ライダーの館くったりにて起床!
寒さで目が覚めました。
いくら換気の為といえ、この季節に網戸で寝るのは大失敗。
早く目覚めたもんですから、早く出立準備も整い、本日はワタクシが一番先に出発です。
昨夜、飲んで頂いた皆様も良い旅を!\(^o^)/
新得町から清水町を抜けて、芽室町へ
r75帯広新得線から、r54東瓜幕芽室線、R38十勝国道、r62豊頃糠内芽室線を経て、まずは「JR芽室駅」へと向かいます。
ここでの任務は、芽室町ご当地グルメ「十勝芽室コーン炒飯」のパンフレットをGETし、どこの店舗に向かうかの情報収集でござーい!
ちなみに芽室町は、「スイートコーンの作付面積、収穫量ともに日本一の町」だそうで。
その名を広く知らしめる為に開発されたのが、芽室産スイートコーンをたっぷりと使用したバター味の炒飯→「十勝芽室コーン炒飯」との事。
十勝芽室コーン炒飯とは!?
参考までに、食いしん坊の皆様の為の「十勝芽室コーン炒飯」についての十ヵ条の定義はこちら↓↓
- 正式名称は十勝芽室コーン炒飯とする。
- 芽室で作ったスイートコーンをたっぷり使う。
- 炒飯の味付けは特製コーンバターを使用する。
- スイートコーンはバター醤油で味付けをし、すべて後載せにする。
- 卵2個を必ず使用し、出来上がりは黄色を意識する。その他の具材については各店自由とする(なるべく芽室産、十勝産の農畜産物を使う)
- お米は北海道産「きらら397」を使用する。
- スイートコーンを使ったスープを付ける。
- 新鮮な野菜サラダを付ける。
- 器は白の丸皿とする。
- 価格は980円以下とする。
※2008年7月17日にご当地グルメデビュー。十勝 新・ご当地グルメの第一号。
以上!!
収穫後、約4時間で風味が損なわれてしまうほど足が早いと言われるスイートコーンを、獲れたての味で提供・・・。
コーン炒飯のためだけに開発された、コーン炒飯専用の特製コーンバター(スイートコーンの粒を丸ごと使用)。
どう転んでも、美味しい予感しかしませんw( ̄▽ ̄)
目的地決定!
「JR芽室駅」でパンフレットをGet→選考段階の時点でまだ10時。
パンフレットを見ると、どこの店も11時半開店と、まだまだ時間には余裕があります。
そして、今日は5時間しか寝てないせいで超ダルく、適当な場所さえあれば、昼寝をする気満々ですw
そんなワタクシが目をつけたのは、コーン炒飯協議会会長さんが腕を奮う、「国民宿舎新嵐山荘」のコーン炒飯。
町から離れた場所ですが、コロボックル居住伝説が残る地にあり、近くには芽室遺産の展望台もあるようです。
時間潰しにはぴったり!(・∀・)
r62~r317中美生芽室線を抜けて、r55清水大樹線へ
10時半前には、芽室遺産である「新嵐山スカイパーク展望台」に到着。
この近辺は、コロポックルの伝説が色濃く残る土地だそうで、芽室町の郷土史によると。
昔、この一帯では、コロポックルと呼ばれる小人族が居住し、「降雨や日差しが強い時はフキの下で休み、お腹が減ると狩りをし、満腹になると寝る」というような平和で優雅な暮らしを送っていたとの事。
そんなある時、身の丈6尺(約182cm)余り、眼光鋭く、頭髪の多い猛虎のような異民族に襲撃され、両族の間で激しい戦いが繰り広げられたのち、結果的には滅ぼされてしまった・・・と言い伝えられているそうです。
ちなみに、先日訪れた深川市でも、コロポックルにまつわる伝説を垣間見てきたばかりなので参考までに( ̄▽ ̄)↓↓
閑話休題。
肝心要の「新嵐山スカイパーク展望台」ですが、展望台からの眺望は「芽室遺産」に選定されているそうで。(2006年3月に芽室遺産に選定)
眼下に拡がる十勝平野をぐるりと一望、見晴らしも上々です。
展望台に上ったり、写真を撮ったりと、一通り満喫した後は、備え付けのベンチにて、小一時間程仮眠。
ダルさ若干解消。( ̄▽ ̄)
いざ、十勝芽室コーン炒飯実食!
