佐喜浜のお堂にて起床!
5時起床。なかなか夢見の悪い場所でしたw
なんせ、お堂がある=何か曰くがある場所に決まってます。
最近、無性に炊き込みご飯が食べたくなっていたので、先日購入した「釜飯の素(2合炊き用)」で炊飯→朝食。
しかし、さすがに全部は食べきれず、弁当箱にも入りきらず・・・。
せっかくなので、昨夜、酔っ払って一時乱入してきたホームレス遍路がバス亭にいたので、接待させて頂きました。
朝から2本目のビール呑んでる時点で、遍路の皮を被ったホームレス決定w
うざったいのであまり相手にはせず。
車接待のオジサンから頂いた後、捨てるに捨てれなかったタッパーも処分出来て一石二鳥となりました。
(頂いたタッパーの件についてはこちら↓↓)
R55を南下!
皆様を見送った後、7時37分出発。
7時52分、鳥避けだと思いますが、ここまで吊るされていると壮観!な家庭菜園。
8時過ぎ、全空さんに追い付くも、暑さにくたばり、ワタクシ休憩。
山口君と岩見沢女子は、更に先へ進んでいるようです。
8時51分、夫婦岩(ミョウトイワ)到着。
秋分から春分までは、夫婦岩の間から昇るダルマ朝日を拝む事ができ、見ると良縁に恵まれるという言い伝えがあるそうです。
さらにR55を南下!
途中から、厚い雲がかかり始め、次第に歩きやすい天候になってきました。
11時10分、三津漁港バス亭にてモグモグタイム→11時40分出発。
11時45分、バス亭のちょっと先にある休憩所にて全空さんの書き込みを発見!
『10/10 10:45 けっぱれ!!あやちゃん!!山口君は先に行ったか?頑張るぞっと!!全空拝』
約1時間の遅れ・・・今日は山登りもあるので、この先、途中では絶対に追い付けない・・・(;´Д`)
前回のお四国では「三津漁港のトラック運転手詰所」出発→「二十六番札所手前の草野球スタンド」に宿泊という行程でしたが。
本日は、二十四番札所で打ち止めになりそうな予感で一杯です。
同じルートを歩んでいても、出発地が異なると、必然的に前回とは泊まる処も違ってくる感じで。
それもまた、旅の醍醐味ですな!\(^o^)/
良き旅を!
13時9分、屋根付きバス亭で休憩していると、バスの運転手さんが話し掛けてきたので四方山話。
去り際「二十四番札所の上がり口まで乗せてってあげようか?」というお申し出を受けるも、お気持ちだけ頂戴いたします。m(__)m
「良き旅を!」をという言葉を残していかれましたが、ありきたりだけど良い言葉。(・∀・)
ちなみに、この二十三番~二十四番札所に至る行程は、平坦な道程なれど、完歩を挫折してしまう者も多く出る魔の領域でこざいます。
東側には青々と広がる大海原。遮るものも無く、照り付ける強烈な日差し。
十分な用意をしなかった者は水不足に喘ぎ、延々と代り映えのしないアスファルトの路面を歩き続ける75kmの道程。
(ある意味、熱中症ロード)
そんな場所でも公共バスは走っているので、まあいいやと利用してしまったり、甘言に負けて車接待を受けてしまい・・・。
その後は、なし崩しに公共機関を利用してしまう例も多く発生しているようです( ̄▽ ̄)
(挫折後の一例がこちら↓↓)
そんなわけで、ワタクシも出発ですが。
先程の休憩場所で、煙草を忘れてきてしまったのが悔やまれます(;つД`)
御厨人窟到着!
13時27分、とうとう巨大なお大師さん像「室戸 青年大師像」に到達!(高さ21m)
となれば!ここは既に室戸岬!二十四番札所も射程距離に入りました!!(・∀・)
13時43分、通りすがりの番外札所「御厨人窟(御蔵洞)」にもお立ち寄りしてみます。
「御厨人窟」は、青年の頃のお大師さんが修行の為に寝起きしていた場所だそうで「日本の音風景百選」にも選出されています。
洞窟内から見える「空と海のみが見える風景」から「空海」の法名を得たとされているそうです。
また隣の洞窟が、日々修行に励まれていた「神明窟」(神明窟の写真は無し)
神明窟で難行を積んでいる最中に、明星が口に飛び込み、この時に悟りが開けたと伝えられています。
※一説には、行当岬の洞窟が本来の修行場所ではないかとも言われているそう。
ちなみに「御厨人窟」は、内部から外を見ると入口のシルエットがポケモンのピカチュウの姿に見える事でも有名ですが。
外側からでも十分にピカチュウ\(^o^)/
二十四番札所へ!
