松島町町民の森野外活動センターにて起床!
5時15分起床。
昨夜は0時過ぎから大雨でしたが、止んで良かったです。
身支度を済ませ、9時半出発。
本日の予定は、石巻市まで進み→あの!猫好きには有名なヌコ島!『聖地・田代島』に渡ってみようと思います!!
ほんでもって『田代島』は周囲10km程度の小さな島だそうなので、一泊分の荷物を背負って歩いてみようと思います!
もちろんバイクは積めませんので、駐車場に置いていきます。
本日のミッションの為だけにバイクカバーは持ってきましたが、放置しておいて危険はないのか!?
『田代島』に野営適地はあるのか!?
・・・と、多少の不安もありますが!?
行ってみるしかないっしょ!!(・∀・)
(昨日の様子はこちら↓↓)
石巻市へ!
R346→R45を東に向かい、石巻市に突入。
- 人口 13万5538人(2023年2月1日時点)
- 面積554.58㎢、人口密度244人/㎢
- 仙台市に次いで県内第二の人口を擁する都市
- 全国でも有数の水産都市で、たらこの生産が日本一
- 特産は、タラコ・笹かまぼこ・べっこうしじみ・金華サバ・金華カツオ・雄勝石・茶・石巻焼きそばなど
途中、買い物などに立ち寄りつつ、10時半に『JR石巻駅』到着。
初っぱなから石ノ森王国だ~(・∀・)
そんでもって、駅前の観光案内所で情報収集しつつ→教えてもらったフェリー発着場へと向かいます。
石巻市も海側は荒れ地が多く、多分、津波被害が大きかった地域と思われます。
※2023年追記 東日本大震災では死者3178名、行方不明者422名と未曽有の大惨事。沿岸部は壊滅的な被害をうけたそう。
聖地へ出発!
程なくして、網地島ラインのフェリー発着場に到着。
あれが、聖地への巡礼船ですな!(・∀・)
ちなみに、今回の荷物は極々軽装で。
内訳としては、食料品は『パスタ・パスタソース・バゲット・チーズ・ランチ用弁当・カロリーメイト等携帯食・麦茶』
その他『コッヘル×1・カセットガス・バーナー・給水袋・折り畳みプラザル・テント・グランドシート・マット・寝袋・トレッキングポール・雨具・化粧用具』ってとこでしょうか。
明日戻ってくるので、着替えもお風呂セットも不要です。
コンタクトも今回ばかりは予備のワンデーで。
しかし、化粧道具一式は譲れない!!( ̄^ ̄)
つーわけで、12時、巡礼船マーメイド号出発~!
田代島へ!
『田代島』は石巻港からの距離は約15km、所要時間は45分程。
「ひょっこりひょうたん島」のモデル島とも言われているそうです。
喫煙所のある甲板に居座っていると、一人のオジサンに声をかけられました。
オジサンは『田代島』の港内復旧作業の為、九州の長崎から出張してきているそうで、今日は休みの為、石巻市まで買い出しに出ていたそうです。
3ヶ月交代の勤務で、今日で10日目との事。
オジサンの話から、島は小さいので車で20分くらいで回れてしまう事。
店は一軒だけある事。
水の入手は難しそうな事が判明しました。
うーん、水とトイレがあってこそキャンプ場・・・( ̄~ ̄;)
ぶっちゃけ、パスタを茹でられないのは死活問題です。
船内の貼り紙にも、「トイレがあるのは島唯一のキャンプ場であるマンガアイランドと、港近くのポケットビーチという場所だけ」と書いてあります。
ワタクシが事前に入手していた「東屋やトイレの情報」とは明らかに異なる情報・・・。
やはり、1500円と高めだがキャンプ場泊を選ぶべきなのであろうか・・・。
しかし、どう考えても高いよな~・・・と、船内で激しく葛藤を繰り広げるワタクシ・・・。
そんな中でも聖地は刻一刻と近づいて参ります。
どうする!?ワタクシ!?
聖地上陸!
13時7分『田代島』に到着。
いよいよ聖地に上陸ざんす!!(・∀・)
歩いてみると、早速、第一村人発見!
