ライダーハウス福福亭にて起床!
今日も朝から暑いです。
本日は連泊して会津若松観光に勤しみたいと思います!
洗濯してから10時出発。
会津若松市内は、お盆休み真っ只中のせいか、NHK大河ドラマ「八重の桜」ブームのせいか、観光客で激混みです。
ワタクシもテレビは見ていないものの「戊辰の役」や「白虎隊」には興味があった為、会津若松観光と洒落こんでみようかと( ̄▽ ̄)
(昨日の様子はこちら↓↓)
戊辰戦争とは?
- 1868年(慶応4年~明治元年)1月の「鳥羽・伏見の戦い」を皮切りに、15代将軍「徳川慶喜」を擁する「旧幕府軍」と、薩摩藩・長州藩・土佐藩らを中心とする「新政府軍」で争われた一連の戦いの事。
- 旧幕府軍の「ナンバー2」と言われた「会津藩主 松平容保」を討つため、陸奥国(現在の福島県)を舞台におこった戦が「会津戦争」と呼ばれている。
- 1868年の「鳥羽伏見の戦」での敗戦の後、倒幕軍に対し恭順の意を示し、謹慎をしていた会津藩。
- 倒幕軍側は、あくまでも武力で会津藩を討つ事に固執。
- 会津藩以外の東北諸藩は討幕軍に幾度も嘆願書を提出し、平和的な問題解決をと奔走。
しかし、仙台藩に進駐してきた倒幕諸藩兵達。
- 特に長州軍参謀の理不尽な行動に、大人しく従順な東北の人々もついに「義は我にあり!」とブチ切れる。
- 会津藩を助ける為に「奥羽越同盟」を作り対抗!!
上記の事がきっかけとなり、会津戦争の悲劇へと繋がっていくわけです。
その後、戦争に負けて賊軍とされた会津藩士と家族らは、斗南地方(青森と北海道のせたな町付近)へと強制移住→辛苦の日々を送る事になる的な。
以上!戊辰戦争の概略終わり( ̄▽ ̄)
飯盛山入口到着!
そんなわけで10時半『飯盛山』入口に到着。
こちらは戊辰戦争の際に僅か16~17才の少年達が白虎隊士として主君の為に戦って力尽き・・・。
ようやくこの地にたどり着いた後、次々と自決していった場所で、自刃の場所と墓が観光スポットとなっております。
現場に赴く前に、白虎隊についての知識を深めてみようかと!(・∀・)
『白虎隊伝承史学館』に潜入!
まずは、観光案内所にて割引券をゲットし、山の麓にある『白虎隊伝承史学館(250円)』へと向かいます。
- 営業時間 8時半~17時(12月~3月は9時~16時)
- 入場料 大人300円、高校生200円、小中学生150円
- 定休日無し
明治維新における会津藩の立場を5千点の史料で明確に展示、解説する歴史資料館。
『白虎隊伝承史学館』は陳列資料5千点程の私営博物館で、武具や調度品・写真・絵図など、戊辰戦争や白虎隊、新選組にかんする歴史的資料が所狭しと並べられています。
館内の作りは料金並みですが、お値段以上になかなか勉強になりました。
さらっと「白虎隊」についての予習を果たしたところで、いざ『飯盛山』へ!(・∀・)
会津さざえ堂に潜入!
『飯盛山』への鳥居をくぐり、現れたのが国重要文化財の『会津さざえ堂』
- 1796年(寛政8年)建立
- 高さ 16.5m
- 正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」
- 1995年(平成7年)に国重要文化財に指定
- 入場料 大人400円、高校生300円、小中学生200円
会津ささえ堂公式HP→http://www.sazaedo.jp/
六稜三層建てで、内部の西国三十三観音を巡拝する為の階段が、木造建築には珍しい螺旋状のスロープになっているそうで。
また、一度通った所は二度と通らない造りになっていて、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く参拝できる構造との事。
ワタクシも、せっかくだからと400円出して潜入してみました。
観光客大勢で連なって、飾り気の無い一方通行の通路をただ歩くのみで終了。(三十三観音は置いてませんでした)
ショボい!ショボ過ぎるわ~!!(ノ-_-)ノ~┻━┻
あまりにものお粗末さに、ちゃぶ台をひっくり返したくなる事間違いなし!!
白虎隊自刃の地へ!
気を取り直し『白虎隊十九士の墓』と『白虎隊自刃の地』へ。
ここから火の手が上がる『鶴ヶ城』を見て絶望した少年達は、次々と自刃していったそうですが。
どれが城なのかさっぱり??(;´∩`)
ちなみに、怨みを抱えて死んでいった者達の墓を興味本位で撮るのも如何なものかと思いまして。
『白虎隊十九士の墓』の写真は撮ってません。○┓ペコリ
白虎隊記念館へ!
