キャンプ場出発!

今日こそは風呂に入りたい・・・。

昨夜は、温泉街近くに泊まっていながらも、酒の誘いに抗しきれず入らず仕舞い。

自業自得なれど、切実なる願いです。

昨夜の京都兄さんと世間話をしていた為、出発は9時とかなり遅れ気味。

鍋に、和歌山名物のめはり寿司と色々とご馳走になりました~!あざーす!!(・∀・)


r241静川請川線~R311熊野街道を抜け、R168十津川街道へ

本日最初のミッションは、熊野三山の一つ、全国に3000あるといわれる熊野神社の総本宮、熊野本宮大社への蟻の熊野詣です。

ちなみに熊野一帯は、有史以前からの自然信仰の聖地であり、平安時代には皇室や貴族、室町時代以降は武士や庶民と、広く参詣されるようになっていったとの事。

「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも、”熊野古道””那智の滝””熊野三山”は「わざわざ旅行する価値がある」三つ星として掲載されているそうです。


そんなわけで、熊野本宮大社に到着。

2009/09/08 09:50 熊野本宮大社に到着!

駐車場からの道中、ここは、古道を歩いてたどり着かないと意味がないな~と思いながらの参詣です。

四国遍路もそうですが、やはり、悠久の歴史を感じたいのであれば、徒歩に限る!

観光案内の冊子でも、熊野古道の紹介がされていましたが、なかなか趣のある山道・・・。

いつか、王子巡礼の旅をしてみたいです( ̄▽ ̄)

境内では、サッカーファン向けと思われる、八咫烏グッズなども売っていましたが興味ないので素通りで。

R168~R311に戻り、西へ!

熊野古道のメインルート、中辺路がR311に平行して走り、王子(神社)も点在。

少し脇に入るだけで、古来からの歩き道の雰囲気を味わう事も可能です。


とりあえず、昔、熊野古道を旅する人が、喉を潤すために立ち寄った「野中の清水」に寄り道しつつ・・・。

(古来一度も枯れたことのない湧水で、日本名水百選のひとつに選ばれているそう。)

2009/09/08 11:04 野中の清水なう!

本日のランチ。

2009/09/08 11:33 道中でランチ。棒寿司?

さらに、紀州道成寺に伝わる、「安珍と清姫の物語」で有名な「清姫の墓」などチラ見しつつ・・・。

2009/09/08 12:26 清姫淵を望む

敢然として、本日の第二ミッションである、風呂を目指します!!( ̄▽ ̄)


R311~r31田辺白浜線を抜けて、r34白浜温泉線へ

田辺市から、上富田町を抜けて、白浜町に入ります。

白浜町と言えば、日本三古湯の一つとも呼ばれる南紀白浜温泉!

ドラッグストアの入浴剤コーナーでも見かけるくらいの著名な温泉地です。

とにもかくにも、海の色に感嘆!

エメラルドグリーンと濃紺のコントラストが素晴らしく、リゾート感たっぷりです。

適当なキャンプ場でもあれば一泊したいくらいですが、なにはともあれ風呂ざんす(;´Д`)

白浜には、「崎の湯」という目の前が海!という、とっても気になる露天風呂があったのですが、それだと髪も体も洗えません。

泣く泣く銭湯へ・・・。( ノД`)

ここも温泉、愚痴は言うまい。

※記録には無いが、たぶん松乃湯(大人300円)に行ったかと思われます。

r34→r212栄岩崎線を経て、R42熊野街道(大辺路)へ

白浜町を抜けて、すさみ町に入ります。

2009/09/08 16:34 すさみ町に突入!

道中、ネーミングに惹かれ、「道の駅イノブータンランドすさみ」にお立ち寄り~。

こちらのイノブータンランドは、イノブタ大王が治める王国ですが。

2009/09/08 16:58 イノブータン王国の大王とキララ王妃

ブータン王国関係者から苦情がくる恐れありと、外務省から直々の注意勧告を受けたそうで、通称はイブ王国との事。

現在、イノブータン大王様はツチノコをご所望らしく。(※2009年当時)

生け捕り100万円、死体50万円、脱け殻30万円の懸賞金をかけてのWANTEDもやってます。

2009/09/08 16:57 ツチノコWANTED!!

