清瀧寺通夜堂にて起床!
4時起床。
清瀧寺の通夜堂は電気ポットも完備されているので、朝から手間なしコーヒータイム!(・∀・)
ちなみに、こちらが昨夜泊まった通夜堂です。
なかなか小綺麗な和室で素敵!
そしてこちらが、通夜堂の共有スペース?
奥には流し台もあって素敵!!
お世話になりましたm(._.)m
(昨日の様子はこちら↓↓)
本日の予定
さて、本日のミッションですが、まずはここ三十五番札所から約13kmの三十六番札所の参拝。
三十六番札所からは、①上り下りが厳しい外湾岸の道(合流点まで14.5km)or②比較的楽な内湾岸の道(合流点まで16.2km)の2ルートに分かれます。
前回は一貫して海に拘って外湾岸の道にしましたが、今回は内湾岸経由で行ってみたいと思います。
しかし、問題は寝場所。
三十六番から1~2㎞くらいの間にトイレ付きパーキングが3ヶ所。
その後、バス停や遍路小屋はあるものの小屋だけの代物でキャンプ不適地。
19㎞程先に水トイレ完備の須崎の遍路小屋があるだけです。
さすがに32㎞は無理がある・・・(-_-;)
しかし、朝早く出たら13㎞の距離だと昼くらいには着いてしまいそうだ・・・。
(しばし思案するワタクシ)
そうだ!風呂に入ろう!!
三十六番札所から数百m離れた所にある「国民宿舎土佐」には日帰り風呂があるはず。
4日振りに頭も洗いたい!!
で、2㎞以内を移動しテントを張れば完璧です( ̄▽ ̄)
出発!
6時頃出発の落武者青年君を見送り、ワタクシは6時45分に出発。
参考までに左側が車道、右側が歩き遍路用の山道。
途中の下り坂にて、昨日も見かけた子猫ちゃん方が「餌くれー、餌くれー」とまとわりついて離れてくれず。
当然、そこから動けない状態に(;´д`)
しかし猫向きの食い物はあいにく持ち合わせておらず、試しにお弁当の白米をあげてみたら、これまた貪るように食い初めました。
奴ら肉食だから栄養にはならないと思うけど、それで勘弁してくれい。
市街地脱出大作戦!
下界に降りた後は、矢印を探しつつ土佐市街からの脱出を試みるわけですが。(結構都会)
はっきり言って、これまでになく道が分かりずらいです。
仕舞いにゃ、確実に正反対の方向に迷いこんでしまって、町の人々の助けがなけりゃ大変な事になっていたでしょう。
おかげで3㎞近く、時間にして1時間程無駄にしてしまいました(;つД`)
(前回もすごく迷ったw)
塚地休憩所に到着!
10時過ぎ、塚地休憩所到着。
これから山登りがあるので若干のモグモグタイム。
塚地峠への山道は通称「清滝さんから竜の道」と呼ばれています。
標高差140m、峠までの距離840m、昔は宇佐から土佐を結ぶ商業の道で通勤にも使われていた道だそうです。
現在は塚地坂トンネル(2.6km)が開通していますが、やはりちゃんとちゃんとの遍路道を歩きたい!
塚地峠へ!
そんなわけで、10時47分山登り開始。
道は整備された山道で、100m毎に案内板も出ていて励みにはなります。
ただし、通勤で毎日通るとなれば、即日出社拒否になる事間違いなしw
そして本日の心に残った一言。
「世間の物差し 捨てれば 我人生 皆 丁度良い 生臭遍路」
そうだそうだー!その通りだー!!( ・∇・)パチパチ万雷の拍手!
11時20分、塚地峠に到着。
峠からの景色もなかなかです。
宇佐町側に降りる途中、ベンチで地元のオジサンが休憩していたので少し世間話。
元タンカーの船員で、北海道の苫小牧や函館によく出入りしていたそうです。
宇佐町に到着!
宇佐町に入り、一軒のお好み焼き屋さんの前を通りかかると、丁度入り口が出てきた店のオジサンと目が合いご挨拶。
そのまま通りすぎると、後ろから「お接待しますので、こちらにどうぞ」と声をかけられました。
店に入ると、並んでいるソフトドリンクの中から好きな物をお一つどうぞとの事。
最近は峠超えより、塚地坂トンネルを通る遍路が増えてきたので、店の前を通るお遍路さんもだいぶん少なくなってきたそうです。
有り難くアクエリアスゼロを頂き、納め札を受け取って頂くm(__)m
ワタクシが北海道民だと伝えると、実はオジサンの奥さんも北海道出身だという話になり、親戚のいる登別・札幌・函館などは何回も行っているとの事。
北の国からもビデオで見てファンになり、美瑛・富良野も5、6回足を延ばしたと沁々と語ってくれました。
丁度、お客さんが来たので辞去しましたが、起こる出来事は皆必然。
多分、土佐市街地で迷子になったのは、この一期一会のタイミングの為だったのかもしれませんw
三十六番札所へ!
