潮岬キャンプ場の朝
朝の日射しが辛かろうと思い、せっかく木の影にテントを張ったのですが、今朝はあいにくの曇り空。
昨夜のギャングどもの姿もなく、一人黙々と朝食を取るワタクシ。
・・・と、散歩中と思われる、ジモティのオジサンに声をかけられました。
キャンプ場の近くにお住まいというオジサンは、日々キャンプ場を覗きにくるのが日課。
旅人好きな方のようで、ここで知り合った旅人たちのメッセージをノートにあれこれ収集しているそうです。
ワタクシにも、あれこれ世話を焼いてくれ、このままだと夜道やトンネルは危険だよ!と、反射テープを持ってきてくれたり。
最南端の碑まで案内して頂きながら、写真を撮ってくれたり。
短い朝のひとときでしたが、お世話になりました。m(__)m
本州最南端の地で無料のキャンプ場でもある事から、さぞかしライダーに人気の地だろうと思っていましたが、さもありなん。
ここで越冬する人がいるのも解る気がしました( ̄▽ ̄)
r41潮岬周遊線からR42熊野街道(大辺路)へ
まずは、先程の世話好き地元オジサンおススメの「橋杭岩」にお立ち寄り。
海岸から大島に向かって、約850mに渡り、大小40余りの奇岩が一直線に林立しています。
その規則的な並び方が橋の杭に似ていることから、橋杭岩という名前が付いたそうです。
そして、橋杭岩を通して見る朝日が、これまた、とても美しいと評判らしく、日本の朝日百選や国の名勝天然記念物にも指定されているとの事。
さらに、弘法大師と天邪鬼が一晩で橋をかける賭けをして、一夜にして立てたという伝説も残る、お大師さん好きには堪らない所縁の地でもあるようです。
串本町から那智勝浦町へ
那智勝浦町は、日本屈指のマグロ延縄漁業基地として有名で、生鮮まぐろの水揚高では、勝浦漁港が日本一の量だそうです。
一昨日、川湯のキャンプ場でお会いした、京都兄さんにもここのマグロは一押し!と薦められていたのですが。
まだ午前中で、お腹が減ってないので却下。
マグロはこれまた日本一のマグロの産地、大間に、いつの日かたどり着くまでお預けざんす( ̄▽ ̄)
三重県に突入!
太地町に入り、再度、那智勝浦町へ。
さらに新宮市を抜けて、いよいよ三重県に突入です。
紀宝町に入ったあたりで、またもやエメラルドグリーンな南国的海景色とご対面。

2009/09/09 エメグリな海
緯度が同じ海岸沿いの町は、雰囲気や景色がなんとなく似ている・・・と、常々思っていましたが。(北海道でいうと、留萌と網走みたいな)
この辺りは、昨日感激した白浜町と同じような緯度。
気のせいな確率も99%ほどありますが、似てる説、ホントのとこどうなんでしょ!?
ウミガメの裏事情
三重県に突入して間もなく、道の駅 紀宝町ウミガメ公園にてしばしの休憩です。
まずは、物産館にて購入のみかんじゅーすにて一息。

2009/09/09 11:08 みかんのしずく
三重県産の温州みかんをギュッと丸絞りにした、無添加ストレート100%天然果汁の一品です。
2016年のG7伊勢志摩サミットにて各国の記者にも提供されたんだそう。(※2018調べ)
さらに、道の駅の敷地内には、海亀についての小さな資料館があったので、しばし見学してみました。
まずは、プールで泳ぐ、美味しそうな海亀。

2009/09/09 11:18 ウミガメ公園にて海亀をパチリ。
甲羅を鍋にして、ぶつ切りの亀を煮込むと即席亀鍋の出来上がり!?( ̄▽ ̄)(嘘です)
展示してあった資料によると、「テレビのニュースなどでたまに見かける、子亀の放流」
どうやら、亀にとっては、かなり大迷惑な話らしいです。
理由としては、
- 子亀は、夜に孵化してから10時間が体力の充実している勝負時。
- 人間サマの都合上、昼間に放流され、子亀的にタイムリミットが過ぎている場合が多い。
- よって、せっかく放流されても、すぐに力尽きてしまう子が多い。
・・・という事でした。
勉強になったので、亀募金に少しばかりの寄付をして先を急ぎます。
R42→R311を抜けて、再びR42へ
御浜町、熊野市、尾鷲を北上→紀北町に入り、ようやく道の駅紀伊長島マンボウに到着です。
ここで、マンボウの串焼きを食すのが本日のミッションでしたが、すでに売り切れで残念無念・・・(;´Д`)
(実は土日にしか売っていないそう)
しかし、さすがにお腹も減ったので、海鮮丼で妥協し、ようやくのモグモグタイムです。

