仲乃沢屋にて起床!
おはまんべーー(・∀・)ノ
昨日から降り続いた雨も止み、なんとか天気は小康状態。
予てからの計画も果たせそうデス。
しかし、今日は一日、時々ザーッと降る傘の手放せない天気だそうなので油断は出来ませぬ。”(-“”-)”
R5を北上、長万部市街地へ
8時半、仲乃沢屋を出立。
本日のミッションの為に、そのまま「JR長万部駅」へと向かいます。
もちろん駅前の「かにめし本舗かなや」で駅弁の購入もお忘れなく(・∀・)ノ
とりあえず、長万部駅~小幌駅への往復切符を求めた時点で、駅員さんには秘境マニアか鉄子のどちらかだと思われている事が確実ですが。
誤解無きように申し上げておくと、ワタクシはただのB級スポット好きですからw( ̄▽ ̄)
そんなわけで、JR室蘭本線 長万部駅9時05分発→東室蘭行き普通列車に乗り込み~・・・。
キングオブ秘境駅と名高い「JR小幌駅」に向けて出発デース!(・∀・)
ちなみに、同じホームに2台の電車が停まっていたのですが、ワタクシはそれに気づかず函館本線小樽方面の電車に乗りこんでしまったようで。
駅員さんが「この電車じゃないですよー」と、わざわざ教えに来てくれたので事無きを得ましたが、これがなければ、泣くに泣けない状況に陥るところでしたわ・・・(;´∩`)
長万部の駅員さん本当にありがとう(・∀・)ノ
キングオブ秘境駅を目指せ!
さて、今回の目的地である「小幌駅」ですが、「長万部駅」から2駅、長いトンネルとトンネルの狭間にある小さな無人駅です。
室蘭本線自体、国道と平行して走っているので、地図上では容易くたどり着けそうな感もありますが!
険しい崖に3方を囲まれているので、獣道を探して降りてこない限り辿り着くことはできません。(下記地図参照)
駅の南側に続く道を下っていくと、海岸に辿り着く事も可能です。(地図の黒線が道)
しかし、海岸自体も周囲が険しい崖に囲まれている為、「船か鉄道以外では、辿り着くのが難しい駅」として、鉄ちゃん方の間では「秘境駅の中でも特に秘境度が高い、栄光のキングオブ秘境駅」として知られています。
もちろん周囲に人家なんてものは一切なく、ごくまれに、鉄、釣り人、秘境ハンター、あとはJRの保守関係者が訪れるくらいの辺鄙な場所という事ですが。
なんと!数年前まで、仙人と呼ばれる男が20年以上もこの地に住み着いていたそうです。
夏は野外で、冬は駅で生活。
無理だ・・・(;´∩`)
秘境駅到着!
そんなわけで9時24分、「JR小幌駅」到着。
次の折り返し電車は11時34分。しばし世俗ともお別れです(;´Д⊂)
さようなら!文明の利器!!また逢う日まで健やかに!!
という事で、滅多に来れない場所ですから、駅の全景もパチリ。
小幌駅の時刻表を見ると、今到着した9時24分着の後は、15時14分着と17時55分着。
この2便を利用した場合は、もれなく19時11分まで待たねば帰れない運命なので、長万部9時05分発の便が唯一の選択肢となります。
さて、ワタクシに与えられた時間は、11時34分までと、わずか2時間10分。
これに乗り遅れると14時57分まで、さらに3時間以上も次の電車を待ち続けなければいけません。
究極、19時11分まで余裕もありますが、さすがにそこまでの待ちぼうけは勘弁して頂きたいところザンス(;´Д`)
とりあえず、万が一の事態でのビバーク場所確保と好奇心を満たす為に、駅近辺の建物探索から初めてみます。
第一の小屋は、ストーブや椅子、奥に畳の座敷もある素敵な小屋。
しかし、鍵がかかってます。残念!(;´Д⊂)
第二の小屋は廃屋と化した物置でしょうか??
こちらは鍵もかかってなく、中にも入れるので、もしもの時は・・・。( ̄▽ ̄)
付近の建物はこの2軒のみ、探索終了!
小幌観光に出発!
お次は、お待ちかねの周辺観光です!
