旧富内駅列車ハウスにて起床!
いよいよ今回のカブ旅も終盤に差しかかって参りました。
イエローフラッグ仕様で我が愛車の貫禄もついたことですし、本日もブイブイ行きまっせ~w( ̄▽ ̄)
9時、銀河ステーションに別れを告げ、「森と化石とロマンの里 胆振のチベット」とも呼ばれる、むかわ町穂別地区の市街地へ向います。
むかわ町穂別地球体験館到着!
生きた化石と言われるメタセコイヤの並木道(進化の道)を抜け、9時半「むかわ町穂別地球体験館」に到着。
鵡川町のパンフレットでは、「46億年の歴史を肌で体験!40℃の砂漠からマイナス20℃の氷河期まで様々な自然環境を疑似体験できるテーマパークです。」・・・と紹介されています。
そして、入館料は1000円!
さぞやご立派な施設だろうと期待して当然。
・・・が!!
なんだか、家の近所の住民センターより遥かに小さな規模の建物に、一抹の不安が心をよぎります・・・。(;´Д`)
気を取り直し、まずは入り口に並ぶ数々の観光パンフレットをチェック!
おぉ!おでかけラリー北海道の応募用紙発見!ここもマル得特典付で掲載されています!!
さっそく体験館に入場すると、迷彩服のお姉ちゃんがお出迎え。
応募用紙を提示すると、入館料1000円が団体料金800円になりました♪
ワタクシグッジョブ(・∀・)
ちなみに、この「むかわ町穂別地球体験館」は、8つのテーマゾーンをサイエンスガイドの案内でめぐりながら、地球の歴史や神秘を学んでいく「冒険常設展示館」だそうで。
館内では視覚だけではなく、気温・音・光・水・振動など、リアルな演出で素顔の地球を体験できるのが特徴らしいデス。
うーむ、このちっぽけな施設が・・・侮れぬ・・・(◞≼◉ื≽◟ ;益;◞≼◉ื≽◟)
冒険の世界に出発!
10時10分、サイエンスガイドのお姉ちゃんとワタクシ、マンツーマンで自称スリル満点のアドベンチャーワールドに出発デス!
※「むかわ町穂別地球体験館」は、写真撮影は禁止となっておりますので。あくまでワタクシの独断と偏見による体験レポザンス(・∀・)
エリア① 熱帯雨林
気温30℃、湿度80%のジャングル。赤道直下の熱帯雨林に足を踏み入れマス!
ん?沖縄の、あのまとわりつくような熱風と湿度を想像していただけに、熱帯雨林、ちょっと期待はずれだぞ??
東京のエアコン無しの熱帯夜に比べりゃ、まだまだ可愛いレベルです。
まあ、旭川だって30℃越えは結構ありますしねー。
ちなみに、ワタクシの部屋の現時点での気温は26℃、湿度70%ですからw
赤道直下、恐れるに足らず( ̄^ ̄)
ただし、マイマイ蛾並みの昆虫が飛び回る環境再現なら前言撤回。
エリア② 太古の海
恐竜時代にタイムスリップ!
太古の海の箱庭デス。
ワタクシの遠いご先祖も、こんな海の中でプカプカ漂っていたと聞いております。
ガイドのねえちゃんの素敵な演技力と微に入り細に渡る解説、クイズなどで心和まされますが、これがなければ素通りか暴動が起きるレベル・・・(;´∩`)
エリア③ 砂漠
お次は摂氏50℃以上の灼熱の砂漠デス。
実際は倒れる人が出ると困るので、そこまで高い気温にはなってないそうですが。
熱帯雨林がいったん伐採されると、日光で土壌が固まり砂漠化されていくのは周知の事実。
森林は二酸化炭素の吸収・酸素の生産・水分の保養などワタクシ達の生存になくてはならないものなので、いったん伐採されると元に戻るまで何百年もの月日が必要という認識を強く持たねばなりません!
(イイ事言った!)
エリア④ マグマの海
46億年前の地球に再度タイムスリップ!