右も左もモフモフがいっぱいです!!(人´∀`).☆.。.:*・゚
さすが人よりも猫が多い島、ワタクシの期待は高まります。
しかしながら・・・本日はかなりの晴天で、焼けつく日射しにアスファルトの照り返し・・・。
数百m歩くだけで、ドッと汗が吹き出る始末・・・(;´д`)
ええい面倒だ!(*`Д´)ノ!
ケチケチせずに、この際キャンプ場に行こう!たかが1500円。金はこういう時にこそ使うもんだっ!!
ワタクシ、ご英断!!( ̄^ ̄)
そんなわけで、歩いて15分程のキャンプ施設『マンガアイランド』に到着で~す。
マンガアイランド到着!
受付にいたのは、30代の男性と女性のカップルで、地元の奴じゃねえよな~と聞いてみると、やはり島外からの移住組。
この島で「養蜂場」をやりたいと夢見て、半年前に移住してきたそうです。
一応、買い出し情報を聞いてみると、お店は島に一軒だけあるが、島価格なので値段はかなりお高め。
以前工事関係者が、ビール一箱買って一万円近い料金を取られたという伝説もあるそうです。
なので、日々の必需品はコープやネットをフル活用しているよう。
ちなみに、このキャンプ場は毎年のように管理者が変わっていて、時には市から派遣されてきたり、島内の住人が管理したり。
ただ、島の人的にはキャンプ場を管理しているよりも、漁業をしていた方が金になるし、何の娯楽施設もない島なので、島外の人でもなかなか担い手が見付からず・・・。
そんなわけですから、誰でもウェルカム状態。
お二人とも石巻市の臨時職員として、トントン拍子に当座の働き場所も決まったという事でした。
話しは長引きましたが、1500円払い、テントを設営。
本日の宿泊者はロッジ1グループ、キャンプは飛び込みのワタクシのみだそうで。
風呂も200円で入れるそうなので頼んでおきました(・∀・)
田代島探索へ!
受付に置いてあった「田代島猫散策MAP」を見てみると、歩いて4時間あれば島を探索できるよう。
そしてキャンプ場では自転車のレンタルも200円でやっている様子。
ゲリキャン→キャンプ場利用と、ついつい日和ってしまったワタクシですが、更に日和るか、それとも歩くか!?
どうするワタクシ!?(ドラムロール)
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日和ります!!w( ̄▽ ̄)
受付の姉ちゃん曰く、島はアップダウンが激しいので、200円のマウンテンバイクより300円の電動チャリの方がオススメとの事。
ならば、電動チャリにしようじゃないか!!( ̄▽ ̄)
「トホホ1号」と命名。
海岸線を回る時は左回りでという鉄則に従い、15時出発~!!
ママチャリなんて久々ですわ~(・∀・)
田代島探索!
しばし走るとトイレを発見!!
普通に仮設。しかも有料です!!
そしてボットン和式、さらに紙無し。
近くに東屋も見つけましたが!?
一切手入れしている様子無く、水場ももちろんありません。
「トイレ有り・東屋有り」と、事前に入手した情報通りではありましたが、水があってこそのキャンプ場。
・・・キャンプ場を選択して本当に良かった・・・(-_-;)
ちなみに『田代島』の道は、ほとんど軽トラがようやく通れるかどうかの奥の細道。
カブちゃんでも二速になりそうな急な坂も多々あります。
電動チャリって初めて乗ったのですが、そんな坂でも楽々~\(^o^)/
姉ちゃんのオススメに従って本当に良かった!
やはり、金はこういう時にこそ遣うもの・・・( ̄ー ̄)
大泊港に到着。
マーメイド号が接岸中でした。(一日4~5便の運航)
ちなみにこの島、年々過疎化しているのか、空き家がめちゃ多い様子。
鬱蒼と植物が繁る玄関先。
まだ生活感が残るお家でした。
こちらは劣化?地震の痕跡??
放置車なんかも。
恐らくは、そのうち草木に覆われ埋没して逝くのでしょう( ̄▽ ̄)
猫神社に到着!!
そうこうしているうちに現れましたのが。
出ました!猫神社!!
のぼり旗には『美興利大明神』と書かれています。
島では昔から「猫は大漁を招く縁起の良い生き物」として親しまれ、猫神様として祀られているそうです。
毎年3/15が大祭で、参詣の際は供物のマグロを供え、御神酒を献上しているとの事。
また、初漁の際も供物のマグロを供え、参詣していくそうです。
そんなに信仰されてる神社の割には・・・
ファンシーなガラクタでいっぱいだがな!!( ̄ー ̄)
おまけ① 猫神社全景
おまけ② 境内にいたニャンコ
ヌコ垂れ流し!!