事前に調べた情報によると、ここ小幌駅から15~20分歩くと、周囲を山々と奇岩に囲まれた小さな入江に出るそうで。
その入り江にある岩屋洞窟には「岩屋観音」と呼ばれる、かの円空上人が刻んだとされる仏像「円空仏」がひっそりと安置されているそうです。
ちなみに、この円空上人は、江戸時代の行脚僧でして、日本全国津々浦々と旅を続けながら、生涯で12万体もの仏像を彫り続けたと伝えられています。
そして、その入江=小幌海岸も、小幌駅以外からは獣道か船でしか辿り着けない場所との事。
キングオブ秘境のそのまた秘境・・・こりゃ行くしかねーっしょΨ(`∀´#)
秘境への入り口を探せ!
周囲を探索すると、まずは道らしきもの発見。
奥に進むと観光案内の看板も設置されています。
昨夜の雨で地面は濡れ濡れなので、ワタクシ愛用のトレッキングシューズが登場!
言っちゃなんですが、四国遍路も礼文島の愛とロマンの8時間コースもコレ系スポーツサンダルで完歩してますからw
むしろ、スニーカー、登山靴は、足の指にマメができやすいので危険!開放的なスポーツサンダル最強論者ザンス(・∀・)
(ちなみに、マメだらけの痛々しい話はこちらw↓↓)
プチトレッキング開始!
出発間際、携帯であれこれ写真を撮っていると、何故かブラックアウト&フリーズ状態になる原因不明のトラブルにも見舞われましたが。
気を取り直し、いよいよ、秘境オブ秘境に向けて出発です!!!(・∀・)
現地までの道程は、ちゃんとちゃんとの山道で、短いながらもプチトレッキングコース。
時にはロープを伝い降りる道まで・・・と、なかなかのアドベンチャーです。
9時50分。歩き始めて20分程で、ようやく目的地が見えてきた模様。
辿り着いた先は、情報通りこじんまりとした入り江です。
岩浜には一軒の小屋が佇むのみ。
右手を顧みると鳥居が鎮座しています。多分あの洞穴が岩屋観音が奉られている岩屋洞窟でしょう。
さっそく中を覗いてみると、右手に仏像、左手にも仏像、奥にも仏像と、どれが円空仏だかはさっぱりですw
でも多分・・・
この中に入ってるのが本物の円空仏なのかなと思います。(・∀・)
本日のランチはこちら!
目的も果たし終わり、只今の時間は10時過ぎ。
帰路に30分かかるとしても、11時34分の電車までは、まだまだ余裕の時間です。
人気のない静かな入り江。聞こえるのは鳥の囀りと波の音だけ・・・と、絶好のロケーション。
そろそろ駅弁タイムでも良さげな感じ。
そんなわけで、本日のランチは、先ほど購入した「かなやのかにめし」でーす(・∀・)
さっそく頂いてみると、かにめし自体ははんなりと上品な味付けでウマー(・∀・)
カニのハサミをイメージしているという、煮シイタケもいい味出してます。
みかんはマズー(゚д゚)
その他は、スーパー・コンビニの弁当の付け合せと大して変わらない感じです。
総評価としては、これで1050円は少し高いかなと。800~880円くらいならまだ有りかと思いました。(当社比)
ここで一句。
東海の 小島の磯の 岩浜で
我、黙々と 蟹をほふばる・・・(´Д`)
秘境探検終了!
帰路の道も滞りなく戻れ、無事に小幌駅に到着。
あとは、長万部駅に戻って、フリップアップベースを探しながら、明日のミッションの為の寝場所に移動するだけです。
しかし、最期の最期、帰りの電車に乗り込もうとする際にホームへの階段で転倒!
右足首を思いっきり挫き、足首激痛、以後びっこ生活決定という名誉の(まぬけな)負傷に見舞われました。
トレッキング最中の負傷→我、泣きぬれて 蟹をほふばるというパターンにならなかった事だけが幸いですが・・・。
トレジャーハンター生命危うし!!(ノД`)・゜・。
JR長万部駅到着
11時53分、「JR長万部駅」に到着です。
びっこ引き引きと痛々しい姿になってしまいましたが、無事に任務は果たせました。
一番心配だったのが、カブちゃんのエンジンをかけられるだろうか!?という事でしたが(キックのみなので)何とかかんとか、旅も続けていく事もできそうです。
しかし!長万部を去る前に忘れちゃいけないのが・・・噂のあの人!!ゆるキャラ界の雄、まんべくん!!(・∀・)ノ
2チャンネラを「全力でこいよ!!」と煽ってみたり!
テレビ父さんを身体障害者呼ばわりしたり!!
「本当の敵はネットにはいない」と豪語してみたり!!!