生まれたばかりの地球は、たくさんの微惑星が地球にぶつかり、地表にはマグマの海が広がっていました。
微惑星に含まれる水や炭素の成分は一瞬のうちに蒸発し、その水蒸気は徐々に地球を覆い始め、原始大気を形成し始めていきます。
微惑星の衝突が一段落し、地表の温度は徐々に下がって行きましたが、その温度が650℃に達した時、地球に初めての雨が降り注いだのデス!!(・∀・)
ここでお姉ちゃんからの問題。
「地球に初めて降った雨は熱かったでしょうか?冷たかったでしょうか??」
「冷たかった!」
ブーーーー!ワタクシ不正解!!(>_<)
どうやら記念すべき初雨は熱いシャワーだったようデス。
しかも温度は300℃の超熱湯。
一説にはこれが3000年も降り続けたとも言われています。
エリア⑤ 氷河期
さてここからは、エレベーターに乗り2000年後のニューヨークのとあるビルにある、とある画家が住んでいたお部屋に移動します。
おお!あれに見えるはエンパイア・ステートビルではないですか!
しかも上層部を残して周囲は雪に埋め尽くされています。
まわりのビルは屋上がちらほら顔を出している程度。
積雪量は定かではありませんが、デストピア的風景に思わず胸熱!(人´∀`*)
これぞデイ・アフター・トゥモローの世界!!
エリア⑥ 大気圏
フロンガスによるオゾン層の破壊を切実に訴えているお部屋デス。
フロンガスといえば昔、逆毛立ての必需品、ダイエースプレーってありましたねー。
あれ、まだ売ってるんすかね??
ガイドのお姉ちゃんも環境破壊についてはえらく勉強を重ねているらしく、小規模施設のわりに有意義な時間を過ごせています。
エリア⑦ 海洋底
・・・の前に震度6の地震を体験。
海嶺や海溝、海底プレートの仕組み等学べるお部屋ですが、やはり出てくるのは311の話題ですよね。
「海底探査船ちきゅう」はあの地震で損傷を受け修理中との事。
海底や宇宙っていうのは人類に残された最後の秘境&フロンティアですから、余計な事に金を使わず、こっちに金を回してくれと切に願います。
昨日の鈴木博士語録じゃないが、ワタクシはサイエンスの力を信じている!ww
エリア⑧ 宇宙
まず一言。
惑星の配置バラバラ、縮尺もバラバラ。
スイキンチカモクドッテンカイメーは何処行った!!(´Д`)
まあ、しかし宇宙ってのは神秘デスよね。
今、ワタクシ達の頭上で光ってる星々の中で、太陽系に属する星以外の殆どが、太陽と同じ恒星で、その周りでは数々の惑星が巡っていると考えると!
地球で生命が生まれた過程は!?そして、他に生物の住む惑星はあるのか!?
さらに、将来の宇宙開発の可能性は!?他次元の世界はあるのか!?
ビックバン以前の宇宙の姿は!?今後、宇宙は広がるのか縮むのか!?
などなど、夢とロマンを感じマス。( ̄▽ ̄)
地球体験館見学終了!
10時50分。そんなこんなでアドベンチャーワールドから帰還しますた!!