以前、車椅子の人にバナナ一房をお接待されて泣く泣く受け取ったな~などと思いを馳せつつ、宇佐の町を抜け。
宇佐漁港と横浪半島を結ぶ長さ645mの橋、宇佐大橋を渡ると約3㎞程で三十六番札所です。
宇佐大橋を歩いていると・・・。
橋の下に素晴らしい寝場所を発見!!
海辺の公園でベンチ付きの東屋、トイレも綺麗そうな外観!
今夜の寝床、決定です!!( ̄▽ ̄)
しかし、まだ13時なので。いかに打ち戻りといえど荷物は置いていけない(;´Д`)
再び三十六番札所に向かって!
寝場所へと続く道の前に「土佐路(旧道)」と書いてある案内板を発見!
なになに・・・(´・ω・)
「険しい坂道ですが、30分で着きます」
険しいとか書くな~!ヽ(`Д´)ノ
行く前から心が折れ、通常の遍路道を進む事に決定。
途中でもう一つ駐車公園を見かけるもいまいち
やっぱさっきの所かな~。
三十六番札所に到着!
そんなわけで、13時58分「第三十六番札所 青龍寺」に到着です。
御真言 のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん 御詠歌 わずかなる 泉にすめる 青龍は 仏法守護の 誓いとぞきく 参拝・納経も終了! 次の寺までは25.3kmですが、本日はここで打ち止め。 お待ちかねのバスタイムです!(・∀・) 「国民宿舎土佐」への道は車道を通ると数㎞の道程。 三十六番奥の院に続く山道を通ると1㎞くらいに短縮されます。 通勤でも、ただの時間短縮でも山道をわざわざ行く事はないが、トンネル回避と風呂の為ならエンヤコラ~でっせ!! まあ、さすが奥の院に続く道、這い上がる系の険しいポイントもありましたがね~。 15時「国民宿舎土佐」に到着。 16時から団体さんのチェックインでめちゃくちゃ混みあうと言われたのでサクッと入ってサクッと終了ざんす! そんでもって展望露天風呂・・・ ずばり貸切状態! さらに景色も素晴らしい!! 温泉ではないけど、これで500円ってのはなかなか!堪能できました(・∀・) 帰りも入浴帰りには相応しくない山道を戻り、寝場所に向かいます。 途中、身軽な格好のオジサン遍路に会い、しばしの道中道連れに。 オジサンは高知市内の人で、寝袋野宿しながら逆打ちしているそうです。 打ち戻りなので荷物一式、寝場所予定のバス停に置いてきたとの事。 オジサンの今夜の寝場所は三方壁で快適だからと誘われましたが、水ありトイレなしってのはな~。 (水・トイレあってこそのキャンプ地!) しょせんワタクシはテント野宿遍路・・・初志貫徹で先程の公園に泊まるでやんす!( ̄▽ ̄) 公園の入り口でオジサンと別れ、夕食の札幌味噌ラーメンを食べつつ、人気が無くなるまで待機。 18時頃にはテントも張り終わり、現在寛ぎの時間中。 今日も早くの就寝になりそうな予感です。 でわでわ~。(・∀・) おまけ 2008年四国遍路での「三十五番札所」~「三十六番札所」までの様子はこちらで。
歩行距離 19.85㎞くらい 計802円 本日の日記はいかがでしたでしょうか? 今回日帰り入浴した「国民宿舎土佐」は2017年に閉館。 素泊まりドミトリーもあって安く泊まれたのに残念!(1巡目で泊まった) 次回、これまた味のある托鉢遍路と接近遭遇!( ̄▽ ̄) お帰りの際は、清き2票を投じて頂けると嬉しいです。 つーわけで、To be continued!(・∀・) 「ブログ村」と「ブログランキング」のランキングに参加中。 お帰りの際は、バナーを応援クリックして頂けると多々感謝!(それぞれ、1クリック=1票ゲット。順位向上にご協力お願いします)( ̄▽ ̄)
風呂に向かって!
寝場所に向かって!
お接待された物 アクエリアスゼロ