ドイツ村公園にて起床!
4時39分起床。
外はまだ夜です。
二度寝も考えましたが、起きる事にしました。
しかし、こう真っ暗だと用意なんぞはかどりませんねw
早起きはしたものの、結局、出発は7時50分となりました。
ちなみにこちらが昨夜の野営地です。
そして、この建物の中はこんな感じです。
テントが何張りもいけちゃう広さで、まさに野宿遍路の為に建てられたような物件w
歩き遍路スタート!
そんなわけで、本日より「四国八十八ヶ所霊場+四国別格二十霊場」を巡る、歩き遍路旅のスタートです。
まずは、寝場所から1㎞程離れた「第一番札所 霊山寺」に到着。
- 宗派 高野山真言宗
- 創建 天平年間(729年~749年)
- 開基 聖武天皇
- 開山 行基
- 本尊 釈迦如来
- 四国八十八ヶ所第一番札所、四国霊場十三仏第二番札所
- 奥之院は鳴門市大麻町の東林院(種蒔大師)
- 徳島八十八景に選出。遍路用品一式の取り扱い有り。
御真言 のうまくさんまんだ ぼだなん ばく
御詠歌 霊山の 釈迦のみ前に めぐりきて よろずの罪も 消えうせにけり
参拝→納経終了。
参拝の手順などうろ覚えの部分もあったので、納経所で参拝手順の冊子を頂く。
8時27分、霊山寺出発。次の寺までは1.4km!\(^o^)/
二番札所到着!
r12鳴門池田線(撫養街道)を西へ向かい、15分程歩いて「第二番札所 極楽寺」に到着。
- 宗派 高野山真言宗
- 創建 弘仁年間(810年~824年)
- 開山 行基
- 本尊 阿弥陀如来
- 四国八十八ヶ所第二番札所、阿波西国三十三観音霊場東部第二十一番札所、阿波北嶺薬師霊場第十一番札所
- 本尊の阿弥陀如来はお大師さん作。左右の釈迦如来・薬師如来は行基作。境内には願うと長命が叶う長命杉がある。
- 遍路用品の取り扱い有り。宿坊有り。
御真言 おん あみりた ていぜい からうん
御詠歌 極楽の 弥陀の浄土へ 行きたくば 南無阿弥陀仏 口ぐせにせよ
参拝→納経終了!
出発間際、一番札所で色々手間取りつつ、ボヤボヤやっていた青年がやってきたのでご挨拶。
大阪からいらしたそうで、一週間の区切り打ちの予定との事。
安い宿を探しながらと言ってましたが、せめて寝袋があれば!良い情報をお伝えできるのに~残念!
あれこれしゃべってたので、結局お寺を出たのは9時半頃に。
次の寺まで、2.6km!\(^o^)/
鳴門市から板野町へ!
鳴門市を抜けて、お隣の町、板野町に入ります。
しかし、四国は暑い!暑すぎる!!
まだ午前中なのに29℃とか、昼過ぎたら何度まで上がるのか・・・(;´д`)
- 人口 1万3132人(2020年1月1日時点)
- 面積 36.22㎢、人口密度 363人/㎢
- 四国八十八ヶ所霊場の三番札所、四番札所、五番札所がある。
10時半過ぎ、雲一つない青空の中「第三番札所 金泉寺」に到着。
- 宗派 高野山真言宗
- 創建 天平年間(729年~749年)
- 開基 聖武天皇
- 開山 行基
- 本尊 釈迦如来
- 四国八十八ヶ所第三番札所、阿波北嶺薬師霊場第九番札所
- 屋島の壇ノ浦に向かう源義経が戦勝を祈願。弁慶が持ち上げた力石がある。
- 遍路用品の取り扱い有り。宿坊有り。
御真言 のうまくさんまんだ ぼだなん ばく
御詠歌 極楽の 宝の池を 思えただ 黄金の泉 すみたたえたる
境内に入ると、高校生っぽいご一行様が盛り沢山。どうやら、学校の行事でお遍路をやっているような様子です。
自分ペースで参拝したいので、居なくなるまで待っていると、野宿遍路っぽい装備の兄さんが到着。
兄さんは、寝袋野宿で通し打ちを目指しているそうです。
初めての遍路で不安を覚えているようなので、4年前に入手した野宿適地の一覧表を写させてあげましたが。
寝袋だけの野宿は雨とか蚊とか朝露とかで、時に厳しい時もあると思うんだけどな~。
参拝→納経後出発!
次の寺まで5km!(/・ω・)/
ノルディックウォーキング始めました!
三番札所→四番札所に向かう途中くらいからは、舗装されていない道も増え、これぞ歩き遍路!と楽しくなってくる道程。
前回、通った際にも休憩させてもらった「諏訪神社」にて、ご立派なご神木?の写真を撮りつつ。
人の家の庭先を通ったり、畑の中を通ったり、墓場を突き抜けたりなど、昔ながらの遍路道を進んでいきます。
竹林にも行き当たったので、早速、杖をもう一本作成!ノルディックウォーキング仕様に変身~!(・∀・)
さすが四つ足になれるだけあって、これで山道も僅かながらに負担が減って、より安全になります。
そうこうするうちも、続々と現れてはワタクシを追い抜かしてゆく先程の学生達・・・。
その中の一人の若い女性(教員?)に挨拶されたので聞いてみると、大学一年生の課外授業で、毎年恒例の行事との事。
皆様、将来は学校の先生や幼稚園の先生を目指している子達だそうですが。
最近はお遍路さんの事を知らない人が多く、次世代の子供達に地域の文化を伝え継ぐ為の一環の授業との事です。
他所では類をみない素晴らしい文化なのですから、是非守っていっていって欲しいものです(・∀・)
四番札所到着!