任務終了記念にガイドのお姉ちゃんとパチリ。
とりあえず、箱モノマニアとしての率直な意見を述べさせてもらいますと。
頑張ってるな感ありつつも、しょせん小田舎の施設ですから限界があるわけですが、サイエンスガイドのお姉ちゃん達の創意工夫で魅力溢れる施設になっている感。
可愛く、知識豊富なサイエンスガイドとマンツーマンで、数十分の時間を過ごせて(他に客がいなければ)実のある自由討論もできるわけですから。
とくに、北海道旅の間、女の子との出会いもなく、多少飢え気味の男性諸君におススメしたい、ある意味デートクラブ的施設デスw
最後に、ここでもらったパスポート・・・。
むかわ町穂別地球体験館館長
効力 この旅券は、地球に住んでいる人に発行されるものであり、地球が存続する限り有効である。
発行官庁 地球/発行地むかわ町穂別
むかわ町穂別の裏歴史
さて有意義な地球体験の後は、穂別の裏歴史の時間デス。
そして、すぐに町の人々と打ち解け、穏やかな日々を過ごしていたそうです。
・・・が、平和な日々もそう長くは続かず、噂を聞きつけた科学者達やハンターたちが、生き物たちを捕獲しようと集まってきました。
町の人々は、すぐにクビナガリュウたちを地下へと隠し、危機を逃れることが出来たという事です。
それから幾星霜もの時が流れ・・・太古の生き物たちは今もこの穂別の地下でひっそりと暮らし続けています。
町の人々は、太古の生き物たちとの絆をつなげていくため、地下と地上で宝物と情報の交換をしようと決めました。
彼らが見つからないように、秘密のルートを作り、宝物を隠したのです。
クビナガリュウたちはそれを受け取り、今度は彼らの宝物を町の人々に送り届けました。
こうして、秘密の交流が現在まで受け継がれ、宝物の交換がひっそりと行われているのです・・・。
・・・以上、胆振版フウラン・テプテルより抜粋。ww
第二のミッションはこちら!
そんなわけでシストの時間デス。
まず始めにシストとは!?
フランス発祥の、数々のヒントを頼りに行う「リアル街歩き宝探しゲーム」の事デス。
ハンターは宝を見つけた後、今度は自分の持ってきた宝を次のハンターのために置いていく、「紳士・淑女のゲーム」として親しまれているとの事。
こりゃぁ、元トレジャーハンター(現、手負いの鹿)としては見逃せないザンスよ!!
人間か太古の生き物かが置いていったお宝探しにトレジャーハンター復活デス!!!(・∀・)
トレジャーハンター、シストに挑戦!
そんな訳でまずはここ地球体験館で冒険の書をゲット!
肝心のシストのコースですが。
- プチシスト(徒歩短距離コース 所要時間は約1時間)
- メガシスト(徒歩長距離コース 所要時間は約2時間)
- ドライブシスト(車移動コース 所要時間は約2時間)
・・・の3つのコースに分かれているそうデス。
ここでワタクシが選んだのは、徒歩で2時間コースのメガシスト(^ε^)
ちなみにシストの問題は、月替わりでメニューが替わっていくそうでして。
2011年7月の最初の関門がこちら。
そんなわけで、11時、お姉ちゃん方の見送りを受け、お宝探しに出発れす(・∀・)
11時8分、教会の近くで、アンモナイトの化石発見!これぞぐるぐるの石!!
お次の指令は・・・なんと!恐竜ハンターに見つからないように暗号となっております(;´Д`)
11時37分、若干迷子になりつつも次のヒント発見!
12時、あれこれと謎を解きつつ辿り着いたホッピー公園。
この公園のどこかに次のヒントが・・・!
見知らぬ街で!平日の真昼間から!!一人、あらゆるベンチの下を覗きまわるワタクシ!!!
不審者っぷりが、ある意味非常に楽しいデスw( ̄▽ ̄)
本日のランチはこちら!
ホッピー公園で無事に次のヒントを発見し、12時06分、近所のお店へ到着です。
ランチ時で混みあう一般人を尻目に、カウンターにて、「プテラノドンは来ましたか!?」(合言葉)
旅の恥はかき捨てデスww( ̄▽ ̄)
ついでに、ハンバーグランチ(1000円)でモグモグタイム。
味はそれなり。当然の事ながらビックリドンキーの方が美味い。ガスト料金でよいのでわ・・・(;-_-+
店内で、札幌のライダーハウスの話をしているオジサンがいたので話しかけてみると、どうやら内地から移住体験をしに来た人のようです。
きっと、北海道に何度も来ている間に穂別の町を気に入ってしまったんでしょうねー。
先程のサイエンスガイドのお姉ちゃんも、出身は江別とか言ってたし、函館出身の子もいましたし、この町には外部からの人を惹きつける何かがあるのでしょう。
例えば、北のイーハトーヴを目指す計画。
例えば、町全体?で協力しているシスト。
例えば、それぞれが自分なりの勉強を重ね、創意工夫で施設を盛り上げようとしているサイエンスガイドの姉ちゃん達。(それぞれ話す内容も違うそう)
例えば、お宝ww
なんとなく学祭のりの盛り上がり。
ちなみに、体験館の夏の企画として、明日から毎土曜の夜に“ちょっと怖い地球体験館ナイトツアー”が始まるそうです。
明日も来ませんか??と誘われたのですが、ワタクシは明後日までに自宅に辿り着かねばならぬ身・・・とても残念デス(>_<)
シストも全コース違うルートらしいので、今度来る時は全コース制覇&ナイトツアー連泊コースも悪くないかなと思いました。
いよいよお宝ゲットだぜ!