その後は二斗田の集落に近づくにつれ・・・
ヌコ垂れ流し状態!!
途中、島に一軒のみという例の店があったので島価格を体感する人身御供的心境でお立ち寄り。
とりあえず、アサヒのスーパードライ500mlとワンカップを購入してみたのですが、お会計630円。
普段、発泡酒しか買わないから判らないんですが、どうなんでしょ!?
ワタクシ的には市場価格の1.5~2倍くらいぼられた感があるのですがどうなんでしょ!?
それでも、温泉ホテルのレストランで頼むよりは安いので良しとします。
その後、港の近くにて公園を発見。
地震後に建てられた、綺麗な水洗トイレと水場付き。
素敵なキャンプ地になりえる島唯一のゲリキャン適地。
まあ、10kg近い装備を背負い、島を右往左往するよりは今回の選択で良かったかなと思います。
キャンプ場帰着!
こうして、一通り島内を探索し尽くし→17時過ぎ、キャンプ場帰着→受付の姉ちゃんと、またも四方山話。
話に依ると人より猫が多いと言われるこの島の現在の住民数は50人以下だそうです。
島外に出ていったままの人もいるので、正確にはもっと少ないんじゃないか??という事。
しかも、30~40代が数人いる他はほとんどが高齢者だそう。
そういえば、先程の店の人も相当な年寄りであった。
多分、数年後には人口十数人、残るのは猫と廃屋ばかりという猫の惑星状態になる可能性も・・・。
その他、この島は全国でも珍しい「犬お断りの島」だという話。
石巻市でもそう決められていて、たとえケージに入れられていようとも、確実に上陸を拒否されるのだそうです。
また、高齢者ばかりの島なので、島内はどこもかしこも荒れ放題、食料も持ち込んで下さいという状態。
せっかく「猫」というマニア垂涎の資源があるのだから、あちらこちらを整備して、観光客向けのカフェとか、管理棟で猫グッズ販売をしたりとか。
漁師町ならではの取れたて海産物売り場や、フェリー会社と組んで何かイベント打ったりなど、もっと商売気を出しても良いのでは!?と話を振ってみると。
市が経営しているキャンプ場だから、なにかれと制約があり、敷地内で物を自由に売れるのはキャンプ場に関係ない島民だけという事。
実際、先程の店のお婆ちゃんがキャンプ場内に自販機を置いていた時代もあったそうですが。
高齢の為、品物を運ぶのが困難になり→そのうち自販機は売り切れの表示が並び続け→結局は撤去になったそうです。
自販機でさえ、管理者側は条例にひっかかって用意する事がままならないとは、なんとも勿体ない話。
行政側はヤル気あんのか!?
管理棟で酒やインスタント物、薪やガスを売るとか軽食を出してくれれば客も便利、儲けにも繋がると思うのですが!?
せっかく「猫」という資源とネームバリューがあるのですから、創意工夫でのビジネスチャンスは多いにあるはず。
是非、わずかな若い世代で夢のユートピアに発展させていって欲しいと思いました。
風呂後、センターハウスの軒先を借りてミートソーススパゲッティで酒を飲んでいると雨がポツポツと。
キャンプ場泊で本当に良かった!!(・∀・)
なにとぞ、ポチっとよろしくです↓↓↓
走行距離 27.5km
- 衣服など 1220円
- フェリー代 1200円
- キャンプ場利用料 1500円
- 電動チャリレンタル料 300円
- 風呂代 200円
- ビール500ml・ワンカップ 630円
計5050円
2023追記
マンガアイランドについて
- 開設期間 4月下旬~10月下旬
- 利用料 1区画1520円(全8区画)
- ロッジ大(定員5名) 9160円・ロッジ小(定員6名) 8140円 シーツ代220円×人数
- チェックイン14時、チェックアウト11時
- 管理棟風呂 大人200円(16時~20時)、管理棟シャワー 大人100円(10時~15時)
- キャンプ用品一式・自転車・釣り竿・天体望遠鏡など有料貸出し有り
- 石巻(中央又は門脇)船着場から船で約45分、片道1360円
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