プロローグ
7/15・・・カブ注文。
もちろん選んだ車種は、ワタクシ好みのダークグリーンの車体とお洒落なエンブレム、可愛らしい丸目のスーパーカブ90DX。
7/25・・・納車予定。速攻乗り出そうと本日より4連休。
しかし、待てど暮らせど連絡はなし。
どーなってんだ!?と問い合わせしたら、届くのが今日との事。
さらによくよく聞くと、パーツなどがバラバラに届く為、組み立て&バッテリーの充電で納車は明日になってしまうそう。
3泊4日のカブ旅計画あえなく挫折(´Д⊂
パッキングだけして無駄な1日終了。
7/26・・・さて、今日こそマジで旅立ちます(・∀・)ノ
カブを取りに行こうとしていると妹からTELがきました。
焼き肉パーティーをやるので暇だったらおいでとの誘いです。
迷う~(>_<)
とりあえず返事は保留にし、バイク屋さんへ。
いよいよ待望のスーパーカブ90DXとご対面ざんす。
免許はかろうじて持っているものの、バイク初心者のワタクシ・・・。
(10代の時に中免を取りに行って、教習用バイクを起こせず→小免を取得)
お店の小林君に、メンテナンスの事や新車はエンジンから鉄屑が出るんだよというウンチク、キックでエンジンがかからなくなった場合の対処方などをご教授頂く。
まあ、あれだ。
おかしくなったら、連絡すりゃ良いって事やな( ̄▽ ̄)
帰宅した頃には時間はもう15時。
これから出かけるのはたるいわ~って事で、焼き肉パーティー行きに変更。
妹宅にそのまま泊まり。
7/27・・・若干2日酔い…( )
しかし今日発たねば、しばらく遠出のチャンスはなし。
とりあえず、カブちゃんをダメ人間旅人仕様へ。
お昼前にようやく出発。
今回のミッションは、北海道八十八ヵ所巡拝を試し打ちで超乱れ打ち。
さらに、去年のクルマ旅の続きで道の駅スタンプラリー。
さらに、グルメがテーマという事で。
なにぶん一泊二日なので、寄れたら寄りましょってなもんや( ̄▽ ̄)
そんなわけで、デッパツで~す。
まずは、旭川市内にある1番札所と2番札所を兼ねる眞久寺(5条4丁目)へ赴き、参拝。
- 宗派 真言宗智山派
- 開基 明治25年
- 寺院本尊 不動明王
- 霊場本尊 釈迦如来
御真言 のうまく さんまんだ ぼなだん はく
御詠歌 眞(まこと)なる 久(ひさ)のみほとけ もろびとを あまねく救う 南無釈迦如来
- 宗派 同上
- 開基 同上
- 寺院本尊 如意輪観音菩薩
- 霊場本尊 阿弥陀如来
御真言 おん あみりた ていせい からうん
御詠歌 すえの世の 人の闇路(やみじ)を 見そなわし みちびきたまへ 弥陀(みだ)の浄土へ
眞久寺は、“北海道三十六不動尊霊場第1番札所”と“朔北七福神霊場の大黒天尊霊場”も兼ねているそうです。
納経帳と地図(ガイドブック)を購入し、お接待で盆菓子を頂くm(_ _)m
久々の般若心経、心洗われますわ~(*´∀`*)
ちなみにこちらが、今回購入の北海道八十八ヶ所ガイドブック。
さらに納経帳・・・。
バインダー形式で、あらかじめ印刷された御朱印を挟んでいく仕様。
四国遍路での手書きの納経に慣れた身にとっては、イマイチ、いや・・・イマニ・イマサンくらいに物足りない・・・( ̄▽ ̄;)
旭川市~美瑛町を抜けて芦別市へ。
お次は、いつでも行けそうな3番札所(東旭川)、4番札所(春光台)はすっ飛ばし、芦別市にある5・6・7番札所を目指します。
まずはR237花人街道(富良野国道)を美瑛方面へ。
真っ直ぐ行くのはつまらない!通った事のない道を進もう!!
・・・と、r70芦別美瑛線に入ってみたものの、途中で難易度大な未舗装道路に早変わり。
悲惨な深砂利ダートに泣きそうな気分です(;´∩`)
たまに通りがかる車は、石ころを飛ばしながら猛スピードで通り過ぎていくが、ワタクシはあくまで安全運転で・・・。
と、思うまもなくガッツリ転けてみたり。(´Д`;)
気を取り直し、出発しようとしても、カブちゃんのエンジンがかかりません。
携帯の電波も圏外で、ワタクシ大ピーンチ!