とりあえず、その後も炎天下の中を黙々と歩き・・・タイムトンネルにやってきました。
正直、そろそろゴールを期待します(;´Д`)
タイムトンネルで遥かなる古代へ遡った先の、野外博物館はなかなかシュールです。
13時、次のヒント発見!そろそろ終わりは近そうデス!!
13時13分、ようやくお宝発見なり!!
中身は、ミニ鏡、ストラップ、缶バッジ・・・ガラクタばかり。
喜んでいいものなのか、何とも迷うところデス( ̄▽ ̄;)
しかしまあ、この過程を楽しむドキドキ感が大切なわけですから!
もちろんワタクシもお宝を置いてまいりました。
そんな訳で、2時間弱のシスト、なかなか楽しかったデス。(・∀・)
寝場所に向かって出発!
さて話題は変わりまして、本日の宿泊地です。
一時は本気でシストドライブコース挑戦→富内電車泊or二風谷泊にも心惹かれましたが!
たかが旗一つの為に、日勝峠を越え、遥か十勝平野を目指します。
それでいて、明日は旭川方面を目指すわけですから、なんという遠回り!
恐るべし、ホクレンフラッグの魔力!!
多分、泊まりは屈足のライハで( ̄▽ ̄)
道東に向かって!
r74を北上し、R274穂別国道、石勝樹海ロードを東へ東へ。
むかわ町から、占冠村、日高町を抜けて、清水町へ入ります。
ここは樹海というだけあって素晴らしく景色は良いのですが、札幌方面~道東を結ぶ要の路線だけあってトラックなどの交通量がハンパねーっす。
くたくたになりつつ18時、十勝清水のホクレンSS到着。
そしてグリーンフラッグGET!
これでまた一つ、旅カブへ近づきマシタ(・∀・)
その後は清水町からお隣の新得町へまっしぐら。
18時半過ぎに屈足のライダーハウス「ライダーの館 くったり」に到着する事が出来ました。
(前回、訪れた際の様子はこちら↓↓)
帯広のオッサン2人組と東京から来た電動自転車のジイサンと酒呑んで就寝。
走行距離 164.8km
支出
- 日高町のエネオスにて給油 300円(リッター152円)
- 清水町のホクレンにて給油 450円(リッター149円)
- ホクレンフラッグ(グリーン)×2
- 穂別地球体験館入館料 800円
- ハンバーグランチ 1000円
- お茶・豆乳 156円
- セイコマで酒・ツマミ 851円
計3757円
2019追記
むかわ町穂別地球体験館とシストについて
2018年(平成30年)の北海道胆振東部地震の影響で休館。
地震によって、建物内の天井に設置したエアコンが床に落ちて損壊、入り口付近の天井も抜け落ち、展示物の約200kgの岩石が落下するなど大きな被害が発生。
復旧に約2億5千万円の多額な費用が掛かることから、再開を断念→2019年(平成31年)3月31日をもって閉館。
1992年(平成4年)に開館してからの27年間で、累計66万人の人々が訪れたそうです。
シストも終了になったそうで、とても残念です・゚・(つД`)・゚
現在のワタクシの順位はコチラ。できれば、両方ポチッとして頂けると多々感謝です!^^