2009/09/09 14:52 道の駅紀伊長島マンボウにて海鮮丼
まあ、普通に美味い。
R42→R260をさらに北上
紀北町、大紀町を抜けて南伊勢町へ。
そろそろ午後も遅くなってきたので、今夜の寝床を探さねばなりません。
できれば、明日向かう予定の伊勢神宮になるべく近い所で。
夜道を走る覚悟で、鳥羽のライダーハウスにTELしてみるも、実家に帰っているとの事で休業中。
かといって、寝る為のテントを張るだけの為のキャンプ場で、1000円以上は出したくない。
しばし地図とにらめっこ・・・今夜の寝床は、道の駅伊勢志摩でこっそり瀬降るに決定デス!!(・∀・)
R260→r16南勢磯部線からR167鳥羽道へ
南伊勢町を抜けて、志摩市に突入。日が沈む前に、道の駅伊勢志摩にたどり着く事が出来ました。
なんせ、闇に紛れてコッソリとゲリキャンの予定なので。
道の駅が閉まるのを待っていると、道の駅で働いているらしいオジサンがやってきて、「今日はここに泊まるの?」と話しかけられました。
Σ(・ω・ノ)ノ!!なぜ、バレた!?
そんなわけで、こっそりとテントを張る計画は頓挫しましたが、このオジサンが、これまた良い人で、
「ここだと水もあるし、車が入ってこないから」
・・・と、テントを張るに良い場所を教えてくれたり。
「今の時刻だと、ちょうど良く夕刻時の英虞湾が望めるから」
・・・と、近くの展望台を教えてくれたり。
伊勢志摩ステーションホテル(道の駅伊勢志摩)・・・なかなか素敵な環境です(人´∀`*).。:*+゜゜+*
イセエビとアワビの裏事情
とりあえず、オジサンおススメの展望台へ向かってみます。
展望台から望む英虞湾は、なかなか素敵な景色でした。
ちなみに、オジサンから聞いた話によると、
志摩市の名物である、高級食材の伊勢海老とアワビ。
観光情報の写真では一緒に写っている事も多い両者ですが。
- アワビの旬は初夏~初秋(6~9月)
- 伊勢海老の旬は秋~初春(10~3月)
・・・と、旬の時期がそれぞれ違うので、あれはインチキ写真だとの事でした。
ウミガメの裏事情に引き続き、とても勉強になりました( ̄▽ ̄)
近くのコンビニでツマミとビールを買い込み晩酌→就寝。
走行距離 228km
2018追記
海亀料理について
地球上に生息しているウミガメは、全種が絶滅危惧種で、ワシントン条約により国際取引も規制されているそうです。
海亀→食料ネタにするのは、ちょっと問題アリかなと思いましたが。
なんと!小笠原諸島では、正々堂々とウミガメを食する事が出来るそうで!!
捕獲できるのは、年間135頭までと規制はあるものの~。
亀煮や亀刺し、亀寿司、亀カレー、はたまた、亀の卵使用のクッキーなど、多彩な亀料理を味わう事が出来る様子。
小笠原諸島・・・。東京から1000km、船で24時間(往復5万円)・・・。
さらに、調べてみたら全島キャンプ禁止・・・。( ノД`)
海亀料理、なかなかハードル高いですw
※沖縄県八重山諸島でも食す事ができるそう。
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小笠原の父島と母島に何年か前に行きました。泊まった民宿でウミガメを食べました。民宿の玄関にウミガメが逆さに置いてあり何日かのちに食事に出てきました。煮込みは匂いがあり私は好きになれなかった。刺身は
冷凍にしてあり少し凍っていたが美味かったです。島の食堂では普通に出しているそうです。行かないけどね、
海はすごーーーく綺麗で本当に海底が見えました。景色は良かったけど、島民がね・・・・もう二度と行きません、でも、あやさんなら海に潜ったりして楽しいかも。しかし何処にも差別はあるもんですね。小笠原みたいな
地上の楽園みたいなところにも人間て情けないです。