昼寝の後は「国民宿舎新嵐山荘」へ移動し、2Fにあるレストラン「コロポックル」へと赴きます。
エントランスでは、ドーンとコロポックルがお出迎えです。
そして、大本命の「十勝芽室コーン炒飯」のご登場~。
ご飯の上には、今が旬のスイートコーンがどっさりで、甘口ジューシー。
炒飯自体の味付けは少々濃いめですが、慣れれば、なかなか美味しいです。
付け合わせの十勝産マチルダ(馬鈴薯の一種)のポテトフライもホクホクとしてウマー(゚д゚)
スイートコーンの冷製コーンスープもウマー(゚д゚)
総合的に満足出来ました(・∀・)
欲を言えば、パンフレットの紹介にも載っていた自家製ビクルス、あれは何処にある?
品切れなのか、付け忘れなのか・・・嘘・大袈裟・紛らわしい、ジャロってなんジャロな気分も無きにしもあらず(´Д`)
芽室町から帯広市を抜けて、中札内村へ
お腹も満たされたので、そのままr55を南下します。
お次は「道の駅 なかさつない」に併設されている「豆畑拓男さんの邸宅(通称“ビーンズ邸”、正式名称は“豆資料館”)」を拝見しにお立ち寄りしてみました。
(ちなみに、豆畑拓男さんは34才の豆研究家で、趣味は秘境探検・旅行・釣り。現在はフランス人のミッシェルと同棲中だそうです)
ビーンズ邸内部は、これがまあ、雑誌にも出てきそうな可愛らしい洋風のお家でして。
拓男さんの趣味の家具に囲まれながら、豆についてのマメ知識があれこれ学べて地味に楽しかったデス( ̄▽ ̄)
無料だし、思わず気を失ってしまいそうになるフカフカなソファーもあるしで、立ち寄り処として良い感じかと。
その後「道の駅 なかさつない」の売店にて、第39回日本農業賞特別賞を受賞した「農協枝豆コロッケ(150円)」を購入。
(食べた頃には冷えていたので味はフツー。やはりコロッケは出来たてに限る)
さらに「中札内産十勝野ポークと行者ニンニクのフランクフルト(200円)」も購入。
今夜の晩酌のツマミも揃えたところで、この地でのミッションは終了~!(・∀・)
r55~R236広尾国道を北上!
中札内村を抜けて、帯広市に入り、今夜の宿泊予定地「大正カニの家」へと向かいます。
有名なわりに寄った事がないので、一度は試してみようという魂胆です。
昨夜、「ライダーの館くったり」でご一緒した椎橋さんは、「数年前に泊まったけど、管理のオヤジがうざくて合わなかった」と仰っていましたが・・・。
さて、どうなるワタクシ!?
独裁国家を作ろう!