このままどうにもならなかったら、人里まで歩くか、山の中で野宿しかないわ~(;_;)
悲しいかな、しょっぱなから、旅終了の危機に陥ってしまったようです。
結局、その後通りがかった、岡山のライダーに助けてもらい、九死に一生を得る事が出来ました。
トラブルの原因は、転倒して(カブだけに)エンジンがカブった。
対処法→しばらく安静(放置)にすればOK。
勉強になりましたm(_ _)m
星の降る里 芦別市到着~!
先程の深砂利ダートで、かなりの時間は食ったものの、無事に芦別市街地に到着です。
まずは5番札所の参拝・納経終了。お寺の方に缶ジュースもお接待して頂くm(_ _)m
- 宗派 真言宗豊山派
- 開基 昭和24年
- 寺院本尊 不動明王
- 霊場本尊 地蔵菩薩
御真言 おん かかかび さんまえい そわか
御詠歌 六道の 能化(のうけ)の地蔵 大菩薩 導きたまえ 此の世後(のち)の世
2月の第一日曜日には大護摩祈祷法要が厳修され、1年で最も境内が賑わうそうです。
お次は、7分程の距離にある第6番札所大照寺へ。参拝・納経終了。
- 宗派 高野山真言宗
- 開基 大正3年
- 寺院本尊 大日如来
- 霊場本尊 薬師如来
御真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌 仮の世に 知行争う 無益なり 安楽国の 守護をのぞめよ
さらに、第7番札所光元院も参拝・納経終了。
- 宗派 高野山真言宗
- 開基 昭和53年
- 寺院本尊 不動明王
- 霊場本尊 阿弥陀如来
御真言 おん あみりた ていせい からうん
御詠歌 芦別は 北の都ぞ 光元院 極楽の郷 弥陀もおわすぞ
こんな感じで、本日の札所巡りは終了。
ちなみに、この辺りのお寺は、本堂に上がっての参拝をさせてもらえるので、ついついお寺の人と世間話に講じてみたり。
さらに、納経時間も厳守ではなさそうで、四国とは違って、かなりゆるい感じです。
芦別グルメも頂きます!
その後、道の駅スタープラザ芦別にてスタンプをゲット。
併設のレストランにて、ここ最近?芦別名物として売出し中のガタタンラーメン(840円)を食す。
ちなみにガタタンとは、
白菜・玉ねぎなどの野菜や、蕗・筍などの山菜、豚肉、イカ、小麦粉だんご、蒟蒻など、十数種類の細かく切った具を入れた、中華スープの事で。
スープのベースは豚骨や鶏ガラ。さらに、片栗粉でとろみをつけ、溶き卵も加えた、芦別炭坑マンに60年近く愛され続けた伝統の一品だそう。
腹ペコ状態で食べてみたけど、味はまあ普通。(当社比)
しかし具沢山なので腹いっぱいになる事は確かです^^
夕食も終わり、今日の予定は全て終了。
本日の寝場所予定地は、道の駅から11km程離れた上芦別公園キャンプ場なり。
たどり着いてみると、野花南湖を望む、普通に公園。人っこ一人おりゃあせん。
屋根付きの野外ステージがあったので、今夜の寝場所はここに決定です!
テント設営中、地元のジイサマがやってきて、しばし四方山話。
炭坑時代華やかなりし頃の話をとくとくと、拝聴させられる。
会話のキャッチボールなら歓迎だが、さすがに聞かされる一方だと疲れてしまいますわ~(;´Д`)
ジイサマが去り、野外ステージにて、テント設営の続きをしていると、今度は上下白づくめの男性がやって来ました。
白装束の男性は、話しかけてくる気配は無いものの、ブツクサと何かを呟き、時にケラケラと笑いながら・・・。
何故か、ワタクシのいる、野外ステージの周囲20m程の範囲をグルグルと回り始めています。
うわー、頭のおかしな人だ~Σ( ̄□ ̄;)
どうにもこうにも、エコエコアザラクの生け贄になった気分です。
ワタクシの被害妄想な感も否めませんが。
散歩するには有り余る広さのキャンプ場内で、野外ステージの周りだけ、いつまでも歩き続けるっつーのは如何なものか?
お一人様なのに、歩きながら呟いたり、笑ったりしているのも如何なものか?
やっぱり、少しアレな人として認定致します。
無言のガンつけ攻撃で、抵抗を続け、一応撃退。
一人の時間にホッとしつつの就寝。
走行距離91.5kmくらい
これも最初から面白そうだー。わくわくしながら次へgo-!!
ありがとうございまーす!どうぞ生ぬるい目で見守ってやって下さい(・∀・)