プロローグ
先日、ルイガノの『LGS-GMT』という自転車を購入致しました。
数週間に渡るツーリングにも対応できるように製作された、俗に言う「旅自転車」です。
もちろん、街乗りだってオッケーです。
当初は、ジャイアントの『グレートジャーニー』か、はたまた他のツーリング車かでずいぶんと迷いましたが。
まずは旅チャリ入門編として適当な価格、前キャリアの有無、デザイン等を考慮しコチラに決定。
日帰りサイクリングに出発!
そんなわけで、本日はmyチャリにて、初の遠乗り。
『神居古潭』までサイクリングに行ってきました。
多分、家からだと往復45kmくらいなので、この夏の計画に向けての、まずは腕試しっつー事で。
そんなわけで12時51分に自宅出発。
天気は曇りときどき晴れ。気温28度くらい。
湿度はここ毎日、不快度指数が高く、70%~90%がザラ。
自転車に乗るには、25度以下曇り空、または若干肌寒いのがベストよなーと不満たらたらです。
アイヌ語地名も楽しむサイクリング
まずは、家の近くの『ウッペツ川』の河川敷を行けるとこまで行ってみましたが、数分走った『近文』で道は終了。
最寄のR12経由では、サイクリングロードに辿り着けない噂も聞いていたので、わざわざ、「ウエスタン川端」の裏まで回り道し「旭西橋の河川敷」を目指します。
- 名称 ウッペツ川
- アイヌ語 ut-pet(ウッ ペッ)
- ウッ(肋骨) ペッ(川)
- 石狩川に直接流入せずに、オサラッペ川、または石狩川の旧流を経て、横から肋骨のような形で注いでいる川。(石狩川の支流の支流みたいな)
- 名称 近文(チカブミ)
- アイヌ語 cikap-un-i(チカㇷ゚ ウン イ)
- チカㇷ゚(鳥=ここでは鷹) ウン(いる=棲む)
- 鳥いる所。鹿さえも簡単につかんで飛ぶことができた大きな鳥が、嵐山の石狩川沿いの崖にいたという伝承があり、そこから石狩川右岸は広くチカプニと呼ばれるようになったそう。
13時9分「旭西橋の河川敷」に到着。
いよいよ『神居古潭』方面へ向けて出発デス!
車で行っても30分以内の場所に、気合入れるのもどうかと思いますがw
この道を行くのはかれこれ小学生以来。
まあカンベンしてくれ。( ̄▽ ̄)
旭川サイクリングロード入口到着!
13時21分『オサラッペ川』との合流地点で河川敷が終わり「サイクリングロードこちら」の看板を発見。
向かった先の道は、R12が走る近文大橋の下を通り抜け・・・。
R12からは行けない謎がこれで解りました( ̄▽ ̄)
- 名称 オサラッペ川
- アイヌ語 O-sara-pet(オ サラ ペッ)
- オ(河口) サラ(開いている) ぺッ(川)
- 河口が石狩川との合流点である事からついた名前。(O-sar-pet(川尻 葦原 川)という説もあり)
旭川サイクリングロードを行く!
森の木陰の雰囲気で、ちょっとした森林浴気分と思いきや、弓手にはとうとうと流るる石狩川、馬手には延々続く函館本線の線路。
たまに、釣りしてるおっさんがいたり結構飽きない風景デス。
ちなみに、この旭川市内~『神居古潭』を結ぶ「旭川サイクリングロード」
市民にはお馴染みですが「旧函館本線跡」を利用して作られています。
北海道なんて、どこもかしこも廃線だらけなんだから、全部整備して繋げちまえ!なんて思ってみたり( ̄▽ ̄)
アイヌ語地名駅巡り
13時43分『JR伊納駅』に到着。
片田舎の無人駅で、日陰もなく暑いのでとにかく先へ。
- 名称 伊納(イノウ)
- アイヌ語 inun-o-pet(イヌン オ ペッ)
- イヌン(漁期の仮小屋) オ(ある) ペッ(川)
- 鮭を獲るための小屋が、いくつもある川の意味。
14時4分『旧春志内信号場跡』に到着。
ベンチもあるし、トイレもトイレットペーパー付の簡易水洗だし、ここは休憩するにも良い感じです。
- 名称 春志内(ハルシナイ)
- アイヌ語 haru-us-nay(ハル ウㇱ ナィ)
- ハル(食料) ウㇱ(多くある) ナィ(沢)
- ウバユリ、行者ニンニクなど山菜が多く群生している沢。(食料を置いていく所だったという説もあり。)
神居古潭到着!
14時26分、本日の目的地である『神居古潭』へ到着~。
旭川八景にも選定されている景勝地です。
- 名称 神居古潭(カムイコタン)
- アイヌ語 kamuy-kotan(カムィ コタン)
- カムィ(神) コタン(村)
- 神の住む場所。神に祈りを捧げて通る場所。
神が住んでいらっしゃるなんて、なんともロマンチックな地名ですが。
神は神でも魔神の住処です( ̄▽ ̄)
古(いにしえ)の伝承の地『神居古潭』
ちなみに、アイヌの人々に伝わる伝承によると、
昔々、この場所には、大きな岩を投げ込んで、往来するアイヌを溺れさせようとした「魔人 ニッネカムイ」が住んでいたそうです。
これを見とがめて、岩をどかそうとしたのが「ヌプリカムイ(山の神)である熊」
さらに「熊(ヌプリカムイ)」に加勢した、通りがかりの「英雄神サマイクル」が見事、魔人を退治する。
・・・という、カムイユーカラ(英雄叙事詩)の舞台になった地だそうです。
その他の伝承の地『神居古潭』
その他にも、心霊スポットとして有名だったり。
沈んだ死体は浮かび上がらない伝説があったり。
チョウザメが住んでいたという話もあったり。
4000万年前の大陸移動の最中、衝突して一つの大きな島になった「西北海道島」と「東北海道島」のちょうど境目だったり。
そんな、ローカルな話題に事欠かない地でもあります。
プチトレッキングが出来るコースもありますので、ぜひお立ち寄り下さいみたいな!?( ̄▽ ̄)
神居古潭出発!
その後、さらに先にある、深川市の「納内」まで足を延ばし、Uターン。→帰途に着きました。
- 名称 納内(オサムナイ)
- アイヌ語 o-sar-un-nay (オ サル ウン ナィ)
- オ(川尻)サル(葦原の)ウン(ある)ナィ(沢)
- 河口に葦原が繁る沢
サイクリング終了!
とりあえず、のんびりではあるが、おおよそ時速15kmで走ってきた計算。
感想としては、兎にも角にも肩とお尻が痛いです。
自転車が体に合っていないのか?
ステムを取り替えるべきなのか??
それとも筋力不足なのか???
ケツパッド付のパンツを買えば解消されるのか????
などなど、思う所はたくさんあり、メンテナンスに関しても不安丸出しという事でw
チャリ旅に関しては、暗雲立ち込める予感。
この先どうなる!?
2019追記
旭川サイクリングロードについて
現在は、旭西橋~江神橋(r98旭川多度志線にかかる橋)の区間が、河川工事の為通行止め(2021年開通予定)
伊納ゲート~旧神居古潭駅舎の区間が、落石危険区間の為通行止め(開通時期未定)
江神橋~春日青少年の家キャンプ場、伊納駅を過ぎた辺りまでは、通行可能。
伊納~神居古潭間は、対岸に渡り、R12沿いの旧国道ルートを利用するようになってます。
現在のワタクシの順位はコチラ。できれば、両方ポチッとして頂けると多々感謝です!^^