道中、幸福駅をチラ見しつつ、コンビニで酒を購入しつつ、今夜の寝場所「大正カニの家」に到着です。
中に入ると、若い男の子多数にオヤジ数人、それなりに人は集まっておりましたが、如何せん室内禁酒。
野外ででも飲む!という、根っからの呑んべはいらっしゃらないご様子だったので~。
ワタクシによるワタクシの為の独裁国家を建国し!ラジオを友に一人酒のスタートザンス!!(/・ω・)/
そのうち、隣のテーブルで「推定年齢40才の男性」が飲み始めたので、声をかけて独裁国家に吸収合併。
「推定年齢40才の男性」は、群馬県からいらっしゃった30代の男性で、愛機は先日発売されたスーパーカブ110との事。
「世間では義賊と言われている国定忠治は、実はマジで悪い人だったんだよ」と、ジモティーならではお話も聞かせて頂き、勉強になりました。○┓ペコリ
そうこうするうちに、着いた時から騒々しくて、チョットナー( -_-)という印象の「推定50代の関西人のオッサン」がやってきて、仲間に入れてほしそうな素振り・・・→しかたなく併合。
「推定50代の関西人のオッサン」は「大正カニの家」沈没中で、今日で3泊目。
妻に浮気され離婚→傷心で旅をしているとの事。
人生いろいろですが、図々しく、人の酒を飲むのはやめろ。
排気量90cc以上とオヤジに奢る趣味はないわ(;-_-+
意外な再会!
宴もたけなわになった頃、また一人、ライダーが到着しました。
通りかかったのでとりあえず挨拶をしてみると、「昨日の昼間、富良野で会いませんでしたか~」と意外な言葉。
灯りで照らしてみると、「山辺のバス」でお会いした麦わら帽子を積んだライダー君じゃないっすか~。
(ちなみに、昨日の様子はこちら↓↓)
しかし確か、旭川方面へ向かったはずでわ??(・・?)
まあいいや、酒は呑めるという事だったので、コンビニにお使いに行ってもらい→宴会再開。
苦節数時間、ワタクシの私設国家は、ようやく4人の村に成長デス(ノд<。)゜。
宴は続くよ、どこまでも!
そんなわけで、お使いから戻ってきた麦わら帽子のライダー→ゆーすけさん(from東京)も交えて、更なる宴会開始です。
ゆーすけさんは、昨日、富良野で別れた後→旭川に無事到着→今度はR39経由で三国峠越えて→今に至るとの事。
要は、大雪山国立公園の周囲をグルっと周遊されてきたという事ですな!納得!!( ̄▽ ̄)
初めはラジオ相手の一人酒で、どうなる事かと思いましたが、驚き桃の木山椒の木、終わり良ければ全て良しという感じで。
楽しく呑めて余は満足じゃ。なんちて(・∀・)ノ
走行距離 104km
2009年追記
国民宿舎新嵐山荘~レストラン コロポックルについて
- 営業時間 11時半~14時半(Loは14時)、17時~20時半(Loは20時)
(2019時点の「十勝芽室コーン炒飯」の料金は880円)
日帰り入浴施設も併設
- 営業時間 10時半~21時半(21時最終受付)
- 入浴料 大人270円、小人140円
さらに、オートキャンプ場も隣接していましたが、2016年の台風10号の影響により閉鎖中との事。
豆資料館(ビーンズ邸)について
- 開館時間 9時~17時
- 入館料 無料
- 休館日 月曜日(4月~11月は無休)、年末年始
建物自体は、旧馬鈴薯原原種農場の事務所として1952年(昭和27年)に建設されたもの。
2005年(平成17年)に移築・修復され、中札内村の代表的な農作物である豆類について紹介する資料館として利用されているそうです。
館内は、豆をこよなく愛する架空の人物「ビーンズ氏」の家という設定で、家の中をめぐりながら、豆に親しみ、豆に関する様々な資料を見学することができる施設。
大正カニの家について
- 開設期間 6月初旬~9月末くらい
- 利用料 無料(連泊は3泊まで)
- 19時から管理人の点呼(身分証明書確認等)
- 館内では禁酒・禁煙・火器使用禁止
- 門限は22時、消灯は23時(時間厳守)
- 男女別相部屋(寝袋必要)、シャワー無料、近くにコンビニ有り
- 徒歩、自転車、自動二輪旅行者のみ宿泊可。
帯広市が運営している無料宿泊施設で、元々はカニ族が宿泊する臨時宿泊所として、昭和46年に設置された歴史あるライハ。
(現在のカニの家は、平成13年5月にオープン)
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