ゲストハウス海ぬ風の朝
まずは、心尽くしの朝食を頂きます。
沖縄の一般家庭の朝食的な感じで美味し。
朝から出発のはずでしたが、想定外の雨が降り、予定が押してます。
こりゃ、今日もここに泊まりかな~と思いつつ、荷物を預かってもらい、宿出発です。
R507~R331へ
10時頃、糸満市摩文仁にある、沖縄県平和祈念資料館到着~。
さっそく入館すると、悪い予感的中で、ここも内容充実しすぎw
- そもそも何故、日本は戦争へと突き進んで行ったのか!?
- 捨て石に使われた沖縄での悲惨な出来事。
- 戦後の沖縄あれこれ。
- 沖縄戦での生き残りの方々の証言を集めたビデオライブラリーなどなど。
なかなか侮りがたいスポットです。
結局、資料館を出たのは14時過ぎ。
あまり欲張らずに、メインは1つに絞った方が良ござんすね~。(;´д`)
またまた、霊感オジサン登場!
その後、平和祈念公園の駐車場で、地図を眺めながら一休みしていると、ウチナンチューのオジサンに話しかけられました。
オジサンは、慰霊に訪れた老人会の付き添いで来たそうで。
テント野宿をしながら、自転車やカブで沖縄中を周り。
もうすぐ無くなってしまいそうな風景の写真や、ピンと来た場所のスケッチを書き溜めるライフワークを、何十年も続けているそうです。
せっかくのジモティーとの出会い、しかも島内に詳しそうな方なので、
今日はこれから、斎場御嶽とグスク巡りをするけれど、入るとヤバそうな所はあるんすか~?( ̄▽ ̄)
と聞いてみると、
「ちょっと手を貸してみなさい」
と言われ、いきなり、念を送るようなポーズをとるオジサン。
??なんなんでしょ(・・?)もしや気功か何かかしら!?
と、ワタクシ。
オジサン曰く、
「君は霊感とかないでしょ?」
はい。ないですが??それが何か!?(・・?)
「君はそういう事は割り切って考えてるから。」
「俺は中城(ナカグスク)がちょっと・・・と感じるけれど。」
「君の場合は自然にバリアが張られてるから、悪いモノは入ってこないはずだよ。」
はぁ・・・(;´∩`)
先日に引き続き、このオジサンもユタの仲間ですかね??
何はともあれ、この先、何処に赴いても、何かに取り憑かれたりなどは無さげなので!
大船に乗ったつもりで、心ゆくまで沖縄中を徘徊したいと思います!!( ̄▽ ̄)
何か困った事があったら連絡しなさいと、TEL番を教えてくれたので、お礼を言って辞去。
ちなみに、先日出会った霊感オジサンとの一件はこちら。
お次の目的地に出発~!
近くの食堂にて、遅めの昼食。沖縄そばを頂きます。
海ぬ風には、今夜も泊まりますコールを入れて、次の目的地に出発で~す。
引き続きR331にて、北西へ
糸満市、八重瀬町を抜け、南城市へ。
まずは、第二の目的地である、斎場御嶽(セイファウタキ)に到着です。
斎場御嶽とは、琉球王国の創世神「アマミキヨ」が造ったと言われる、琉球王国最高の聖地で、正式な神名は「君ガ嶽、主ガ嶽ノイビ」
現在も多くの人々に崇拝されている地との事。
そんなわけで、斎場御嶽。まずは、御門口(ウジョウグチ)から入場です。
しばし歩くと、最初の遥拝所である大庫里(ウフグーイ)に到着。
大庫里(ウフグーイ)とは、大広間とか一番座という意味だそうです。
そして、“寄満(ユインチ)”と“シキヨダユルとアマダユルの壺”を見学しつつ~。
(どれが、どこの写真か皆目見当つかず)
ちなみに、寄満(ユインチ)は、王府用語で“台所”を意味するそうで、斎場御嶽では世界中からの交易品が集まる“豊穣の満ち満ちた処”と解釈されているそう。
“シキヨダユルとアマダユルの壺”は、二本の鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受ける為に置かれた壺の事で、この聖水も拝所の一つとの事。
最後は、斎場御嶽の核心部、“三庫理(サングーイ)”
豆粒のように写る、観光客が見えますでしょうか!?