教員の女性とあれこれと話しているうちに、間もなく「第四番札所 大日寺」に到着。
- 宗派 東寺真言宗
- 創建 弘仁6年(815年)
- 開基 弘法大師
- 本尊 大日如来
- 四国八十八ヶ所第四番札所
御真言 おん あびらうんけん ばざらだどばん
御詠歌 ながむれば 月白妙の 夜半なれや ただ黒谷に すみぞめの袖
参拝→納経終了!
二番札所でお話した、大阪の一週間の区切り打ち遍路君にも再会。
今日は六番の安楽寺の宿坊に予約を入れたとの事。
6000円強か~絶対に泊まる気にならんw
四番札所には、他にも団体のオッサンオバチャン遍路さん達もいて、一見バス遍路かと思いきや!?
先達の女性とお話すると、皆様歩きでまわるとの事。
とはいっても、月に一回づつ、1日だけ歩くそうで、今日は一番~六番まで歩いて解散。
三年数ヶ月かけての壮大な計画だそうです。
お接待にコアラのマーチとバームクーヘンを頂いたので、納め札を受け取って頂く。
皆様、誰一人として欠ける事なく結願できますように(・∀・)
次の寺まで2km!\(^o^)/
五番札所到着!
その後、五番札所手前で暑さにへばって休んでいると、先程の先達さんからミカンを頂く。
みかんのビタミンC摂取で元気をつけたのち「第五番札所 地蔵寺」に到着。
- 宗派 真言宗御室派
- 創建 弘仁12年(821年)
- 開基 弘法大師
- 本尊 地蔵菩薩
- 四国八十八ヶ所第五番札所
- 裏山にある五百羅漢は木像としては日本最大のもの。
御真言 おん かかかびさんまえい そわか
御詠歌 六道の 能化の地蔵 大菩薩 導き給え この世後の世
参拝・納経終了!
さて、お次の目的地ですが。
当初は、ここから6㎞離れた別格第一番札所、大山寺に行って、六番安楽寺駐車場に瀬降ろうかと考えていましたが・・・。
距離だけでいえば何とかなりそうだとしても、打つ寺数が多い場合は数に比例して納経に時間は取られます。
他のお遍路さんと話し始めた日にゃ何十分も時間が過ぎ去っている事もしばしば・・・。
しかし一期一会を大事にしたいワタクシとしては、ここは譲れないところ( ̄ー ̄)
しかも大山寺は山の上。今から行ったら間違いなく日没!?
・・・という事で、本日は前回の遍路でも利用させて頂いた、五番~六番間にある300円の善根宿に向かいたいと思います。
本日の寝場所に到着!
途中、ローソンでツマミと発泡酒を仕入れ、r12鳴門池田線を西へ→上板町へと入ります。
- 人口 1万1505人(2020年1月1日時点)
- 面積 34.58㎢、人口密度 333人/㎢
- 四国八十八ヶ所霊場の六番札所 四国別格二十霊場一番札所がある。
- 徳島県最大の酪農地帯。
- 特産品は、高級和菓子に使われる阿波和三盆や、藍染めの原料となる藍すくも。
しばし歩いたのち、溝渕工務店さんが提供されている善根宿に到着。
(前回の宿泊についてはこちら↓↓)
明るい時間帯に着いたので一人ノビノビしていると、遍路世話人的な正体不明の兄さんに連れられて、男性遍路が一人ご到着です。
彼もまた初遍路。広島で測量や登記関係のお仕事をしといるそうで、寝袋野宿をしながらの二週間の区切り打ち予定との事。
世話人がワタクシの持っていない善根宿一覧を配っていたので、ワタクシも一枚頂きます。
その後、世話人のここは行かない方がいいとか、この道はどうのとか、ディープ情報を拝聴させられ、ようやく帰っていったのが21時過ぎ。
その後は23時頃まで広島兄さんと話し→就寝。
おまけ
2008年四国遍路での第一~三番札所までの様子はこちらで。
2008年四国遍路での第四~五番札所までの様子はこちらで。
- 歩行距離 12kmくらい
- お接待された物 コアラのマーチ・バームクーヘン・みかん
- 賽銭 10円
- 納経×5 1500円
- 焼き鳥皮・砂肝 170円
- コロッケ 80円
- 牛乳 105円
- 軍手 198円
- 虫除けスプレー 498円
- サラダ&ドレッシング 167円
- 発泡酒 197円
計2975円
2020追記
遍路笠について
大抵のお遍路さんがよく被っている菅笠。
ワタクシはヘアスタイルの関係上、購入に至る事はありませんでしたが、炎天下の下ではかなりのお役立ちグッズです。
ちなみに笠に書かれている文字は
迷故三界城(迷うがゆえに三界は城なり)
悟故十方空(悟るがゆえに十方は空なり)
本来無東西(本来東西は無く)
何処有南北(何処んぞ南北あらんや)
「迷うからこそ自分の周りを分厚い壁が囲ってしまっているけれど、悟りを開けば森羅万象の全てが真理そのものである事が解る」
「この世には本来、東も西もないのに、どうして南や北にこだわるのか?」
という意味の四行句。
さらに「お大師さんと共に行く」という意味の同行二人、弘法大師を表す梵字(サンスクリット文字)が書かれています。
笠をかぶる時は梵字が正面です。
「ブログ村」と「ブログランキング」のランキングに参加中。
お帰りの際は、バナーを応援クリックして頂けると多々感謝!(それぞれ、1クリック=1票ゲット。順位向上にご協力お願いします)( ̄▽ ̄)
これからどうなるのかどきどきです、楽しみにしてます。
あざーす!様々な人間模様が織りなす四国曼荼羅的な!?
お楽しみに!(・∀・)