2・第4火曜日
- コイン洗濯機完備(洗剤無し)
宿泊は、素泊まり5350円~毛蟹付き1泊2食デラックスプラン13250円など。
長万部公園キャンプ場について
- 開設期間 4月下旬~10/31
- 利用料 大人500円、小中学生200円、幼児無料
- チェックイン 8時半~17時、チェックアウト 翌10時
- バンガロー(5棟) 5~7人用1棟5000円(チェックイン13時~)
- サイト乗り入れ不可(通路に駐車→隣接でテント設営可能)、ゴミは燃えるゴミ・ペットボトル・缶のみ受け入れ。
- セイコマまで2km、長万部温泉街まで4km。
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