二十四番登り口下のトイレで、ママチャリで回ってるオッサンと遭遇。
これから、チャリを置いて参拝し→ここまで戻ってくるそうです。
ちなみに、この登り口も水・トイレ有りのゲリキャン適地なので、ここに泊まって→翌朝、参拝という選択肢もありえます( ̄▽ ̄)
そんなわけで、14時12分。標高差155m、距離730mのプチ山登りの始まりで~す。
並足で20分、弱足だと30分・・・(´Д`)
おまけ①
登山道途中にあるミニ洞窟「捻り岩」
こちらは、修行中の大師の身を案じて、ここを訪れた母君(玉依御前)が暴風雨に巻き込まれた為。
駆け付けたお大師さんが真言を唱えながら巨岩をねじ伏せ→その下へ母を避難させた・・・と伝えられているミニ洞窟です。
おまけ②
ツボに入った道しるべ。
とくに多くは語るまいw( ̄▽ ̄)
二十四番札所到着!
14時50分、ようやく「第二十四番札所 最御崎寺」に到着です。
並足で20分との事でしたが、結局、40分程かかりましたw
- 宗派 真言宗豊山派
- 創建 大同2年(807年)
- 開基 弘法大師
- 本尊 虚空蔵菩薩
- 四国八十八ヶ所第二十四番札所
- 奥之院は「一夜建立の岩屋」「四十寺山 四十寺」
- 宿坊有り、遍路用品の取り扱い有り
御真言 のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おんあり きゃまり ぼり そわか
御詠歌 明星の 出ぬる方の 東寺 くらき迷いは などかあらまじ
運悪く、団体遍路と時間が重なってしまい、彼らの参拝が終わるのを待ったりなんだりで、ようやく参拝・納経終了。
境内で先程のママチャリオジサンとチャリダーの青年に遭遇。
二人から煙草をお裾分けしてもらい、ニコチン補給後→15時45分に最御崎寺出発。
次の寺まで6.5kmですが、本日はこれにて打ち止め!
あとは寝場所を目指すのみざんす!(・∀・)
本日の行程終了!
今夜の目的地は、4㎞程先にある「海の駅とろむ」
途中で土砂降りの雨にやられながらも無事に到着し、全空さんと再会。
山口君は、昨夜の岩見沢女子についていってしまったようです。
ワタクシのペースでは、もう逢うことも無いでしょう。
アディオス!良き旅を!!(^_^)/~~
(昨夜の様子はこちら↓↓)
全空さんから「昔、世話をした若者観光遍路から別れ際にエアマットを貰った話」や「伝説の遍路の話」
また「小金が入って、たまにささやかな外食をしていると、他の托鉢遍路に挙って陰口を叩かれる話」などを拝聴しつつ。
トミーちゃんから頂いたインスタントコーヒーで身体を暖め、徳島で車接待のオジサンから頂いたインスタント焼きそばで夕食です。
人生捨ててるみたいな托鉢遍路同士でも妬み嫉みが普通に横行しているんだな~と思いました( ̄▽ ̄)
その後、どうしても頭を洗いたかったワタクシは、禁断の多目的トイレ風呂デビュー!
(前回の入浴?は3日前の内妻海岸での水シャワー↓↓)
床は排水溝が付いてるし、四国の水道水は昼間暑いもんだから、ぬるま湯並み温度を保っています。
ビニールバケツを洗面器代わりに使えば、石鹸使って身体だって洗えちゃうもんね~\(^o^)/
こうして「多目的トイレ=風呂」という図式がワタクシの脳にインプットされたのでした。
しかし、やはり湯に浸かりたいぜ!(>.<)
あれこれずぶ濡れなので、明日はゆっくり乾かしてから出ようと心に決め→就寝。
おまけ
2008年四国遍路での佐喜浜町→二十四番札所→寝場所までの様子はこちらで。
歩行距離 19.68㎞くらい
お接待された物 煙草×3人、岩見沢女子からミニトマト一個と焼き鳥一本
- 賽銭 2円
- 納経 300円
計302円
本日の日記はいかがでしたでしょうか?
多目的トイレ風呂については、通常の旅の時は、さすがにやってませんので悪しからず!
次回、いよいよ一人旅に戻るのか?それとも「チーム酒・煙草」再結成なるか!?
お帰りの際は、清き2票を投じて頂けると嬉しいです。
つーわけで、To be continued!(・∀・)
「ブログ村」と「ブログランキング」のランキングに参加中。
お帰りの際は、バナーを応援クリックして頂けると多々感謝!(それぞれ、1クリック=1票ゲット。順位向上にご協力お願いします)( ̄▽ ̄)
あやさんはすごい!とても私にもヨメにもまねの出来ない行動力。所で、もうすぐボーナス(今年はコロナのせいで雀の涙)なので、タバコかビール代にしかならないと思いますがカンパしますね。ちなみに隣でテレビを見ている人に、へそくりから少し出せと言ったら、鬼になったので私の自腹からね、怖いよー。いつも楽しんで読ませてもらってます。ありがとう
ボーナス!非正規にとってはなんて素敵な響き!
コロナ解雇!とか最近の実情を見るにつれ、職がある事→有難き事とシミジミ思います。
(職が無ければ、人手不足で人様の役に立てる第一次産業に転進!?という考えもありますが)
まあ、一つ言えるのは、本日のコメントはウケましたw
いつも応援ありがとうございます○┓ペコリ