毒舌キャラとしての人気バロメーターはとどまるところを知りません。
あ、ちなみに長万部町ですけど。正しい読み方は「サティスファクションタウン」と読みますw念のため( ̄▽ ̄)
そんなわけで、まんべくんと感動のご対面ーーー!!
ここにも!
あそこにも!!
人口6000人そこそこのサティスファクションタウンですが、この先、目が離せなくなる予感しかしない!
次回は連泊で遊びに来たいと思いマス(・∀・)
長万部町から豊浦町へ
R37静狩国道を走り出したは良いものの、天気は霧混じりでパッとしないわ、車は多いわとイマイチな道中。
さらに長いトンネルがあるので、シールドは装着できないわで、非常に楽しくない状況デス。
本来ならば、北海道に三ヶ所しかない鳴き砂を踏みに「静狩浜」に立ち寄る予定もありましたが、面倒なので却下します。
途中、R37→r609礼文停車場線→r608大岸礼文停車場線→R37と無駄な回り道をしてみた以外は、ただひたすら室蘭市を目指して走り続けるのみザンス。(;´Д`)
豊浦町から洞爺湖町へ
そして、薄々と気づいていながらも再度確信した点が一つ。
今回、明らかに積載オーバーな予感・・・(´Д`)
怪我でふんばりが効かないせいもありますが、カブちゃんが転倒しても荷物を降ろさない限り、自力では起せません。
スタンプゲットの為に立ち寄った洞爺湖町の「道の駅 あぷた」でもやらかして、通りがかりのオジサンに助けてもらいました。
特にサイドスタンドで下手な場所に停めた日にゃ・・・おちおち煙草も吸えたもんじゃありませんぜ(-。-)y-゜゜゜
旅に出る前には、リアタイヤの空気圧を最大にしていますがタイヤの寿命は2年しか持ちません。
必要経費として諦めていますが、この積載量だとさらに・・・!?(;つД`)
R37を南下!
洞爺湖町から伊達市に入り「道の駅 だて歴史の杜」にてスタンプゲット。
展示してあった甲冑をパチリ。
その後は伊達市を抜けて、目的地の室蘭市に到着です。
「ドン・キホーテ室蘭中島店」に向かい、ようやくフリップアップベースを入手する事が出来ました。
さすが、ボリューム満点、激安ジャングル!!何でもそろって便利なお店デス。
これで、トンネルに入ろうと雨が降ろうと怖いものはありません。
ついでに大好物の「ヤマモリのレトルトタイグリーンカレー」も朝食用に購入。
明日の朝が楽しみデス(・∀・)
R37からR36室蘭国道へ
室蘭市から登別市を抜けて、白老町へ。
今夜は、白老町にある「ポロト自然休養林キャンプ場」にて久々にテント泊をしようと、17時過ぎに到着したものの。
管理棟は無人、キャンプ場も人の気配がなく、聞こえるのは鹿の鳴き声のみ・・・。
地図で見た限り、そうも思わなかったのですが、町からは結構奥まったところにあり、道中も明かりすらない森に囲まれた細道。
バイクも乗り入れ禁止で全てが面倒になってきたので、十数km戻って白老町竹浦にある「ライダーハウス 呉竹荘」に宿泊決定です。(2年ぶり)
ちなみに、前回宿泊した際は、何となく廃墟然と化した外観とゴミゴミした中身、見ず知らずの人から「念のこもった魔よけのシール」をお接待される出来事などが重なりまして。
ワタクシの中で「もしや、立ち寄ってはいけないところでは!?」と磁場・相性劣悪地帯に認定していたのですが。
明日の目的地への利便性などを計りにかけて、惰弱なワタクシは楽な道へ進む事に決めました( ̄▽ ̄)
(前回宿泊の際の詳細はこちら↓↓)
呉竹荘到着!
白老町のコープさっぽろにて、酒、惣菜を仕入れ、呉竹荘には18時半過ぎに到着。
相変わらずのゴミゴミ感ですが、前ほどおかしな磁場感はなし。
多分、ワタクシ自身がマイナス磁場に適応できるように成長したか、未だカブちゃんに貼ってある魔よけシールのおかげかと思われますww
そんなわけで、明日のミッションへの兼ね合いもあるので連泊決定。
枝豆・甘酢揚げ餃子をツマミに晩酌しつつ、今回もまた昭和天皇・皇后の写真に見下ろされながら、そして数々の人形等、民芸品に見つめられながらの就寝。
追伸 夜中にミシミシと部屋の外廊下を行ったり来たりする音は一体なんなんすか( ̄□ ̄;)!?