実際、かなりの巨石です。
巨石の奥の三角系の空間の突き当たりの部分が三庫理、右側の岩の上にチョウノハナがあり、どちらも拝所。
さらに、三庫理からは、王国開闢にまつわる最高聖地とされている神の島 久高島を遥拝出来ます。
開闢の祖アマミキヨが、天から舞い降りてきた島。
沖縄の歴史はあの島から始まった・・・と聞くと、いずれは渡ってみたくなりますな~( ̄▽ ̄)
R331~r137佐敷玉城線へ
お次の目的地は玉城(タマグスク)城跡、別名アマツヅグスクです。
玉城城の本丸跡には、琉球開闢の七岳の一つとされる「天つぎあまつぎ御嶽」(神名「アガル御イベ、ツルベ御イベ」)が祀られているそうで。
東御廻り(アガリウマーイ)という巡礼行事の聖地にもなっているとの事。
ちなみに、現在残っているのは主郭跡の城壁、石敷などの遺構のみ。
二の郭と三の郭の城壁は、戦後、米軍基地建設の骨材料として持ち去られ、今は、根石がかろうじて残っているだけとの事。
最後の目的地、糸数城跡へ
沖縄本島南部最大級のグスクである糸数城(イトカズグスク)跡は、玉城城の西の守り城として築かれたそう。
一部戦火で破壊されているが、石垣の積み方や遺構の大部分が残っている古城として重要な遺跡。
国の史跡にも指定されているそうです。
r17~r131にて、海ぬ風に帰宿~
糸数城跡を見学した後は、あっという間に日が暮れて~。
そろそろ、寝場所に帰る頃合の様子。
宿に戻り、オーナーさんと夕食を食べているとお客様がやってきました。
やってきたのは、近所で居酒屋を営んでいる宮古島出身のIさん。
宮古島といえば。先日まで宿泊していた、オリオンで聞いた話では。
- 琉球王朝時代の宮古島は、本島で殺人などの罪を犯した人間を流罪にした場所。
- その子孫も気性が粗暴で口より先に手が出る、荒くれ者が多い。
さらに、
- 他の八重島諸島は主に政治犯を流す場所。
- 沖縄本島の首里出身者は俗にいう士族、官僚、エリートの子孫。
・・・と聞いておりましたが。(あくまで、ジモティーから聞いた話。)
宮古島出身のIさんと、話してみると普通に良い人。
思うに、口とガラは悪いが気性は竹を割ったように真っ直ぐな、高知のはちきん女性と通じるところが多々ある気もします。
ワタクシの中では、高知の女性並みに宮古島の女性は好印象デス。(・∀・)
高知のはちきん女性の話はこちらから~↓↓
続いて酔っ払って現れたのは、宿の向かいにお住まいのWさん。
天皇陛下万歳!の右翼政治活動家だそうですので、とりあえず北方領土の事をよろしく!!と頼んでおきました。
政治の話や基地返還問題。
果ては、オーナーの『実は明日で離婚するんだ』という爆弾発言など。
かなりテンションの高い飲み会で楽しかったデス。(・∀・)
走行距離40kmくらい
2018追記
沖縄県平和祈念資料館について
- 観覧料 300円
- 開館時間 9~17時まで(最終入館は16時半まで)
- 休館日 12/29~1/3
公園の入園は無料。
園内にある、平和の礎(沖縄戦などで亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ記念碑)には24万名余りの人々の名前が刻まれているそうです。
斎場御嶽について
御嶽(ウタキ)とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、斎場御嶽は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地。
- 入場料 300円
- 開場時間 3〜10月 9~18時(最終入場は17時半)、11月〜2月 9~17時半(最終入場は17時)
- 休館日 旧暦5月1日~3日、旧暦10月1日~3日(聖地としての静寂さを確保する為)
ちなみに、玉城城跡と糸数城跡は無料です。
東御廻り(アガリウマーイ)について
東御廻りとは、創造神・アマミキヨが二ライカナイから渡来して、住みついたと伝えられる霊地を巡拝する行事の事。
首里城を中心として、太陽が昇る方向を東方(アガリカタ)と呼び、太陽神信仰と密接な地域であった玉城、知念、佐敷、大里に点在する聖地をまわる巡礼を称したものだそう。
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