山を降りた後は『白虎隊記念館(320円)』へと向かいます。
- 営業時間 9時~16時
- 入場料 大人400円、高校生300円、小中学生200円
- 定休日 火曜日
昭和31年に会津出身の弁護士、故・早川喜代次氏によって創立された史料館。
白虎隊記念館公式HP→http://www.byakkokinen.com/
こちらもまた、先程の『白虎隊伝承史学館』同様、白虎隊と戊辰戦争関連の私営博物館ですが。
陳列資料15000点と史学館(5000点程)よりワンランクアップな感。
ちなみに館内の資料によると、皇室メンバー秋篠宮家の紀子さんのお祖父さんは会津藩士の子だそうで。
『鶴ヶ城』籠城中に白虎隊と共に戦い、紙凧を上げて城外の味方を励ますなどで有名になり、後に大阪の名市長を勤めたとの事。
その他、アニメ白虎隊伝的な映像資料もあり、そこそこ楽しめました。
会津藩校 日新館に到着!
飯盛山観光が終わった後は、少し離れた場所にある『会津藩校 日新館(500円)』にて〆の観光です。
- 営業時間 9時~17時
- 入場料 大人620円、中高校生500円、小学生450円
- 年中無休
1987年(昭和62年)オープン。戊辰戦争で焼失した藩校を、当時の図面を元に完全復元した施設。
会津藩校 日新館公式HP→https://nisshinkan.jp/
『日新館』とは、より良き人材育成を目的に1803年(享和3年)に設立された学舎だそうで。
『ならぬことはならぬ』という会津魂を育みながら、儒教を中心に医学や天文学までも教えた会津最高学府だったそうです。
ちなみに会津藩では、上下以上の藩士の全ての子弟が10歳になると『日新館』に入学。
15歳までは素読所(小学)に属し、礼法・書学・武術などを学び→素読所を修了した成績優秀者が講釈所(大学)へ進学。
さらに講釈所でも優秀な者には、江戸や他藩への遊学が許され、全国に数ある藩校の中でも屈指の教育機関だったとの事。
こちらは、入口にあった「什の掟」
6歳~9歳までの日新館へ入学する前の子供たちの心得です。
- 一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
- 一、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
- 一、虚言を言ふことはなりませぬ
- 一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
- 一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
- 一、戸外で物を食べてはなりませぬ
- 一、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
そんなわけで、さっそく入館!(・∀・)
会津藩校 日新館に潜入!
まずは、何やら勉学に励んでいる皆様。
素読所で学ぶ書学の教科書は「論語」「大学」などの四書五経に、「孝経」「小学」を加えた計11冊の中国の古典を用いていたとの事。
こちらも勉学中の皆様。
書は大切な武士のたしなみです。
ちなみに『日新館』の総生徒数は1000~1300人程で、授業は朝の8時から始まったそうです。
さらに潜入!
でもって、こちらはお掃除中の皆様。
天球儀を用いて天文学を勉強中のキッズ。
こちらは礼式方での学習風景。
刀剣の受け渡しを学んでいる様子だそうで、片手に懐紙を持ち、相手方に礼を示しているとの事。
その他「膳椀の置き方」から「切腹の作法」に至るまで、武士として必要な作法もみっちりと教え込まれたそうです。
『会津藩校 日新館』は資料数も豊富で、今日廻った中では一番面白かったです(・∀・)
おまけ 儒教における八種+一種の徳
- 仁(じん) 思いやりの心・人を許す心
- 義(ぎ) 正しい筋道を通す義務
- 禮(れい) 礼儀作法・社会生活の秩序・慣習
- 智(ち) 正しい判断力
- 信(しん) 信頼・誠実・嘘を言わない
- 忠(ちゅう) 真心・陰ひなたのない心
- 孝(こう) 親に真心をもって仕える
- 悌(てい) 目上の人を敬う
- 敬(けい) 相手の人格を尊重する
帰りしな、弓道場にて200円で弓の試し射ちもしてみましたが、自分の射的センスの無さに愕然としましたw
ミッション終了!
15時過ぎに『日新館』を出て、途中道に迷いながらも、16時20分に『福福亭』に帰着。
今日の夕餉もアルコールメインです( ̄▽ ̄)
でもって、本日の宿泊ライダーは、福山ナンバーの兄さんと関東から来た三人連れですが。
三人連れの一人、初キャンツーの若い子は、来る途中にこけて、膝がズルムケのかなり悲惨な状態。
マスターの奥さんに病院に運ばれていきました。
ちょっと真面目なお話
『福福亭』の側には大熊町の仮設住宅があり、今日はバイトで来ている仮設住宅にお住まいのお姉さんとも話をさせて頂きました。
お姉さんの大熊町の家は原発から10km圏内にあり、防護服をつけないと入っちゃいけない地域だそうです。
間違いなく、一生帰る事は叶わないだろうと思われるだけに、何と声をかけるべきか・・・自分の至らなさを痛切に実感するワタクシ。
頑張って下さいと言ってはみたが、すでに途方もなく日々の生活を頑張っているのでしょうから。
原発被災者と呼ばれる方に初めて生で出会って、何もお役に立てない事を実感させられた偽善者な夜。
福島や北方領土など帰りたくても帰れない場所、沖縄の帰ってほしくても帰ってくれない場所。
どれもこれもが難しく、解決し難い問題です。
我々、県外の者が出来る事は!?
走行距離 39.4km
- 白虎隊伝承史学館 250円
- 会津さざえ堂 400円
- 白虎隊記念館 320円
- 会津藩 日新館 500円
- 酒、ツマミ 1152円
計2622円
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