もしや・・・座敷童子!?それとも旅人を狙う鬼婆!?なんてね~( ̄▽ ̄)
(※2019追記 呉竹荘は多分、今は営業してないと思われます)
走行距離 142.1km
支出
- 長万部町のモダ石油で給油 446円(リッター140.8円)
- かなやのかにめし 1050円、セイコマの玄米茶 98円
- 長万部駅~小幌駅の乗車券(往復) 700円
- フリップアップベース 1380円
- タイカレー 298円、焼きおにぎり 180円、酒とツマミ 586円
- 足首サポーター 105円、薬 700円くらい
- 呉竹荘宿泊代 1000円
計6543円
2019追記
小幌駅へのアクセス
2019年6月時点での時刻表を参考までに。
まずは、長万部駅発着。
2011年と違って、一番早い便でも15時26分(15時44分着)。
現地滞在を1時間55分にするか3時間44分にするかの二者選択です。
19時28分発(19時56分着)の便は、滞在時間が8分しか取れないため、端から論外って事で。
お次は、反対側の礼文駅発着の時刻表です。
8時半発(8時38分着)と朝から行動できますが、折り返しの電車は15時44分と7時間6分も拘束される罠。
次の15時6分発(15時14分着)は、滞在時間が30分か4時間32分かの2者選択。
さらに、17時31分発(17時39分着)が2時間7分の滞在時間という事で。(夕暮れのトレッキングは好ましくないかと)
岩屋観音までは、2時間あれば余裕で帰ってこれるので、やはり長万部駅発15時26分が乗り遅れた場合の保険もあってベストかと思われます。
または、礼文発8時30分で残った時間は海釣りにいそしむとか・・・??
礼文駅、またその隣の大岸駅近辺にはキャンプ場が点在してるので、それもありかもしれません( ̄▽ ̄)
小幌駅での負傷 後日談(プチ心霊談)
あちこち徘徊していると、虫の知らせ的に?もしや呼ばれていない場所ではあるまいか!?というスポットに遭遇する事も、極まれにありまして。
例えば、r136夕張新得線にある「泣く木」
日本中に類似の話は転がってますが、ここの「泣く木」も「道路工事の支障になる為、切り倒そうとしたところ、木が呻くような泣き声をあげるので結局は切ることが出来なかった」という話が伝わるスポットです。
- 1890年(明治23年)から1891年(明治24年)にかけて行われた栗山トンネル掘削の工事で、過酷な労働に耐えきれずに亡くなった、空知集治監の囚人達が「泣く木」の根元に無造作に埋められた。
- 近所にあったタコ部屋の炊事婦が土工から繰り返し強姦され、それを苦にして「泣く木」で首を吊った。
- 近隣に住むアイヌの娘と開拓民の青年が恋に落ちたが、周囲から結婚を反対され「泣く木」で首を吊って心中した。
などなど、何かと曰くがある場所ですが。
以前、ここに向かおうとしていた際、休憩中に風もないのに何度もヘルメットが落下→シールドがその度に外れるので、こりゃ呼ばれてないなと行くのを取り止めた事があります。
今回の小幌駅についても、駅周辺の写真を撮っている際、携帯カメラがブラックアウトし(この年の5月に購入後、初の出来事)操作不能に陥ったので、ここも呼ばれてねーなと感じつつ、探索を強行→最期に怪我という流れでした。
小幌駅は仙人と呼ばれていた男が、一人きりで亡くなっているそうですし、母子の心中事件もあったそうなので、面白半分で行くと罰が当たりそうな場所ではあります。
ただ、同じように曰く付きの場所であっても、沖縄旅では知らないオジサンに声をかけられ、
「沖縄各地に行かない方が良い場所はたくさんあるけど、君はそういう(オカルト的な)物事は割り切って考えている人だから、バリアが張られていて悪い物は入ってこない。どこを観光しても大丈夫!」
・・・と、太鼓判をもらったりもしましたので。
(ちなみに沖縄旅での一件はこちら↓↓)
その土地土地との相性もあるのかなと思います。
(その後、室蘭の地球岬でも同じ現象が起こりましたw)
ワタクシ、霊感なんぞはこれっぽっちもありませんが、要は、自分の勘には従えって事ザンスね~( ̄▽ ̄)
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