イノブータンランド、なかなかあなどれません( ̄▽ ̄)


本日の寝場所はこちら!

R42→r41潮岬周遊線へ。

すさみ町を抜けて、串本町に入ります。

陽も落ちる頃、ようやく本州最南端、潮岬へ到着する事が出来ました。

ここ潮岬は、無料のキャンプ場併設で、本日の利用客は遠く離れた所にファミキャン一組・・・。

干渉しようがない距離なので、実質、貸し切りといっても過言ではありませんw


とりあえず、テーブルとイスなど揃う好環境にテントを設営。

そんでもって、昨夜、京都兄さんからご馳走してもらった鍋がいたく気に入ってしまったので。

ワタクシも、ぽん酢なんかを買い込みまして!

本日の夕食は、豆腐、えのき、豚肉が入った鍋もどきザンスー\(^o^)/


そして、客人現る

実質貸し切り状態のテントサイトにて晩餐していると、突如として黒猫一匹とタヌキ三匹が現れました。

何気に観察してみると、黒猫VSタヌキ軍団という確執があるようで、両者共に相当に仲が悪いご様子。

犬猿の仲ならぬ猫狸の仲!?

はたまた、猫とタヌキの化かし合い!?

ささやかな灯りの下、一人晩餐するワタクシと、周囲の暗闇の中で繰り広げられる猫とタヌキの攻防戦・・・。

下手すると、孤独な夜を過ごすところでしたが、奴らのおかげでワタクシもスリリングなひとときを味わう事ができました。

適当に飲み食いして就寝。

走行距離  126km

2018追記

安珍と清姫の物語について

  • 思いを寄せた僧の安珍に裏切られた、少女の清姫が激怒のあまり蛇に変化し、安珍を追跡。
  • 道成寺の鐘に逃げ込んだ安珍を、鐘ごと焼き殺す。

・・・という、能や歌舞伎、わらべ歌にもなっている有名な伝説ですが。

異説としては、

  • 安珍が、鉱山経営者である清姫から鉱床秘図を借りたまま返さず。
  • 怒った清姫や配下の鉱山労働者達が安珍を追い詰めた。

・・・という話もあるそうです。

お大師さんと水銀鉱脈の関係や、山伏、修験者は金属鉱脈の探鉱者だった説などもあるくらいですから、これもまた興味深いお話です( ̄▽ ̄)

崎の湯について

  • 入浴料 500円
  • 営業時間 4~6月と9月は8時~18時、7~8月は7時~19時、10~3月は8~17時
  • 定休日無し、有料コインロッカー、自販機有り。
  • 風呂の湯が海に流れるため、シャンプー・リンス・石鹸などは使用禁止。

約1400年前の飛鳥・奈良朝の頃から知られ、日本書紀や万葉集にも記されている「崎の湯」(その頃は牟婁温湯と呼ばれていたそう)

道後温泉・有馬温泉と並んで、日本最古の三湯の一つとされているそうです。

入っておけば良かったとつくづく・・・(;´Д`)

※2018年11月の情報では、台風24号の被害により休業中との事。(白浜町HP参照)

道の駅イノブータンランドすさみについて

  • 1995年4月 道の駅登録。
  • 2015年8月 紀勢自動車道延伸により利用客が激減。
  • 2015年9月 売店を閉店。
  • 2016年2月 イノブータン城も休業。
  • 2016年8月 道の駅として再開。

イノブータン大王様とキララ王妃様は、2015年9月に開駅した「道の駅すさみ」に出張中。

潮岬キャンプ場について

  • 通常は無料
  • GWとシルバーウィーク、7月中旬~8/17までは1泊600円。
  • 水洗トイレ、風呂(サンゴの湯)まで7km。(410円、11〜21時、月曜休)
  • 冬場は中頓別のあの方が定住。(メイビー)

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